【QLD】これらを食わずしてラーメンは語れない QLD州のラーメン大図鑑2018

これらを食わずしてラーメンは語れない QLD州のラーメン大図鑑2018

ツチノコ、ネッシー、ラーメンが嫌いな人、それらはこの世に存在しない。私が幼少期から信じる1つの哲学だ。ラーメンに関しては多くの人が共感してくれるのではないだろうか。それほど、誰からも愛される“ラーメン”。そこで、QLD州の優良ラーメン店を集めた大図鑑を今回作ってみることにした。ぜひ活用頂き、皆様のビューティフル・ラーメン・ライフに更なる“彩”という名のうまみエキスを加えて欲しい。(文・写真=安藤リョウタ)

筆者プロフィル◎幼少期、祖父母の魚屋を手伝ったご褒美にいつも連れて行ってもらったラーメン店の味がおいしかったことから、子どものころより大好物はラーメン。その店がなくなった今も同じ味を求め、20年以上各地のラーメン店を巡る。QLD州在住の現在も、語学学校で働き、仕事柄年間3カ月は日本に帰るため時間を見つけては、期間中は日本各地のラーメンを食べ歩き、年間日本で50杯、オーストラリアでも毎週のように食し約50杯、合計で年間100杯はラーメンを食べる。ラーメン店へ足しげく通うのはもちろん、自宅で自ら仕入た豚骨を寸胴で煮るなど、おいしいラーメン・スープとは何かを探求している

Hakataya Ramen

博多屋という名のアート。シンプルという最難関水域を邁進する一杯
博多屋という名のアート。シンプルという最難関水域を邁進する一杯

丸2日煮込んだスープ。48時間という時が水をここまでおいしくするなんて、驚きである。くど過ぎずちょうど良い出来栄えの豚骨スープは何杯食べても飽きを感じさせない。毎日でもいける味。私自身も100杯は食べたが、いまだに天井知らずのクオリティーを感じさせる。替え玉無料、高菜も無料、そして価格が12. 5ドルと、こんなハイ・コスパが他にあるだろうか。サッカー日本代表MF柴崎岳選手を彷彿とさせるルックスの店長、しかしプレー・スタイルは我武者羅に点を取りに行くインザーギ・タイプ。彼の背中に記された“一麺入魂”が何よりの証だ。

長浜ラーメン博多屋<Pacific Fair店>
■住所:FF-1, Pacific Fair Shopping Centre, Hooker Blvd., Broadbeach
■Tel: (07)5527-6600
■Web: hakatayaramen.com
■営業時間:月~水・金9AM~7PM、木9AM~8PM、土・日9AM~6PM

Taro’s Ramen

コクのある豚骨スープに熟成イカ魚醤と焦がしニンニクでアクセントを付けた一杯、細麺が良く合う
コクのある豚骨スープに熟成イカ魚醤と焦がしニンニクでアクセントを付けた一杯、細麺が良く合う

ここまで材料にこだわる店があるだろうか。うまさもうなずける。コスト度外視で自らがおいしいと感じる物だけを提供している同店が、むしろうまくない訳がない。麺も自家製、しかもストレート、ちぢれ、太ちぢれの3つを製造しており、完成度マックスのスープに最も合う麺を融合させている。ラーメンに入る自家製の香味油にはエビや貝柱などの魚介の風味も加えられており、動物性レベルの高いスープとの相性も抜群。材料から製法まで一切の妥協がない同店のラーメンは、可能なら毎日でも食べたい一品だ。

タローズ・ラーメン
■住所: L2 480 Queen St., Brisbane
■Tel: (07)3839-4840
■Web: www.taros.com.au
■営業時間:毎日11:30AM~3PM、5:30PM~9PM、祝休

Menya Go

すっきり食べられる優しい味
すっきり食べられる優しい味

うるさ過ぎない快適空間に広がるのは、見るからに奇麗な店の佇まい。女性スタッフが多く働いている環境のためサービスはきめ細やか、そして女性客も気軽に立ち寄れる、そんな空間が演出されている。メニューも充実しており、特に「ガーリック醤油豚骨」や「からネギ味噌」、「チキン担々麺」が人気。そして「チキン塩」はゴマ油で和えたチキンをスッキリ塩味で頂くヘルシーな一杯。替え玉は無料、学生証を提示すれば10%引きというのもうれしい。夏時期にはコールド・メニューの麺類も提供される予定。夏季到来のこの時期にこの上ない朗報だ。

麺屋 豪
■住所: 4/123 Albert St., Brisbane
■Tel: (07)3211-3129
■営業時間:毎日11:30AM~8PM

Muso Japanese Ramen Noodle and Gyoza Bar

みそと豚骨で簡潔にうまみをまとめた一杯。ぜひ太麺で食して欲しい
みそと豚骨で簡潔にうまみをまとめた一杯。ぜひ太麺で食して欲しい

全て自家製にこだわる同店は、毎日製麺作業をしており、小麦の香りがホヤホヤに伝わるフレッシュな麺を提供。個人的には正直全メニューお薦めだが、中でも「味噌豚骨のブラック」($15~)、これを太麺チョイスで頂くのが最もうまい。脂っこさを極限まで抑えたスープ、だがしっかり豚骨のうまみがスープに再現されており、そこに加わる優しめ風味のみそが絶妙。自家製チャーシューは肉厚で、スープとの相性も抜群。毎月変わる「Monthlyラーメン」は足を運ぶ度に違う味が味わえてうれしい。もはや一生行き続けても飽きないラーメン屋である。

無双ラーメン&餃子バー
■住所: Shop 2B, 2484 Gold Coast Hwy., Mermaid Beach
■Tel: (07)5679-3779
■Web: www.musoramen.com
■営業時間:ランチ金~日12PM~2:45PM、ディナー火~日5:30PM~9:30PM、月休

Ramen Danbo

クラシック・ラーメン($13~)。脂の量や麺の硬さを自由にカスタマイズできる喜びの一杯
クラシック・ラーメン($13~)。
脂の量や麺の硬さを自由にカスタマイズできる喜びの一杯

九州ラーメン総選挙で1位の座に輝いた同店は、オーストラリアで日本の味の完全再現を成し遂げた。水もフィルターに掛け日本のそれと同じ質に保つこだわりよう。スープの命であるカエシ(しょうゆダレ)、麺、チャーシューも日本と全く同じ製法で作られているため、食べていてスープと麺と具材に一貫性があり、それらが生み出すハーモニーはまさに極旨。同店自家製の高菜もアクセントになっている。サウスポート店は駐車場が広々としておりアクセスも良い。また、サーファーズ・パラダイス店は木・金・土曜日は深夜1時まで営業。今年の夏は明朝3時まで延長する予定だという。夜中に見る夢の代表、ラーメン。それを同店はかなえてくれる。

ラーメン暖暮<Southport店>
■ 住所:Mercato on Ferry, 24/59-73 Meron St., Southport
■Tel: (07)5661-6972
■Web: ramendanbo.com.au
■営業時間:毎日11AM~10PM

GENKOTSU RAMEN

骨のうまみを最大限に感じられるマジうまの「豚骨醤油ラーメン」($12.5)
骨のうまみを最大限に感じられる
マジうまの「豚骨醤油ラーメン」($12.5)

スープをひと口飲んで、「ああ、骨のうまみを飲んでるわ」と即座に感じられる絶品ラーメン店。「くどさ0うまみ100」の脂が溶け込んだスープ、これを作るために、背脂の量、溶かし方、タイミング、それらを緻密に計算した結果生まれた方程式の一杯。まさに麺とスープの最大公約数ここにあり。そしてどことなく感じられる昔懐かしい風味。それを感じた時に店内を見渡したら気付くだろう、「あっ! これ昔懐かしい屋台の味だ!」と。麺は何と30回以上も試作を繰り返した結果たどり着いたこだわりの結晶だという。これらの融合体が一杯のラーメンとしてテーブルに運ばれる奇跡。マストで行かなくてはならない店だ。

ゲンコツラーメン<Runcorn店>
■住所: 25/258 Warrigal Rd., Runcorn Brisbane
■Web: www.facebook.com/genkotsuramen
■営業時間:月~土11:30AM~2:30PM、5:30PM~9PM、日11:30AM~2:30PM、5:30PM~8:30PM

Hikari Ramen

程よいリッチ感が癖になる肉好き必見の「チャーシュー・ラバー」($15.5)
程よいリッチ感が癖になる肉好き必見の
「チャーシュー・ラバー」($15.5)

同店はオープンして1年とのこと。この1年間その存在を知らなかったのはラーメン好きな私にとって恥ずべき失態。なんと無駄な1年を過ごしたことか。大型ショッピング・センターに居を構える同店は、洗礼された外観、そしてこだわりを凝縮させたラーメンが最大の魅力だ。“自家製”にこだわったラーメンは、程よいリッチ感、豚骨の風味、それらをしっかり楽しめる味わいとなっている。スパイシー系のスープに入れる辛味ベースも自家製で、同店にしか作り出せない深みを演出している。スタッフも非常に丁寧でフレンドリー。退店時、ラーメンのうまみ+心で感じられる温もり、これが“光”の根源ではないだろうか。

光(ひかり)ラーメン
■住所: 1 Main St., Springfield Central
■Tel: (07)3470-5854
■Web: www.facebook.com/pg/jfxnoodle/about/?ref=page_internal
■営業時間:月・火・日11AM~8:30PM、水~土11AM~9PM

Tamaya

具材増量でお得感満載の「味噌豚骨ラーメン煮卵付き」($15.8)
具材増量でお得感満載の「味噌豚骨ラーメン煮卵付き」($15.8)

同店のコンセプトは、街にある昔ながらの定食屋。どこか懐かしい雰囲気を醸し出す店内で、誰もが大好きなカレーやハヤシライス、丼物の定番メニューから、揚げ物やすしまで幅広く提供している。中でもひときわ目立つのがそう、ラーメン。日本での懐石料理の職人経験を経て、シドニーの老舗日本食レストランで修業したオーナーが繰り出すのは、丁寧に抽出したカツオとアゴのだしを基軸としたさまざまな種類のラーメンだ。みそにしょうゆ、タンタンメンもうまいが、一番のお薦めは「味噌豚骨」。具材が通常ラーメンより多く、そのお得感も隠し味の1つ。みそ+豚骨+魚介で絶妙なバランスをもたらしてくれる。

たま家
■住所: Shop37/502 Hope Island Rd., Helensvale
■Tel: (07) 5529-8955
■営業時間:月~水10AM~7:30PM、木~土10AM~8PM、日10AM~3PM、祝休

G-Clef Restaurant and Karaoke, Bar

お酒を飲んだ後でもスープまで完飲したくなる「豚骨味噌ラーメン」($12)
お酒を飲んだ後でもスープまで完飲したくなる
「豚骨味噌ラーメン」($12)

サーファーズ・パラダイスで長年にわたり愛される同店。カレーや定食メニュー、豊富なお酒類が人気だが、実はラーメンに注ぐ情熱と時間もかなりのもの。豚骨はもちろんだが、豚の希少部位を煮込むことで独特の味わいと色合いを演出している。セット・メニューも充実しており、ラーメンに半チャーハンやチャーシュー丼なども手頃な価格でカスタマイズ可能。同店のラーメンのコンセプトは“シメに最適なそれ”。何とありがたい心意気だろうか。G-Clefが五線に奏でる〆(シメ)の音、これがサーファーズに深夜まで響きわたる。

ジー・クレフ・レストラン・アンド・カラオケ・バー
■住所:Shop 3, RSL Centre, 9 Beach Rd., Surfers Paradise
■Tel: (07) 5570-4477
■Web: www.gclef.com.au
■営業時間:ランチ水~日12PM~2:15PM、ディナー火~日6PM~12:15AM、月休

RAMEN Koji-ya

しょうゆ+こうじでまろやか、そこにガーリックで食欲アップの一杯
しょうゆ+こうじでまろやか、
そこにガーリックで食欲アップの一杯

塩こうじ、しょうゆこうじ、みそ、これらの完全手作りにこだわる火曜日限定のラーメン店は、ビール・パブBINEで営業している。シェフ歴が長く日本でラーメン修行も積んだ店主がこだわるのは、この“こうじ”のうまみと可能性。白みそも手作りで完全無化調、うまくないわけがない。しょうゆ味の「Umami Ramen」($14)、こうじの効能で味は滑らか、そこに程よいガーリックの香りもミックスされ、食欲を更に倍増させる。厚切りチャーシューはそれだけでお腹が一杯になりそうなほど豪華。「味噌ラーメン」も白みその甘みが漂い、中太麺との相性も抜群。ラーメンのお供、唐揚げもこうじの効能でお肉がフワフワ。麺+αを楽しめる絶品のラーメン店だ。

ラーメン 糀屋
■住所: Bine Bar & Dining 1/28 Chairlift Ave., Mermaid Beach
■Tel: 0466-955-338
■Web: www.facebook.com/RamenKojiya
■営業時間:火4PM~9PM、月・水~日休

JFX Noodle & Tapas Bar

自家製マー油の風味が溢れ出す「黒豚骨」、チャーシューもうまい($13.0)
自家製マー油の風味が溢れ出す「黒豚骨」、
チャーシューもうまい($13.0)

「JF X=焼肉」。これではJF Xが語れない時代が到来した。今、同店は、“ラーメンでもアツい”。昨年オープンのラーメン専門店はカフェを彷彿とさせるお洒落な内装。女性客が多いのもうなずける。しかしありがちな、“雰囲気推し”のラーメン店とは全くの別物。同店のラーメンは本物だ。開店時から研究を重ね、スープの炊き方、カエシ(しょうゆダレ)の改良などを繰り返した結果たどり着いた現在の形。その結晶が丼ぶりに凝縮されたJFXラーメンは無駄な臭みがなく、非常にすっきりとおいしい仕上がりになっている。同店のインスタにはお得情報が満載。穴が開くほど毎日チェックしたい。

JFX ヌードル&タパス・バー
■住所: H2O Broadwater 2A, 82 Marine Parade, Southport
■Tel: (07)5528-1412
■Web: www.facebook.com/pg/jfxnoodle/about/?ref=page_internal
■営業時間:毎日ランチ11:30AM~2:30PM、ディナー5PM~9PM、祝休

自宅のラーメンが変わる! 有名ラーメン店直伝レシピ

絶品煮卵(監修:JFX Noodle & Tapas Bar・田中亮次さん)

<自家製煮卵汁レシピ>
●材料

砂糖 …………………………… 160g
ほんだし ………………………10g
しょうゆ ………………………320ml
みりん …………………………160ml
料理酒 …………………………200ml
ハチミツ ……………………… 30g
水 ………………………………… 適量

①冷蔵庫で冷やした状態の卵を鍋で水の状態から7分半ゆでる
②お湯から出して適度に冷やし、殻をむく
③上記煮卵汁に火をかけ、砂糖とハチミツが溶け出したら火を止め、完全に冷ます
④冷めた状態の煮卵汁に卵を入れ、半日から1日放置する


インスタント・ラーメン「辛ラーメン」+ココナツ・ミルク
(監修:長浜ラーメン博多屋 Pacific Fair店・石川耕二さん)

<辛ラーメン+ココナツ・ミルク・レシピ>
●材料

辛ラーメン …………………………………ひと袋
ココナツ・ミルク ………………………… 150ml
水 ……………………………………………400ml

辛ラーメンに牛乳を入れるのは定番と言えば定番だが、博多屋店長のお勧めはココナツ・ミルクの投入。味がまろやかになるのは当然だが、ラクサに似た風味も醸し出される。
 お湯を150mlほどと少し少なめで、辛ラーメンを作り器に入れ、最後に温めたココナツミルクを減らした水の分入れたら完成。


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