【乙女修行】絵画教室で石膏デッサンに挑戦!

女を磨く、がんばる女子のためのコラム

続・乙女修行にいざ行かん

部員Zの女磨きレポート

絵画教室で石膏デッサンに挑戦!
美しいものを見る「目と心」を養う


絵心がなくても絵は上手になれるのか? という素朴な疑問。最後に絵を描いたのはいつだったか思い出せないほど昔だが、無心に手を動かして描くことはただひたすら楽しかった記憶が。大人になった今こそアートに触れて乙女の心を潤しつつ、絵の手法も楽しく学びたい。初心者でも歓迎してくれるレッスンがあると聞き訪れた絵画教室で、人生初の本格的なデッサンに挑戦してみた。

日本とオーストラリアで40年にわたって開講してきたという絵画教室「スタジオうるる」は、シドニーCBDから車か電車で30分ほどのキラーラにある。一歩足を踏み入れると、玄関から飾られた鮮やかな額絵の数々が部屋まで続き、明るいムードで出迎えてくれる。デッサンだけでなく油絵や水彩画も教えているという節子先生は、自身も本格的な画家で、オーストラリアでも展示会に出品したり画商と契約したりもしているという。親しみやすく朗らかな雰囲気で、この日はすべての絵の基本となる石膏デッサンを教えてくれることに。デッサンをしながら美しいものを見る目と心を養うのが大切、と節子先生は話す。

この日描くことにしたのは、かの有名なビーナスの石膏像。慈愛と神秘に満ちた表情が印象的だが、数あるデッサン用の像の中では初心者にも比較的描きやすいと言われている。

まず画面の中心を決めるべく、紙の中心に縦横の線を薄く引く。線の交差する点が、自分の位置から見た石膏像の中心と同じくなるようにバランス良く描いていくのが目的だ。鉛筆を持った腕を伸ばし片目を閉じ、ビーナスの頭頂部に鉛筆の先端を合わせ、下端の胸元にあたる部分を親指で押さえる。これで鉛筆の先端から親指までの長さが、描くオブジェの全長に相当することになる。この全長の1/2になる部分に指を移動させ中心を決める。横幅も同様にし、縦と横の中心線が交わる部分が絵の真ん中になる、というわけだ。

中心が決まったら鼻や耳、額の凹凸などの分かりやすいパーツの位置を、やはり鉛筆で比率を測りながら紙の上に配置する。これがなかなか難しく、先生にアドバイスをもらいながら進めていく。一部だけを先に詳しく描き込むとバランスが崩れるので、先に配置をしっかり決めるのが何よりも大切なのだとか。真っ白だった紙にぼんやりとビーナスらしき形が浮かび上がってくるようで、つい没頭してしまいあっという間に時が経つ。

初回ということもあり、限られた時間の中でデッサンを完全に仕上げるには至らなかったが、絵の全体像が見えてくるとやはり楽しい。描く対象をじっと見て、絵になっていく様子をイメージし、手を動かす、というプロセスそのものに心が洗われるようで新鮮だ。描いて初めて気付く造形の美しさもある。何より、基礎となるレイアウトがきちんとできて初めて顔が描き上がる、というのが石膏デッサンのおもしろさ。鑑賞するだけでなく「やってみる」という、アートの楽しみ方が1つ増えた乙女の秋だった。ちなみに道具などはすべて用意されているので、ランチだけ持参して気軽に参加できるのも嬉しい。

 

ビーナスの胸像(右)は、角度によっても表情が違って見える。節子先生曰く「最初は絵が描いた本人の顔に似ることが多いんですよ」。果たしてデッサンの結果はいかに…

「目で見て心で感じ取らないと、描くことはできないんです。『美しさ』を見る目を、教わるのではなく自分で養う気持ちで」と、手法だけでなく楽しみ方を教えてくれる先生

デッサン途中のビーナス。難易度低めの角度から描かせてもらった。希望によっては花瓶や人形などの静物画を描いたり、相談しながら自由に楽しめる

今回のデッサン(左:参加者男性、右:部員Z)。同じビーナスでも描く人によりテイストが違ってくるのも面白く、終了時間が来ても「まだ描きたい!」と思うほど楽しい時間だった

Studio Ululu スタジオうるる
■住所: Unit 2, 32 Marian St., Killara ■Tel: (02)9499-7791 ■Email: settyk@tpg.com.au ■コース:成人クラス(油絵、水彩)月$120、児童クラス(クレパス、水彩)月$80、受験クラス(デッサン)月$100、親子レッスンも可。いずれも週1回、月4回 ■営業時間:木11AM〜3PM(成人クラス)、4PM〜6PM(受験、児童、親子クラス)■道具持参不要。1回からの体験レッスンもある

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