第5回:日本語教育教材の利用

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Let’s Learn Japanese
土曜校カリスマ先生の
日本語のツボ教えます

実際の教育現場から、日本語を学ぶコツを伝授


第5回:日本語教育教材の利用
日本語教育(外国語として学習する日本語)教材の中にも使える教材が多々あります。ノンネイティブ用に開発された教材ですから、日本人のレベルとしては小学校低学年から中学年向けといったところでしょう。写真1はNalsas Readersの教材。文を読んで質問に答える形式が多いのですが、日本の学校生活、新幹線、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど、日本での生活をベースをした質問や日本の昔話・物語なども取り入れられています。

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写真1:NALSAS Readers(http://studio.qantm.com.au/onlinelanguageresources/main.htm

写真2は、今どきの子どもが大好きな、いわゆる攻略式のアクティビティー(Space Voyage Games)。それぞれの場面で課されるタスクをこなし、30分以内にゴールにたどり着くというゲームです。マジメな学習もさることながら、遊び感覚の学習も大切ですね。

shashin2.gif写真2:Space Voyage Games (www1.curriculum.edu.au/nalsas/explorers/japanese/games.html)

文化体験
オーストラリアで生活していても、日本文化に接する機会はできるだけ多く子どもに与えたいものです。とは言っても、節分だからといって家の中で豆まき、というのはちょっと困るし、書道を体験させたいのはやまやまでも、道具がなかなか手に入りません。ひな人形や五月人形は本物を見せられるのに越したことはありませんが、日本から持ってくるにはあまりにもかさばるし、第一持ち込みができるのかどうかも疑問です。

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写真3:習字の時間♪インターネット書道(http://silver.vivian.jp/shodou.htm
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写真4:繰り返し使える特殊な厚紙に水で字を書く水書道

こんな時、頼りになるのがインターネット。ひな人形や五月人形、鯉のぼりがペーパークラフトになっていて、ファイルをダウンロード・印刷できるサイトがあります。でき上がる作品もきれいで、達成感を味わえます。インターネット書道では、筆の太さや色も変えることができ、自分の作品を録画・再生することもできます(写真3)。マウスの動かし方に多少技術を要しますが、大人でも十分楽しめます。
インターネットの書道なんて…。という方は、日本で水書道セット(写真4)をお求めになることをオススメします。使うのが水ですから、たとえこぼしてしまっても安心。また、半紙の代わりに使う特殊な厚紙は、乾けば何度でも使えるという優れものです。  言語と文化は切っても切れない関係にあります。子どもたちには語学だけでなく、日本文化にも目を向け、日本という国をより身近に感じてほしいと思います。

◇ゲームやペーパー・クラフトがダウンロードできるウェブサイト
豆まき~リニューアル2000~(www.fujitv.co.jp/game/land/monthly20/mame2
ひなまつりドットコム(http://hinamaturi.com/b1c4.html
キッズ@nifty (こいのぼり)(http://kids.nifty.com/handmade/paper/event/12/index.htm
キッズ@nifty(五月人形)(http://kids.nifty.com/handmade/paper/event/15_yoroi/index.htm


阿部圭志(あべ けいし)
プロフィル◎1997年よりシドニーで日本語教育に従事。カトリック系小学校、ニュー・サウス・ウェールズ大学、日本語たんけんセンター、インターナショナル・グラマー・スクールを経て、現在バンクスタウン・グラマー・スクール教職員。同年よりシドニー日本語土曜学校教職員を務める。

 

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