地元ギリシャ人推薦、激うまスブラキを訪ねて/それでも恋するメルボルン

それでも するメルボルン

地元ギリシャ人推薦、激うまスブラキを訪ねて

先日の夏日、メルボルンきってのグリーク・タウンであるオークリー(Oakleigh)へ出掛けた。道いっぱいにテーブル席が並び、ギリシャ語の新聞を読む老人や、ギリシャ語で会話に興じる人であふれ、きっと夏のアテネはこんな感じなのだろうと想像を掻き立てる。本日目指すのは、最高にうまいスブラキだ。

スブラキは串焼き肉をピタパンに挟み、ヨーグルト・ソースなどをかけて食べるギリシャの国民食。メルボルンはギリシャ国外で最もギリシャ人が多く住む都市で、レストランも多いが、「カリメラ・スブラキ・アート」は、ギリシャ系オーストラリア人が太鼓判を押すお店だ。

メニューはとてもシンプルで、「イロス・ポーク(Gyros Pork)」「イロス・チキン(Gyros Chicken)」「スキュワー・ポーク/チキン(Skewer Port/Chicken)」「ラム・ケバブ(Lamb Kebab)」の4種類から、スブラキかプラッターのどちらかを選ぶ。イロス(Gyros)は肉の薄切りを何層にも重ねた巨大な肉の塊を串に刺し、焼けた部分からナイフを使って削ぎ落としていく料理だ。国によってケバブ(Kebab)、シャワルマ(Shawarma)と呼び方は違うが、ほぼ同じ料理のことを指す。

今まで食べたスブラキは何だったのか? と思わせる、全てが納得のおいしさ
今まで食べたスブラキは何だったのか? と思わせる、全てが納得のおいしさ

ここのお店の自慢は、肉の質の高さだ。肉は丁寧に火を通され、オーダーされてから削ぎ切りにする。ジューシーで香ばしい肉を柔らかく焼いたピタパンで挟み、レタス、玉ねぎ、グリーク・ヨーグルトを使ったタジキ(Tzatziki)を入れて巻く。そして、仕上げにチップス(フライド・ポテト)を数本入れるのが、本場の味だそうだ。チップスにはスモーク・パプリカがかかっていて、そのスモーキーな風味も良く合う。良質の油を使い、頻繁に取り換えているのだろう、このお店のチップスは驚くほど軽い。サイド・デッシュとしてボールいっぱいに入ったチップスを頼む人もいて、こちらのチップスにはドライ・オレガノが使われ、さっぱりとしたハーブが香ばしさを引き立てている。

昨年は「ニューヨーク・タイムズ」誌のフード記者が訪れ、「こんなにおいしいイロス・ポークを食べたのは初めて」と記事を書いている。世界を食べ歩く食の批評家も、ギリシャ人も納得の味をぜひどうぞ。

■「Kalimera Souvlaki Art」
住所:41 Chester St., Oakleigh VIC
営業時間:日~木11AM~9PM、金・土11AM~10PM
Tel: (03)9939-3912

泣いたり、笑ったり、怒ったり、異国で暮らす毎日はいろんなことがあるけれど、日々発見することがたくさん。「この街に恋するように暮らしたい」がモットーの2児のママ・エディターが綴る、メルボルンのライフスタイル、美味しいもの情報。(文=大木和香)

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