料理とワインのマリアージュ「プリンとワイン」

料理とワインのマリアージュ〜上手な楽しみ方〜

ワインといえば「ちょっと気取った飲み物」」「スペシャルな機会に飲む」「イタリアンやフレンチを食べる時に」と思っている人も多いのでは? しかし実は、それは思い込みかもしれません。ワインは、意外とどんな料理にも合わせられるもの。例えば餃子や納豆にだって、実はちゃんと合うワインがあるのです。こうした、ワインと料理とのマッチングを「マリアージュ」と言いますが、本コラムでは、このマリアージュについて楽しく学んでいただきたいと思います。

◆プリンとワイン

先日、とある日本食レストランで「世界のワインとオーストラリアの厳選素材」というテーマでワイン・ディナーを開催しました。もともとは職人さんが寿司や刺身などを提供する和食の店なのですが、今回は友人のフレンチ料理人も加えて、いつもとは違うお料理を提供させていただきました。

独立して初の自分自身のワイン・ディナーということもあり、いろいろな面で準備不足はありましたが、なんとかやりこなし、最後は拍手喝采の最高のディナーになりました。

中でも印象に残ったのは、ディナーに参加してくれた20歳の女性。今まで牡蠣は食べられなかった、お酒は飲めるけど、ワインには興味はないと言っていたのです。ところが、ワイン・マッチングの鉄板、牡蠣を口の中に含みフランス産シャブリ地方の白ワインのシャルドネーで流し込んだ時に、牡蠣の磯臭さが消え、ワインの香りが食材を包みこんで更なる味のハーモニーを感じたと、母親に興奮気味に話していました。純粋なテイスターだからこそマリアージュの良さを素直に感じ取れたのでしょう。そしておいしいワインとおいしいお料理があれば人はとても幸福な気持ちになれるということを更に確信しました。

そのディナーでの一品を紹介。「クレーム・ド・キャラメル」というデザート、日本で言う「プリン」。それに合わせるワインは国産のシャルドネー。果実味がしっかりしていて、熟れた黄桃にアプリコット、少しパイナップルのような甘酸っぱさと木の樽からくるバニラやシナモンのスパイス。蜂蜜などの甘味にヘーゼルナッツのような木の実を感じます。苦味を少し抑えたプリンに凍らせたマンゴーと砂糖で煮たアップルを乗せれば更なる味の向上が生まれます。シャルドネーは10度から12度でサーブして、凍った果実とのギャップを楽しむと更に感動が生まれると思います。

今年もワインとお料理の相性をますます追求して参りますので、ぜひとも時間のある方はご参加ください!

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大久保寛行
プロフィル◎COURT OF MASTER SOMMELIER CERTIFIEDの資格を取得し、シドニーのグラスでソムリエとして修行した後、ゴールドコーストのソルトグリルで4年間ヘッド・ソムリエとして活躍。同店はワイン専門誌「デキャンター・マガジン」で3年連続3グラスという最高のワインリストの評価を得ている。現在はフリーのソムリエとしてワイン・イベントや講習、コンサルタントとして活躍中。ワインの質問、もしくはイベントのお問い合わせはこちらまで。
Email: wineevent-goldcoast@hotmail.com

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