【シドニー虹色通信】「東北六魂祭」が今後も継続

東日本大震災・被災地を想う シドニー虹色通信

プロフィル◎JCSシドニー・レインボー・ステイ・プロジェクト
2011年3月11日東日本大震災発生の年、被災児童を支援する目的でシドニーで発足した保養プロジェクト。毎年夏休み期間中に、10人の小中高校生を東北からシドニーにホーム・ステイ招待している。また毎年3月11日前後には、震災復興支援とファンド・レージングの目的で「3.11震災復興支援イベント」を開催している。シドニー日本クラブ(JCS)傘下団体。
www.jcsrainbow.com

文:Yukiko Salisbury(プロジェクト代表)

第13回 「東北六魂祭」が今後も継続

東北6県の各県庁所在地で行われる「東北六大夏祭り」が一堂に集結し、東北一丸となって震災からの早期復興や被災地の“元気”を国内外に広くアピールする「東北六魂祭2016青森」が、今年も開催されました。

東北六魂祭は「東日本大震災の鎮魂と復興」をテーマに、2011年から各県持ち回りで開催。今年、青森県で一巡した後に終了する予定でしたが、今後も継続されることになりました。

「東北六大夏祭り」は、それぞれの祭りが昔から8月上旬に開催されるため、同時期に全てを見るのは無理でした。それらを一堂に集めて催行する「東北六魂祭」は、6つの祭り全てを見られることから、全国に東北の活性エネルギーを発信する一大祭りとして定着してきていました。

毎年盛り上がりを見せる東北六魂祭
毎年盛り上がりを見せる東北六魂祭

今年、青森で開催された東北六魂祭も、各メディアが大々的に報道し、さまざまな著名人が飛び入りで参加しました。復興がまだまだ進んでいないことや、被災地では観光客が減少していることなどから、祭り実行委員会では、県庁所在地6市長が出席し今後の方向性について協議しました。今年で一巡となる青森県開催以降も、実行委員会の存続を提案し、その上で後継イベントの検討を進めることに各市長が合意したのです。

仙台市の奥山恵美子市長は「6市共同のプロジェクトとして続けたい。具体化はまだだが、来年開催となればぜひ仙台でとの思いはある」と話し、盛岡市の谷藤裕明市長は「何らかの形で続けることには賛成」と述べ、秋田市の穂積志市長は「来年、仙台で開催となればぜひ協力したい」と満場一致で継続が決定しました。

これは、日本の盛大な1イベントとして定着すべきでしょう。被災した現地でも「東北六魂祭」は、ぜひ続けて欲しいと多くの人が切願していただけに、とても喜ばしいことと思います。あの東日本大震災で2万人を越す犠牲になられた魂を今後も鎮魂でき、復興にも弾みが付きます。

他県に比べて被災地の観光客は減少しています。この「東北六魂祭」開催により被災地に少しでも多くの人びとが訪れることを願っています。

今年は日本政府も「東北観光復興元年」と称し、オリンピック開催の20年までには東北の観光客を3倍に増やす計画を明らかにしました。レインボー・プロジェクトでも、今年8月開催のサムライ・プロジェクトを皮切りに、今後は保養の中にも東北観光や伝統文化アピールの要素を取り入れた、新しいプロジェクトを展開する方向で考えています。

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