第20回 出産

気になる!女性のからだと健康 

気になる ! 女性のからだと健康

第19回 出産

 オーストラリア在住日本人が出産する場合、次の3つの選択肢が挙げられます。
1. オーストラリアの公立病院(Public Hospital)で出産
2. オーストラリアの私立病院(Private Hospital)で出産
3. 日本に帰国して出産
 公立病院は、永住者でメディケア(国民保険)を持っていれば、出産費用はすべてカバーされます。永住者でなくても私立病院よりは比較的費用が安くなります。担当医は指名できず、定期健診、出産時ともにその日の病院の担当であるドクターが受け持つことになります。たいていの公立病院では必要であれば検診時の通訳サービスが無料で受けられます。

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 私立病院は病院にもよりますが、公立病院よりは出産費用がかなり高くなります。メディケア保持者はカバー額を超えたその差額を支払うことになります。プライベートの保険加入者はそのカバー内容によりますので、各自で保険会社に確認してください(海外旅行傷害保険は適応不可です)。まず産科の専門医に予約を取り、そのドクターが担当となって妊娠中から出産まで受け持つことになります。出産する病院はそのドクターが指定するいくつかの病院の中から選ぶことができます。通訳サービスについては必要であれば、ご自分で有料の通訳サービスを手配しなければいけません。たいていの産科の専門医は常に予約がいっぱいなので、妊娠が発覚したら早めに予約を取ることをお薦めします。
 日本に帰国して出産する場合、各航空会社によって規定が多少違いますが、たいてい妊娠30週以降になると国際線に搭乗できなくなりますので、妊娠から順調に経過した定期健診をGPで受けておけば、30週になるまでにいつ帰国しても構いません。日本で出産する病院をご家族などに頼んで探しておいてもらいましょう。
 どの選択が良いと薦めれるものはありません。それぞれの状況によって一番いい選択をドクターと相談して決めましょう。


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●千綿真美(ちわた・まみ)
日本語医療センター

約10年間の日本での看護師勤務の後、渡豪。
日本語医療センター・メルボルンで医療通訳兼オフィス・マネジャーとして4年勤めた後、現在はパースをベースにメルボルン、パースの医療センターの総合経営マネジメントを務める

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