2016年五輪、オーストラリア選手団、選手村入居を承諾

設備の劣悪な宿舎と拒否していたが、「進歩あり」と称賛

 8月5日の2016年リオ・デ・ジャネイロ・オリンピック大会開会まで2週間足らずに迫り、選手村の宿舎があまりにもひどい劣悪な設備として入居を拒否していたオーストラリア選手団は、キティ・チラー選手団長が、「改修に進歩があった」として、27日(現地時間)に選手村に入居することを承諾した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 選手団は、「水道配管工事がいい加減で水が壁をつたって漏れている。また、電気配線がむき出しになっており、危険。しかもセキュリティが不十分」などとして、入居を拒否していたもの。

 26日の報道では、チラー団長は、「未完了だった選手村宿舎の工事が一気に進んだ。27日には全員が宿舎に入れる見込みだ」と語っている。

 先週、チラー団長は、「チームは宿舎をチェックして200箇所もの問題点を見つけた。しかし、今では問題も一桁におさまっている」と語っている。また、入居前に選手団が宿舎の清掃費を立て替え、少しは住めるようになったが、主催者側とは立て替え分の返済についてまだ話がついていないと語っている。

 エデュアルド・パエス・リオ・デ・ジャネイロ市長は、宿舎の問題は善処すると発表していたが、「オーストラリア選手団の宿舎の前にはカンガルーを置いて里心を満足させてやる」と発言するなどして、オーストラリア選手団の気分をいらだたせた。しかし、チラー団長は、「入居式で市長から宿舎のカギを受け取る。過去2年間、私はオリンピック大会は6回目だが、リオの宿舎が最高だと言い続けていた。これでようやくその通りになる」と語っている。

 しかし、7月25日、アルゼンチン・オリンピック委員会のヘラルド・ウェルテイン委員長は、「選手村のアパートの5階の仕上がりに問題がある。アルゼンチン選手団は選手村の外に宿舎を予約した」と発表している。

 リオ・デ・ジャネイロ・オリンピックは、漕艇などの会場になる湾の水質汚染問題があり、さらには先に入って訓練していたオーストラリア女子選手が訓練帰りに襲われ、リオの治安の悪さを痛感させた。また、会場などの工事の遅れやずさん工事も問題になっていた。
■ソース
Rio 2016: Australia to move in to Olympic Village on Wednesday as Kitty Chiller hails progress

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