フィジオセラピストに聞こう!/リハビリで矯正!X脚-後編

”フィジオセラピストに聞こう!体の痛み改善法”

▶▶▶フィジオセラピストは、筋肉や関節の痛みや機能障害、神経系機能障害や呼吸器系疾患などの治療やリハビリを行う専門家で、必要に応じてMRIや専門医を紹介し、包括的な治療を行っている。さまざまな体の機能を知り尽くした奥谷先生に、体の痛みの原因や改善法について聞いてみよう!


第72回 リハビリで矯正!X脚-後編

前回は後天性のX脚は生活習慣を見直し、リハビリを行うことで改善できることをご紹介しました。今回は具体的なリハビリとエクサ・サイズの方法をご紹介します。

X脚の場合、一般的に以下の理由が考えられます。

① 内股の筋肉(内転筋群)が常にオーバーワークで硬直しており、股関節の可動域が制限される。開脚ができない。

② 特に大臀筋(歩行時やランニング時に体を前進させる筋肉、腰の反りを軽減させる)、次いで中臀筋と小臀筋(骨盤を安定させる)が弱く、機能していない。①の内股の筋肉のオーバーワークは臀筋群の弱さが原因で、運動不足が原因の可能性が高い。

マッサージを行い緊張している筋肉をほぐすのも良いのですが、それだけでは根本治療にはつながりません。ストレッチと筋力強化をバランス良く行うことで、下半身の筋肉をフル・スペックに戻してあげましょう。

筋肉が再生するのには生理学的に6~13週間掛かります。運動療法は最も自然かつ健康的な方法で、自分で行えるのが魅力です。最初の6週間は毎日朝と夜の2回、7週目以降は2、3日に1回でも構いません。もちろん、毎日行えば更に効果的です。X脚を改善し、颯爽と歩く姿はすてきでしょう!

◆リハビリを始めよう!

1. 内転筋群をほぐす


開脚ストレッチ

ローラー・ストレッチ

2. 臀筋群の強化

【両脚ブリッジ】
腰は反らせず平らなまま、腿裏は少し張る程度で臀部に全ての力を集中させる。少しでも臀部から力が抜けると、腰が痛くなったり、腿裏がつったりする。その場合は臀部に力を入れ直す。
【片脚ブリッジ】
両脚ブリッジと同様で、最終目標は30秒姿勢をキープ!


奥谷匡弘(おくたに・ただひろ)

シドニー大学理学療法学科卒業後、西オーストラリア大学で理学療法修士号取得。ダーリングハーストのセント・ヴィンセント病院で5年間勤務し、プライベート・クリニックでは財界の著名人などの治療に多く携わる。オーストラリア・フィジオセラピー協会公認筋骨格系理学療法士。
Web: www.metrophysiotherapy.com.au

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る