プレミアム・エコノミー・クラス

【HIS】スマートに旅をしよう!

プレミアム・エコノミー・クラス

最近、往復とは限らず片道だけでもプレミアム・エコノミー・クラス(以下、PY)を利用したいという問い合わせをよく受けます。PYは、ビジネス・クラスと、エコノミー・クラスの中間、特に長距離フライトでは、ビジネス・クラスほどの予算はないですが、エコノミーよりは体の負担を軽減させたいという層の増加に伴い、ますます市場に進出してきたと思われます。そもそも世界で最初にPYを設定したのは台湾のエバー航空で、現在はシドニーから羽田間の全日空、カンタス航空及びシドニーとメルボルンから成田間の日本航空には全てPYの設定があります。

話を戻して、片道だけPYの利用をしたいという声にも明確な理由があります。例えば休暇で帰るが、オーストラリアに帰国したら早朝着で、そのまま職場に向かわなくてはならないので復路だけ……とか、出張で帰国だが、水曜日の朝羽田着でそのまま仕事、帰りは土曜日着なので、日曜日はゆっくりできるから往路だけ……など、それぞれの状況に応じたケースでの希望が多いようです。

では、PYの具体的な特徴を検証していきます。日本航空、全日空は2-3-2の配置の座席が2列(ANA)ないし、3列(JAL)、つまり最大でも21席しか機内に存在しません。液晶モニターは11~12インチの大型になり、レッグレストやフットレストが付き、電源やUSBポートなどが各席に備えられいます。カンタス航空は2-4-2変則6列36席が設定されています(QF25/QF26便)。世界の航空会社においてPYサービス向上は、常に進化しており、機内食、飲み物、アメニティーから毛布や枕の質などのハード面においても、チェックイン時から搭乗、そして到着に至るまでのソフト面でのサービスも、ビジネス・クラス寄りの傾向になってきていると感じます。特に座席に関しては一昔前のビジネス・クラスという表現が適切かもしれません。また、日系2社は、PY利用時にもオーストラリア側、日本側共にビジネス・クラスのラウンジの利用なども可能。機内はカーテンや壁でPYゾーンが仕切られているため、ある意味、大型機内でエコノミー・クラスやビジネス・クラスより圧倒的に総座席数の少ないPYは1番のエクスクルージブ感を味わえる空間であるとも言えます。

各航空会社にPRポイントは多々あると思いますが、全日空、2列14席、とにかくたった2列のエクスクルージブ感は最強ポイント。日本航空のスカイ・プレミアム・シートはスライドでリクライニングさせるため、前の席の背もたれが一切倒れない快適な新座席です。カンタス航空機材がいわゆる超大型ジャンボジェット機の1階先方席ということもあり、横の空間、縦の空間にゆとりがあります。皆様もぜひ、一度PYの世界をお試しください。病みつきなるかも知れませんよ。


岩坂亘
H.I.S.オーストラリア・シドニー支店支店長。在豪歴17年。旅行会社勤務23年、筋金入りの飛行機オタク、愛読書『月刊エアライン』購読27年。近年は老眼と体重増との闘い。また、愛犬チワワ2匹と週末はもっぱらペット・カフェ通いの日々を送っている。

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