楽しみのコラムニスト、河童さんが気ままに綴るカフェ・コラム。
河童さんの
カフェdeハバカッパ
—— Have a cuppa ——
第11回 バーント・オレンジ

テラス席のほかにも奥にテーブル席や雑貨屋がある
こんにちは、河童です。先月はたくさんコーヒーの話をしたので、今月は、少し暖かくなってきた日の午後に訪れたい、シドニー郊外にある噂の人気カフェをご紹介します。
モスマンの街からさらにチャウダー・ベイに向かって丘を下ると、右手に見えてくるのがカフェ「バーント・オレンジ」。左手にはバルモラル・ビーチ、右手にはワトソンズ・ベイが見えるという絶好のロケーションにあります。このカフェの建物は、1920年代にゴルフ・クラブハウスとして使用された歴史的建造物なのだそうです。今は、入り口にかわいい雑貨屋があり、奥には広いテラス席が広がります。

スパイスト・パンプキンのグリーン・チックピー・ホモス、イスラエル・クスクス、手作りフェタ・チーズ、デーツ、ヘーゼルナッツ添え($24)
フレッシュ・ベリーとピーチ・フォームのイートン・メス(グルテン・フリー/$13)
カフェは朝食、ランチ、アフタヌーン・ティーを提供しており、予約制でハイ・ティー($35~)も楽しめます。河童は平日のランチで訪れたのですが、誕生会や女子会で集まる女性客がテラス席で楽しくおしゃべりしていました。
それではレビューを。今回はスパイスが効いたロースト・パンプキンとイスラエルのクスクス($24)、イギリスの伝統スイーツ、イートン・メス($13)をいただきました。
パンプキンとクスクスは、まさに甘さと酸味の融合。手作りのフェタ・チーズ、たまねぎのピクルスの酸味と、パンプキン、デーツ、ヘーゼルナッツの甘みが、チックピーのホモスでうまく包まれて、絶品でした。
イートン・メスは、ほわほわの桃味のフォームに、さくさくのメレンゲ、フレッシュ・ベリー(ラズベリー、イチゴ、ブルーベリー)、フリーズドライ・ベリーなどがバランス良く入っていて、甘酸っぱくて美味しかったです。
どのメニューもボリューム満点なので、何人かでシェアして食べるのがお薦めです。少しミドル・ヘッドまで足を伸ばして訪れてみてはいかがですか。