職場復帰と母乳育児

BreastFeeding

 
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職場復帰と母乳育児

 

近年多くのお母さんたちが働きながら母乳育児をされています。そこで今回は、仕事と母乳育児を両立させるためにぜひ知っておきたいポイントをお話したいと思います。

始めに職場復帰の時期についてですが、母乳育児の確立や母子の絆を深めるという意味において、産後の2〜3カ月は非常に重要な時期と言われています。可能であればその期間、産後休暇を取れることが望ましいでしょう。復職される時期が産後6カ月未満である場合、3〜4時間ごとの搾乳が必要です。

例えば、通勤時間を含めて赤ちゃんと離れている時間が10時間ほどあるとすると、その間ほぼ3回の搾乳が必要です。復職が産後6カ月以上で、既に離乳食を始めている場合には、搾乳の間隔をもう少し長くしても構わないでしょう。

赤ちゃんが1歳を過ぎると搾乳はせず、朝出勤前、帰宅直後、そして夜寝る前のみ授乳するというパターンもあります。

次に搾乳について。搾乳は職場復帰の3〜4週間前から始めて、備蓄しておきましょう。母乳は冷凍庫内で3〜4カ月保存可能です。1回に赤ちゃんが飲む量をふたのついたガラスの瓶に小分けにして保存しておきます。冷凍母乳を保冷バッグに入れ保育所に持参しましょう。

また、完全母乳育児の赤ちゃんであっても生後1カ月くらい経つと、哺乳瓶を使って飲むことに大きな抵抗はないと言われています。ですから、職場復帰直前に哺乳瓶の練習を始めても大丈夫ですが、赤ちゃんがちゃんと哺乳瓶から飲めるかどうか心配だというお母さんは、復職の10日前ぐらいから練習を始めてください。

もし、赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がるようでしたら乳首の種類を変えたり、飲ませる時の抱き方を工夫してみましょう。また保育士やベビー・シッターに授乳を頼む場合、お母さんの衣服に赤ちゃんを包んで授乳してもらうと赤ちゃんが安心すると言われています。

復職にあたり、就労時間短縮や変則勤務、またはパートタイムへの変更など、希望を雇い主に伝え話し合うことも非常に大切です。

 


 

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スケッティーノ潤子
(すけってぃーのじゅんこ)
 
プロフィル◎ウロンゴン病院勤務助産 師。日本の公立病院で助産師として 20年間勤務後、2005年に来豪。国際 認定ラクテーション・コンサルタント IBCLC(母乳育児のスペシャリスト)

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