歯のホワイトニングと歯科矯正の同時進行

何でも相談

Q 最近、歯のホワイトニングに興味があり、どのような方法があるか調べています。また、歯科矯正も以前から考えていたのですが、この場合はどちらかを先にするべきでしょうか。それとも、ホワイトニングと歯科矯正を同時に行える何か良い方法があれば教えてください。
(40歳主婦=女性)

A ホワイトニングの注意点

日本においてもオーストラリアにおいても白い歯は「清潔感」や「美しさ」、「健康」な印象を人に与えます。しかし、歯は時間の経過と共に食べ物や飲み物、たばこなどの影響で徐々に黄ばんできます。

そこで、いつまでも白くきれいな歯で若々しくいたい方には、ホワイトニングをお勧めします。近年では、アンチエイジング法やおしゃれとしてホワイトニングは幅広い年代の方に愛されています。これからホワイトニングを考えている方には、基本情報として知っておいて頂きたいことが幾つかありますので、以下にご説明します。

歯科医でホワイトニングをする方から事前に「痛みを感じたりしみることはありますか」とよく質問を受けます。ホワイトニングで痛みを感じることは基本的にありませんが、時々ホワイトニング後に投与される薬剤で歯がしみることがあります。その場合は歯のしみ予防歯磨き粉を日常的に使用されることをお勧めします。

また、「どのくらい歯が白くなりますか」ともよく聞かれますが、ホワイトニングで得られる歯の白さには、個人差により限界があります。歯の色がシーツのように真っ白になるわけではなく、今の色よりも明るくなるとお考えください。たとえホワイトニングをしたとしても、コーヒーやカレーなどの飲み物や色の濃い食事をたくさん取ると元の色に戻ることがあります。そこで、ホワイトニング前後は色の濃い食事は避けるように心掛けてください。上記で挙げた飲み物や食べ物などを避けなければ、ホワイトニングによる十分な効果を得られることはできません。

そして、ホワイトニングは全ての歯に対応できるというわけではなく、プラスチックの歯、被せ物、銀歯や大きな詰め物で治療をした歯などには、残念ながらホワイトニングの効果はありません。

インビザライン矯正とホワイトニングの組み合わせで一石二鳥

ホワイトニングは歯科医で行う方法もあれば、家で簡単にできるホーム・ホワイトニングもあります。ご質問には、ホワイトニングと歯科矯正を同時にできるかということでしたが、最近ではインビザラインで歯科矯正をしながら、マウス・ピース(インビザラインのマウス・ピースもしくは歯科矯正終了後のリテーナー)にホワイトニング薬剤をつける方法もあります。

歯科矯正用マウス・ピース(アライナー)
歯科矯正用マウス・ピース(アライナー)

歯科矯正用マウス・ピース(アライナー)とホワイトニング・ジェルを併用して頂くことで、歯並びの改善と同時にホワイトニングを行うことができます。まさに一石二鳥な治療法なのです。

また上記の方法であれば、ホワイトニング後にコーヒーなどを飲んで「色が付き始めてきたかな」という時は、ホワイトニング・ジェルで、好きな時に簡単にホワイトニングすることもできます。


ノックス・キム院長
シティ・ワールドタワー歯科(Dental Clinic @ World Tower)

オーストラリア・シドニー大学歯科学部を卒業。キャンベラやストラスフィールドで勤務した後、03年にシティ・ワールドタワー歯科を開院(日本国内最大歯科ネットワーク医療法人徳真会とスワン会と連携)。米国インビザライン公式臨床講師、東京臨床協会(SJCD)、アメリカ審美歯科学会会員。シドニー大学臨床講師

*オーストラリアで生活していて、不思議に思ったこと、日本と勝手が違って分からないこと、困っていることなどがありましたら、当コーナーで専門家に相談してみましょう。質問は、相談者の性別・年齢・職業を明記した上で、Eメール(npeditor@nichigo.com.au)、ファクス(02-9211-1722)、または郵送で「日豪プレス編集部・何でも相談係」までお送りください。お寄せいただいたご相談は、紙面に掲載させていただく場合があります。個別にご返答はいたしませんので、ご了承ください。

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