オーストラリア留学でキャリア・アップ
留学会社のカウンセラーが、オーストラリアのさまざまな学部・学科をご紹介。
躍年
新年明けましておめでとうございま す。バブルから20年が“失われ”、もう 日本は先進でも途上でもない、後退国 になりつつあるとも言われています。 バブル時期には日本人が持っていた謙 虚さや勤勉さが失われ、そしてバブル 後は自信と活力を失った、と言うのは 言い過ぎかもしれませんが、とにかく 失ってきたものは数多くありました。
そして今、対豪ドルはともかく、対 米ドル、対ユーロで円高が続いていま す。そして円高の今だからこそ、企業 は無理をしてでも、強い円を利したイ ンフラ投資などを中心にどんどん外に 打って出る時期だ、ということを言わ れ始めました。
日本企業がリスクをとってこの機に 外に目を向けられるのであれば、そこ には必ず「人材」が必要となります。 そしてその来たるべき時のために、今 からでも個を磨いておく必要がありま す。円高というよりは不景気だからと いう意味の方が強いのですが、不景気 にこそできるだけ蓄えを持った方がい いでしょう。
この場合の蓄えとは無形資産、つま り自分自身の能力という名の財産で す。世界規模で見ると、景気は必ず循環します。今この不景気の時期に、英 語力でも、資格、学位でもいいのです が、世界で通用できるように自分自身 を磨いておくことをお勧めします。
日本人というくくりで見ても、まだ まだ海外で通用する人材が足りていな い今こそ、海外でも、どこででも通用 する人材になっておくべきでしょう。
ただし、日本企業がこの危機を機会 と捉えて積極的に外に出て行けるかは 分かりません。もしこの機会を逃した 場合、今後またさらに10年が“失われ る”というより、本当に(徐々にでも) 沈没してしまう可能性すらあるとも言 えます。
しかし(残念ながら)例えそうなっ たとしても、世界は今以上にボーダレ スになることは間違いありません。そ んな事態になった時でも、今の努力が 実を結ぶことになるでしょう。
私事ですが、去年は厄年、そして今 年を躍年と捉えていますが、読者の皆 さんにとっても躍年となるよう願って います。その材料はオーストラリアに は転がっていません。ただしそうした 材料を自らつかみに行けば、応えてく れる国でもあります。行動すること、 挑戦することで躍年としてください。

山口幸司(やまぐち こうじ)
金融業界経験後、シドニー大学 大学院MOTコースに留学。一時 休学を経て2007年7月卒業。在学 中から、スタッフ・ソリューショ ンでマーケティング及び留学カ ウンセリングを担当、2010年4月 代表に就任。日本での人事担当 経験と現職の経験を活かし、就 職に有利な留学アドバイスを行 う。日豪の就職事情にも精通。
