自分でやる「ホーム・カラー」は髪が傷む?

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第38回 自分でやる「ホーム・カラー」は髪が傷む?

髪を染めて楽しむカラーリング。ホーム・カラー(市販のカラー剤で自宅で染めること)を利用する人もたくさんいると思います。一般的に、ホーム・カラーは傷むと言われることもありますが、では美容室のカラーとホーム・カラーとは何が違うのでしょうか?

まず、ホーム・カラーに使う市販のカラー剤は誰でも簡単に染められるように作られています。もしこれが簡単ではなく、細かい調合や時間調節が必要だとすると、使う人によって染め上がりが違うことになってしまいます。すると製品として扱いにくくなる(売れなくなる)ので、市販品は誰でも染めやすい成分や仕様になっているというわけです。

一方、美容室のカラーはそれなりに調合が必要です。今は習いたての美容師でも間違いなく染めることができるように、いろいろな種類のカラー剤があります。

では、美容室でのカラーとホーム・カラーの根本的な違いとは何なのでしょうか。それは、カラー剤に入っているアルカリの量(アルカリ度)の違いで、市販品のほうがアルカリ度が高く作られています。


アルカリ度が高い薬剤を使用するとどうなるかというと、アルカリ成分が髪に残留し、なかなか取れないのです。美容室のカラー剤でも1週間ほどはアルカリ成分が残りますが、市販品ですと1カ月くらい残ることもあります。いつまでもアルカリ成分が残っていると、髪のタンパク質が破壊され髪にたくさんのホールができてダメージが進行してしまうという難点があります。

難しいことはさておき、カラーリングしても髪をきれいに保つ決め手は「アルカリ成分をどう除去するか」ということになります。以前この連載コラムでもご紹介したCO2(炭酸)シャンプーはアルカリの残留物を取り除くのに役立ちますが、かなりの量のCO2を浴び続けないといけませんので、家では難しいのが現実です。

カラーで髪が傷む原因はカラーリングをした後の手入れ(アルカリ処理)次第ということになるので、そこがホーム・カラーの難しさ。美容室でのカラーリングは市販品よりアルカリ度の低い薬剤を使用しているため残留期間も短く、更に炭酸スパなどで髪の残留アルカリ処理が可能ということもメリットです。ぜひ、ご自身に合う方法を検討してみてくださいね。

美容師 ユキヒロ
Mu Hairdressing Annerley Salon
東京都出身。代官山、恵比寿で美容室展開後、2008年パースでオーストラリア第1号店をオープン。一時日本帰国するも、10年にブリスベンで美容師として再出発。13年にはゴールドコースト店オープン。ただいまオージー美容師育成中。
Web: muhd.com.au
髪についての悩みや疑問など下記アドレスまでご応募ください。
Email: nichigopress@gmail.com 件名:髪への質問

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