本物の個性を育てる/福島先生の人生日々勉強

福島先生の人生日々勉強
本物の個性を育てる

誰もが持っている、才能。その才能を開花させる力になるもの、それは「個性」です。意外と思われるかもしれませんが、実際のところ、優れた素質があっても才能が花開かないとすれば、前提となる個性が薄っぺらということでしょう。才能を大成させたければ、個性を形作る理念や人間性、人格が必要です。そして、これらは一朝一夕に身に付くものではありません。反復し、持続することによって、少しずつ自分の形ができ上がっていくのです。

自分に自信が持てない時というのは、練習不足であることが多いですね。反復と持続を怠っている時です。本当に自信のある人は、どんなに挫折しても自信を失いません。過去の成功体験の数々が強い力となり、その感覚を引き寄せて磨きをかけることができるからです。

一流と呼ばれる人は、練習に練習を重ねます。彼らは、練習中に、次々と成功を見出していきます。練習の中に成功があるとは一体どういうことでしょうか。「練習」とは、困難な課題に進んで取り組み、苦手意識や恐怖を乗り越える作業であり、克服手段を会得して成し遂げていく作業でもあります。その作業の達成感の1つひとつが、膨大な数の成功体験の積み重ねになり、自信につながるのです。

飽きっぽかったり、すぐに投げ出してしまったりする人は、残念ながら実力も自信も身につきません。課題に取り組んですぐに達成できなくても、それを失敗と捉えないでください。教訓を得たと考えて感謝し、次に生かせば良いのです。

目の前に立ちはだかる課題は、乗り越えるまで何度も繰り返して練習する価値があるものだということを自覚しましょう。100回やってできないことは200回やる、それでもできなければ1,000回やってみる、というように、何度も諦めずに繰り返し行うことで身に付いていく場合があるのです。

たとえ最初はそれが単なる模倣であっても、それだけに集中して、コツコツとやり続けることで、そのことと一体となり、そのものになっていく、溶け込んでいく、ということがあります。不可能に思えたことも一途にただひたすらに続ければ、可能になる瞬間がやってきます。繰り返しの中で、いろいろな経験をし、予期せぬ答えが出てくることもあります。それら全ての学びが積み重なって、個性あふれる人格ができ上がっていくのです。「癖」を個性だと勘違いする人がいますが、そうではありません。「本物の個性」とはしっかりと積み上げた基礎から確立した価値観に根ざした奥深いものであり、揺るぎない人生哲学の上にのみ育まれるものなのです。


福島先生の教育指導

教育専門家:福島 摂子
大阪府出身。31年間、教育に携わり、教育カウンセリング・海外帰国子女指導を主に手がける。1992年に来豪。シドニーに私塾『福島塾』を開き、社会に奉仕する創造的な人間を育てることを使命として、幼児から大学生までの指導を行う。2005年10月より拠点を日本へ移し、日々活動の幅を広げていく一方で、オーストラリア在住者に対する情報提供やカウンセリング指導も継続中である。

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る