シドニーでフィジーの文化を体験

ヨーロッパにアジア、中東など世界各国の人々が暮らす国際色豊かなシドニー。シドニーの街角でプチ旅行気分を味わってみよう。

シドニーで世界を旅しよう!
   vol.3 フィジー共和国(後編)

フィジーの魅力とは?


©Tourism Fiji

 碧々とした海と年間を通じて温暖な気候が魅力のフィジー。 前回に引き続きフィジー・コミュニティーを取り上げる。
 フィジーは観光業が主要産業のため、宿泊を安くすませて遊びにお金と時間を費やしたいバックパッカー向けのホステルからプライベート・ビーチで快適に過ごせるラグジュアリーなリゾートまで目的に合わせて選べる宿泊施設がそろう。女性ならココナッツ・オイルやトロピカル・フルーツを原料に用いたスパ・トリートメント、男性なら初心者からベテラン・プレーヤーまでを飽きさせないゴルフなど余暇を彩る娯楽を楽しみたい。
 フィジー・ドルが0.59豪ドル、54円(2013年現在)という物価も旅行者にとっては大きな魅力といえるだろう。また、フィジー語とヒンズー語に加え、英語も公用語となっている。

フィジーを感じよう! in Blacktown and Granville

 フィジー系移民の歴史は19世紀末まで遡る。1970年のイギリス領独立直後より移民の数は増え続け、現在はオーストラリア全土に5万人以上の人々が暮らしている。そのうち半数以上がNSW州に集中しており、リバプール、ブラックタウン、グランビルなどのエリアでは日常的にフィジー語が聞こえてくるほど。
 取材に快く応じてくれたラムさんもナイドゥさん夫妻も、企画に協力してくれた在オーストラリア・フィジー総領事館のオノリーナさんも、フィジーの方々はたいへんフレンドリー。人々の温かさに触れたなら、あなたもきっとフィジーの虜になってしまうはずだ。


Cat Holloway, diver and schooling trevally©Tourism Fiji

McLennancTourism Fiji

 
 

Caffee Rosa

「ラムさんのバター・チキンカレー」($16.90)、「ベジタリアン・チョプスイ」($13.90)。トマトの酸味が効いたフィジー・スタイルのカレーは必食

 コーヒーに対する情熱を語り始めたら止まらない、情熱溢れるオーナーのラムさんが営むカフェ。平日の取材時にも地元の人々が次々と訪れていた人気店だ。フィジー・スタイルのカレーや日替わりのフィジー定食に加え、軽食メニューはコンチネンタルなラインナップ。
 こだわりのコーヒーは世界から選りすぐった豆を自家焙煎、訓練を受けたバリスタの手で1杯ずつ丁寧に淹れていく。香りとコクが感じられる深みのある味わいが特徴だ。フィジーの環境はコーヒー栽培に適していながら、コーヒーの生産に力を入れていないという。このためキッショーさんはノウハウを生かし、フィジーでコーヒー農場の運営を予定している。ブルー・マウンテンズに行く途中、またホーム・センターでの買い物がてら立ち寄りたい。


開放感のあるテラス席。ジュートの飾りがオシャレな店内での飲食もお薦め

豆のセレクトから焙煎までを手がけるコーヒー豆
Caffe Rosa
25 Rowood Rd., Prospect NSW(Flower Power Garden Centres内) Tel: (02)9688-4540
営業時間:8AM〜5PM、定休日なし Web: www.cafferosa.com.au

 
 

Bula Island Food Supplies

手作りの惣菜。芋またはバナナに惣菜を合わせて食べるのがフィジー流

 グランヴィル駅から徒歩5分の場所にある、フィジー出身のナイドゥ夫妻が経営する食材店。同店ではフィジーにある自社工場で加工した食品や冷凍野菜をはじめ、タロイモやプランティーンなどフィジー直輸入の新鮮野菜が手に入るほか、ナディさんの手作り惣菜($7〜12)も販売している。蒸したタロイモ、バナナ、紫芋などの主食にラム肉のココナッツ・クリーム煮、ラム肉のローストといったフィジーの家庭料理がテイクアウト・スタイルで楽しめる。
 同店ではフィジーの食材に加え、トンガやサモア、クック諸島などのパシフィック・アイランダー向けの食品や各地の新聞などもそろう。当地の人々の暮らしぶりが伺える商品のラインアップからはエキゾチックさを感じられること間違いなし!


パシフィック・アイランダー系の新聞がずらり

フィジーにある商店を思わせる雰囲気の外観
Bula Island Food Supplies
81 South St., Granville NSW Tel: (02) 9682-5800 / 5850 営業時間:月〜土9AM〜7:30PM、
日8AM〜6PM、定休日なし Web: www.bulaislandfood.com

 


©Donita Hulme

独立記念フェスティバル「Fijian Day」

 イギリスからの独立を記念するフェスティバル「フィジー・デー」が去る10月12日、西部オーバーンのワイヤット・パークで行われた。同フェスは今年で5回目の開催となる。当日は伝統衣装に身を包んだ人々の華やかなパフォーマンスや冠婚葬祭に欠かせない蒸し焼き料理「Lovo(ロボ)」をはじめ、フィジー料理で訪れた人々を歓迎。フィジー文化を肌で感じたい人にとってはお薦めのイベントだ。毎年10月10日ごろに行われているので、来年はチェックしてみてはいかが?

取材・文=鈴木香穂里(Kaori Suzuki)
取材協力:The Consulate General of The Republic of Fiji / Tourism Fiji

 

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