進化するメルボルンのカフェは「大型系」がトレンド/それでも恋するメルボルン

それでも するメルボルン

進化するメルボルンのカフェは「大型系」がトレンド

メルボルンのサザンクロス駅周辺は長らくカフェの不毛地帯だった。空港行きのリムジン・バスを待つ間、エティハド・スタジアムでの観戦やコンサートの前後にゆっくりと飲食出来るお店が少なく、私はそれが不満だった。おそらく私だけではない、多くの人がそう思っていたこのエリアに去年、大空間でおしゃれなカフェ「Higher Ground」が登場した。

木曜〜土曜日は夜11時まで営業、ワインやカクテルなどが楽しめる
木曜〜土曜日は夜11時まで営業、ワインやカクテルなどが楽しめる

同駅のリムジン・バス・ターミナルから徒歩5分ほど、古い趣のある19世紀に建てられた元発電所をリノベーションしたカフェは、瞬く間に人気となり「Café of the Year 2016」にも選ばれた。天井まで15メートルはある大空間を生かした店内は、1階と2階にテーブル席、3階はバー・カウンターを併設したラウンジになっていて、ゆったりとしたスペースに大型ソファーが置かれた空間は、何とも贅沢だ。

ミーティングや仕事をしている人も居れば、食事を楽しむ人も居る。緑が溢れる多目的な空間は今までのカフェの概念を外れていて、まるで高級ホテルのラウンジに居るようだ。

メルボルンと言えば、路地裏に集まる小さいカフェや、こぢんまりとしたお店でこだわりの1杯を頂くのが魅力の1つだが、このカフェは「自分の好きな時間に、それぞれの目的で巨大空間を楽しむ」という新しいトレンドの発信源となっている。

それもそのはず、メルボルンを代表する人気カフェ「Top Paddock」や「The Kettle Black」などを手掛けた敏腕経営グループが「カフェでもなく、レストランでもなく、人びとが朝から晩まで入れる場所」をイメージして作ったそうだ。

ランチ・メニューはカフェの定番「エッグ・ベネディクト」や「リコッタ・ホットケーキ」などがあり、独自のロースター「Square One」の豆を使った味わい深い1杯が楽しめる。一方、ディナー・メニューにはお酒に合うタパス系の食事が並ぶ。また、メニューには「MISO」など、日本の食材を使っているのもうれしいところ。

日本からの来客に「メルボルンのカフェに行きたい」と言われれば、サザンクロス駅から直行で行けるこの距離もお薦めカフェとしてピッタリだ。

この街の豊かなカフェ文化とトレンドを体験出来る場所として、ぜひ皆さんのリストにも入れて欲しい。

■「Higher Ground」
650 Little Bourke St., Melbourne VIC
営業時間:月〜金7AM〜4PM、土・日・祝8AM〜4PM
Web: www.highergroundmelbourne.com.au

泣いたり、笑ったり、怒ったり、異国で暮らす毎日はいろんなことがあるけれど、日々発見することがたくさん。「この街に恋するように暮らしたい」がモットーの2児のママ・エディターが綴る、メルボルンのライフスタイル、美味しいもの情報。(文=大木和香)

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る