「水道水」で髪は傷む?

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第30回 「水道水」で髪は傷む?

毎日のように髪を洗う水が、髪質に影響していることをご存知ですか?今回は、水がもたらす体への影響を、髪と地肌を中心に考えてみましょう。

弱アルカリ性と弱酸性
 水は基本的に弱アルカリ性。人間の中の体液も弱アルカリ性ですが、皮膚や髪は弱酸性です。そう聞くと、弱アルカリ性は肌や髪にとって良くない存在なのでは、と思ってしまいますがこれについては色々な考え方があります。例えば弱アルカリ性の洗顔料は弱酸性製品より汚れをきちんと落とす作用がありますし、肌に優しいと言われる弱酸性の洗顔料でも界面活性剤が入っていれば肌のバリアを壊す役目をしてしまいます。
 もちろん肌も髪も水分を内部に通しにくくできていますが、ただ「既に傷んでいる肌や髪」はバリアが浅くなってると考えられますので、弱アルカリ性の水の刺激でさらに傷ついてしまうことになります。また、水に長時間つかっていると肌がふやけたり髪のキューティクルが壊れやすくなったりすることも忘れずにいましょう。

硬水と軟水
 大きく分けて水には「硬水」と「軟水」があり、カルシウムとマグネシウム(ミネラル分)多く含むものを硬水、少ないものを軟水と呼びます。オーストラリアの水道水は、一般的にシドニー、メルボルン、パースなどは軟水、ブリスベンやゴールドコーストは中硬水(軟水と硬水の中間程度の硬度の水)。国内でも地域によって水の成分が違うのですね。ちなみに、日本の水は主に軟水です。
 硬水は繊維を傷みやすくするため、洗濯には適していないと言われます。衣類も髪も同じ繊維だとイメージすると分かりやすいですが、髪も硬水が付くと固くなり、乾燥しやすくなるのです。
 そして水の弱アルカリ性の影響がプラスされることを考えると、傷んだ肌や髪にはダメージになりそうです。ちなみにヘア・サロンでは炭酸泉が出るシャンプー台を使用し、水を弱酸性化しているので柔らかな髪が保てます。

ベストな方法は?
 結論として、髪、地肌の傷みを感じる人の家庭でのケアは「水につかっている時間を短くすることが最も良いトリートメント」ということになります。それでも習慣として毎日頭を洗わずにはいられない人へのアドバイスとしては、洗髪後に、海に入った後のように軟水ミネラル・ウォーターですすぐケアが良いかもしれませんね。

美容師 ユキヒロ
Mu Hairdressing Annerley Salon
東京都出身。代官山、恵比寿で美容室展開後、2008年パースでオーストラリア第1号店をオープン。一時日本帰国するも、10年にブリスベンで美容師として再出発。13年にはゴールドコースト店オープン。ただいまオージー美容師育成中。
Web: muhd.com.au
髪についての悩みや疑問など下記アドレスまでご応募ください。
Email: nichigopress@gmail.com 件名:髪への質問

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