HSC前に、親ができること

AUS教育システムのしくみ

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HSC前に、親ができること

Q: HSC間近の子どもがいます。本人も落ち着かない様子で時々イライラしているので、親子でぶつかることもしばしばです。もう1人子どももいますし、親としての心構えや今からでもできることなどについて、ぜひアドバイスをお願いします。

いよいよ10月12日から2015年度のHSC(Higher School Certificate。前回コラム参照:nichigopress.jp/ikuji/auskyoiku/104677)が始まります。ご本人はもちろんのこと、保護者の方も落ち着かないことでしょう。今さら親にできることなどあるだろうか、と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。しかしこれからがまさに本番ですから、万全を期して家族で良い環境を作りたいものです。そこでHSC受験経験者5人にインタビューした結果から「保護者ができること」をまとめましたので、参考にしてみてください。

①保護者がHSCについて知る、勉強する
 HSCは日本の受験よりも少々複雑です。また、ほとんどの保護者が日本で育った世代だと思いますので、お子さんが通う学校や補習校、民間の説明会などに積極的に参加しHSCについて勉強しましょう。また、新聞などにもHSCの内容や親としての心構えなどの話題が掲載されることがありますので、読んでみましょう。HSC受験者の保護者同士で情報交換をするのもいいと思います。

②親の日本での受験体験とHSCを比べない
 理系・文系的な考え方、大学ランクの上下など、日本での受験に対する考え方をHSCに当てはめないようにしましょう。HSCは日本の受験とは大きく異なります。また、大学それぞれに特徴があり、どの学部で何を勉強したいかが何より大切です。

③HSCを受ける本人の話をよく聞いてあげる
 過剰なプレッシャーは禁物です。親が学校やHSCの話ばかりをするのではなく、聞く方になってあげてください。

④気分転換の勧め
 勉強漬けにせず、散歩やジョギング、カフェでのランチなど、気分転換を勧めてあげましょう。HSCが終わった後の楽しみなどを一緒に考えておくのも良いかもしれませんね。

⑤ほかの用事でわずらわせない
 保護者の方々も忙しいと思いますが、HSCの期間中はお子さんを家の用事などから解放してあげましょう(経験者から強い要望がありました)。

実際の経験者の声、参考になったでしょうか。HSC受験を控えた皆様、体調に気を付けてがんばってくださいね。

●HSC日本語対策委員会
Web: www.hscjapanese.org.au
●Board of Studies Teaching and Educational Standards(BOSTES)
Web: www.boardofstudies.nsw.edu.au


内野尚子(うちのなおこ)

プロフィル◎96年よりシドニー在住。11年間ローカルの幼児教育機関で教師「Authorized Supervisor」を務める。元日本語補習校代表兼教師。幼児から大人のための総合教育センター「Universal Kids(旧子どもクラブ)www.universalkids.com.au」の代表。NPO日豪教育サポート・グループを通して在豪日本人のための現地教育のシラバスやバイリンガル教育の情報共有に努めている

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