絶品ラーメン・ランキング

第6回 人気商品・メニューを徹底検証

巷で人気のお店に、日豪プレス有志が結成した「勝手にランキング隊」が突撃! 食に、趣味に、サービスに、いろいろうるさい隊員たちが、人気の商品やメニューを試し、あるいは食し、批評、さらにはランキングを作成。ひとえに「読者の皆様に本当に有益な情報をお伝えしたい」という想いゆえの本音炸裂連載、はじまりはじまり〜。

今回お邪魔したお店は…
麺処 万福
営業時間:毎日11:30AM~9:30PM、無休
住所:482 Anzac Pde., Kingsford NSW
Tel: (02)9662-1236
Web: www.facebook.com/manpukusydney

NSW大学の学生街、シドニー・キングスフォードのラーメン店「麺処 万福」は2013年4月のオープン以来、シドニー随一のラーメン店の1つとして、アダム・リアウなどのセレブ・シェフをはじめ、数多くのラーメン・マニアたちをうならせている。

彼らを惹きつけているのは、オーストラリア中探してもココでしか味わえない、個性あふれるラーメンの数々。「ラーメンひと筋の自分たちだからこそ、実現できる本当の美味しさを追求しよう」という意気込みから、何度も試作と改良を繰り返して作り上げられている。

すっきりとしていてクリーミーな豚骨スープ、さっぱりとしていてコクもある鶏がらスープ、さまざまな旨み成分がバランス良く配合されたかえし、3日間かけて作るメンマ、柔らかいチャーシューや煮卵など、どれをとっても、丁寧に作られていることや職人の情熱がびしびしと伝わってくる。

今回、ランキング隊は同店のお薦め6品を試食し、ランキングを作成。ラーメン好きである隊員4人のコメントとともに紹介しよう。

見事1位に輝いた
「がら醤油ラーメン($11.90)」

 
 
がら醤油ラーメン($11.90):
さっぱりしている中にもコクがある鶏がらスープに、薫り高い醤油のかえしを合わせた1杯。生姜のほのかな香りがポイント。店長が17歳の時から研究し続けてきた鶏がらスープは絶品だ。つるシコ縮れ麺と一緒に。

2位は爽やかなスープの
「塩がらラーメン($11.90)」

 
 
塩がらラーメン($11.90):
さまざまな材料の旨み成分がバランス良く合わさったかえしと、毎日食べても飽きないほど美味しいすっきり鶏がらスープが融合した1杯。旨みを引き出す“酸”がこの美味しさを作り出す秘密だそう。

3位には熱い思いがこめられた「この出会いに感謝して愛情と情熱込めて一生懸命つくったうちらのいっちゃん好きなまんぷく幸せラーメン($12.90)」

 
この出会いに感謝して愛情と情熱込めて一生懸命つくったうちらのいっちゃん好きなまんぷく幸せラーメン($12.90):
店長が子どものころ、ラーメン好きの父によく連れて行ってもらったラーメン屋での味を再現。鶏がらやとんこつの旨みが、醤油とにんにくの香りと絶妙に合わさっている。しゃきっとしたもやしの歯ごたえも良い。

幸せラーメンと同点だった
「ねぎ味噌ラーメン($12.90)」

 
ねぎ味噌ラーメン($12.90):
少し酸味のある味噌と豚骨・鶏がらのまろやかなスープが合わさった1杯。白髪ネギと味噌の愛称が抜群だ。ネギは切った後に水にさらしておかないので、みずみずしさが保たれていて香りも豊か。お好みでニンニクを。

4位はマー油の香ばしさがたまらない
「万福ブラック($13. 90)」

 
万福ブラック($13.90):
香ばしいマー油(焦がしニンニク油)をクリーミーな風味のとんこつスープに垂らした、食欲をそそるラーメン。細切りのきくらげが添えられ、ゴマがふんだんにかかっている。チャーシューと煮卵の塩気が味のまとめ役に。

5位には辛い、そして旨い豚骨スープの
「万福レッド・ エクストリーム($13.90)」

 
万福レッド・エクストリーム($13.90):
同店売り上げナンバー1のピリ辛ラーメンで、シュリンプ・パウダーの旨みがアクセントに。とんこつスープに垂らされたチリ・オイルのスパイスは、華北山椒などを独自でブレンドしている。さらにトッピングされた薬味にはタイ産チリが使用されており、さらなるパンチを与えてくれる。

4月のおトク情報
・ チャーシューが“これでもか”と盛られた「真空波動豚ラーメン」が4月末ごろまで食べられる。
・ ラーメン1杯をオーダーすると、手羽先餃子(2ピース)が5ドルに(定価$6.80)。
「勝手にランキング隊」総評
「ラーメン1杯の中にストーリがある」と店長が言うように、食べ始めから食べ終わりまで、一連の“味の旅”のような感覚が最も楽しめたのが、がら醤油だった。最初、スープをひとすくいゴクリと飲むと、鶏がらの味わいが口に広がり、鼻から生姜の香りが、すっと抜けていく。鶏がらの風味がはかなく消えたら今度はスープと麺をひとすすり――。これはぜひ読者の皆さんに食べていただきたい1杯だ。
 塩がらも高評価を得たが、そのほかのラーメンは、食べる人の好みによって大きく変わった。万福レッド・エクストリームは、辛いものや脂っこいものが苦手な人にとっては、あまり食べ慣れないものだったかもしれないが、中国人やインドネシア人などの客層には絶大な人気があり、同店ナンバー1ラーメンとして店を支えている。
 コメントではスープが話題の中心になってしまったが、無骨で歯ごたえのあるメンマや、口の中でとろけるチャーシュー、味の染みた煮卵も、実に絶品。のりには店のロゴもカルシウムで印刷されている。麺は加水率が高めの中太ちぢれとストレートの2種類で、好みによっていずれかを注文することもできる。味が濃いと感じた時はスープを足してくれるサービスもあるそうだ。今後は自家製麺などの登場にも期待したい。
今回の潜入取材メンバー
・編集部BBK(♂、いつの間にやら30代後半)
=昨年好評を博した本紙連載のラーメン・コラムで一躍シドニーのラーメンを語れるツウとして認知。最近こってり系がつらくなってきた。

・元編集部T(♂、気が付けばもうアラフィフ)
=たまに自作ラーメンに挑戦しているが、いつも普通で何かパンチが足りない。お店の味には勝てないと悩んでいる。

・営業部もものすけ(♀、子持ちに見られる25歳)
=毎週水曜と日曜日はラーメン・デー。塩とんこつラーメンに梅干をのせる文化を流行らせたい。

・味ぽん(♀、箸が転んでもおかしい年ごろが恋しいお年ごろ)
=ラーメンはとんこつや鶏がらにかかわらず、さっぱりした味が好き。たまに無性に名古屋のスガキヤ・ラーメンが食べたくなる。

 

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