サクラホテル/ホステル「人に優しく」

サクラホテル/ホステル、サクラハウス

世界中から毎年約110カ国籍のゲストが訪れるという、東京のサクラホテル。ここでは毎日国際色豊かな光景が広がっている。そこで本コラムでは、このサクラホテルのスタッフたちが、ユニークなゲストたちやエピソードをご紹介。

サクラホテルとは?
「世界中の人々が出会い、お互いに理解し合う場を作りたい」をモットーに、創業以来、海外からのゲストに東京での滞在先を提供。姉妹会社のサクラハウスでは、中長期滞在の人向けにドミトリー、シェア・ハウス、アパートなども案内している。

人に優しく

私は、ワーキング・ホリデーで2年間オーストラリアに行っていました。オーストラリアは毎年F1グランプリの開幕戦の開催地となっていて、そのレースを現地で見たかったこともあり、メルボルンに行くことにしました。

事前にマルタという国で語学留学をしていたので多少英語に自信があり、渡豪前は住居も仕事もすぐ見つかるだろうと高をくくっていました。しかし、現地に到着すると今まで勉強していた英語とオーストラリア英語の違いや文化の違いに驚きました。

中でも、ホステルに泊まる際にボンドと呼ばれる保証金が必要なことは一番の驚きでした。そもそも、その仕組みが分からず当然のようにホステルのスタッフに尋ねると「そんなことも分からないのか」と言われ頭にきた記憶もあります。

バンダバーグのファームで仕事をした仲間たちと
バンダバーグのファームで仕事をした仲間たちと

ただ、中には親切にしてくれるスタッフもいて、オーストラリアでよく使われるあいさつや現地での仕事の見つけ方、セカンド・ビザ取得のために必要なファーム・ジョブについて相談に乗ってもらいました。

そのファーム・ジョブの相談で紹介されたのが「バンダバーグ」という街。当時の私は疑り深く「本当に大丈夫か」という気持ちからインターネットでファームの情報を調べ、悪評のみをうのみにしてホステルのスタッフに詰め寄りもしました。しかし、結局そこで働いた経験のあるホステルのスタッフにバンダバーグのホステルを紹介してもらいファーム・ジョブを始めることになりました。

一部では悪質なファームもありますが、やはりインターネットの情報のみをうのみにするより、現地で働いて生活していた人の話を聞くことがいかに重要なのかを改めて実感しました。

そうしてセカンド・ビザを取得してからは、テニスの全豪オープンやF1グランプリ開幕シーズンのためにメルボルンに戻り、仕事をしながらオーストラリア生活を満喫しました。そして、日本帰国後の就職を考えた時に、オーストラリア初心者の自分にいろいろと優しく教えてくれたホステルの従業員を思い出しました。自分も優しく親切に海外から来る旅行者や長期滞在の外国人に日本の文化や観光スポットなど、滞在中のアドバイスやお手伝いができたらと思い現在の仕事に臨んでいます。
竹原一弥(サクラホテル幡ヶ谷)

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