「香」で心身を清める

「ラスト陰陽師」橋本京明が、毎日を笑顔で過ごせる開運方法を指南!
 

第21回 「香」で心身を清める

ストレスの多い現代社会、皆さんはどのような方法で心の平穏を保っていますか? 西洋ではアロマ・オイル(精油)を使って部屋の香りを楽しんだり、バス・タイムに利用している人も多いでしょう。

元来、精油または精油の芳香や植物に由来する芳香を用いて、病気や外傷の治療、病気の予防に用いられていたものですが、現代では心身の健康やリラクゼーション、ストレスの解消などを目的としても多く使用されています。

日本では近年、お香を部屋で焚いてリラックス・タイムを楽しむ方人が増えています。お香の起源は、西アジア最東端のヒンドゥークシュ山脈の付近・パミール高原に発すると言われ、その後インドに伝わりました。紀元前5世紀後半、「釈迦」によって仏教が興ると、焼香としての「香」が盛んになり、仏教の伝播とともにお香は中国を含め世界各地へ伝わっていきました。

「香」が日本で用いられるようになったのは、仏教伝来のころと考えられています。さまざまな仏教儀礼とともに香もまた、大陸から伝えられました。当時は、主に仏前を浄め、邪気を払う「供香(そなえこう)」として用いられ、宗教的な意味合いが強いものでした。

平安時代になると、貴族たちは仏のための供香だけでなく、日常生活の中でも香りを楽しむようになりました。香料を複雑に練り合わせ、香気を楽しむ「薫物」が貴族の生活の中でさかんに使われるようになります。貴族たちは自ら調合した薫物を炭火でくゆらせ、部屋や衣服への「移り香」を楽しみました。

葬儀での「香典」も元々は仏前に香(お線香)を供えることを意味していました。このようにお香は日本における長い歴史の中で、さまざまな形で時代の移り変わりとともに根付いてきました。仏事に利用されているイメージも強いお香ですが、実は平安時代から香りを楽しむ用途で使われていたのです。

現代では煙の少ないお香など、時代に合った香りや用途のものが売られています。毎日の暮らしに誰でも簡単に取り入れることができるので、機会があれば清浄効果とリラックス効果のあるお香を、ぜひ試してみてください。


☆プロフィル
著者・橋本京明◎神官の家系に生まれ、幼いころから念視・予知、霊感・霊体験をし、小学2年生で四柱推命、紫微斗数、奇門遁甲などの占いを学び始める。その後、数々の寺院で修行。高校卒業後は会社に勤めながら占いの個人鑑定を開始し、2008年に独立。「ラスト陰陽師」としてメディアにも多数出演。現在は東京都にオフィスを構え、個人鑑定を行っている。

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る