第165回 オーストラリアへの釣り旅行

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第165回

フィッシング・ライター
金園 泰秀
オーストラリアへの釣り旅行
「釣った魚で宴会をしたいのですが…。そして観光もお願いできますか ? 」。日本の某大手タイヤ・メーカーを定年退職されたA氏からこんなメールが届いたのは2年前だった。その時は連休を使って会社の元同僚や現職の部下たち5人でオーストラリアに来てみたいとのことで、その前年の今から3年前には同じメンバーでカナダのサーモン釣りに行って、釣ったサーモンを冷凍にして日本に持ち帰ったとのことだった。
(写真)2年前はこんなヒラマサを釣ったので印象が強かったようだ

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今年はヒラマサ、カンパチのほかにマグロやカツオも混じった

 しばらくは2年前の話を続けよう。「それではサンシャイン・コーストのエスチャリーの釣りとゴールドコースト沖のジギングはいかがですか ? 」。ブリスベン到着日はブリスベン観光もできるし、釣りを兼ねてサンシャイン・コーストとゴールドコーストを観ることも可能。3日間で3つの観光地を制覇でき、そして釣りと釣った魚もエンジョイできる、なんとも贅沢で格安なオリジナル旅行となった。
 朝にブリスベン国際空港に到着し、そのままブリスベン市内や展望台などを簡単に見学。チャイナタウンの飲茶で昼食を取った後は、大きなショッピング・センターで買い物をしながら夕方のBBQの食材も調達した。
 夜は、カンガルーやエミューの肉と、ふんだんなオージー・ビーフのBBQに舌鼓を打って就寝した。
 翌日はサンシャイン・コースト観光とエスチャリー(河口域)での釣り。サンシャイン・コーストの海辺の国立公園のウォーキング・トラックで幸運にも頭の上の木に野生のコアラを発見でき、さらに近くの展望台から何頭ものイルカが群泳してる姿を見ることもできた。そして、午後からのエスチャリーの釣りでは、マングローブの林の中に野生のカンガルーを発見。釣りでは、クロダイがおもしろいようにヒットして、夜は釣ったクロダイとオージー・ビーフのBBQを堪能して就寝。
 最終日はゴールドコースト。中型クルーザーで沖に向かいトローリングでWahoo(大サワラ)がヒットし、ジギング場所では10キロ前後のヒラマサやカンパチなどが続々と釣れまくったという何ともラッキーな人たちだった。
 この人たちが今年、2年ぶりにオーストラリアに戻って来てくれた。昨年はバリ島への釣り旅行に行かれたようだが、あまり釣果に恵まれず、来年はいい釣りができたオーストラリアにまた行こうという風に話が決まったらしい。
 今回は、到着した日の1日目は観光とお酒をメインにしたショッピングを行い、オージーBBQとオージー・ワイン、ビールで就寝。2日目はブリスベン沖にある砂の島ノース・ストラドブローク島の広大なビーチでキスとクロダイのフィッシングを楽しむことができた。
 最終日は、QLD州とNSW州の州境にあるTweed Headsの沖合いに。ジギングとトローリングで、ヒラマサ、カンパチ、そしてキハダマグロやカツオなど刺し身の食材を確保し、ブリスベンの我が家にて刺し身の大宴会を行うことができた。

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ブリスベンの弊宅では毎晩宴会が繰り広げられた

 さて、ここまでは2年前の観光&釣行の日程と大きな差はないが、今年はもう少し長く滞在して、きれいな珊瑚礁に囲まれた小さな島でのんびり過ごしたいという要望があった。
 広いグレート・バリア・リーフには美しい珊瑚に囲まれた小島が無数に点在するが、ブリスベンの我が家からリーズナブルな金額で行けて、そしてあまり観光客が来ずにまだ大自然が残っているような島となるとそんなに選べないものだ。
 ブリスベン寄りのフレーザー島の北方には、エリオット島やレディ・マスグレーブ島など、新婚組が小型チャーター機を飛ばして行くような贅沢なリゾート島や、ダイビング・ボートで船中泊しなければならないような無人島に近い小島があるが、年配の人たちが行くにはちょっと、というような感じだ。
 そこで、ブリスベンから北に600キロの地点にあるグラッドストーンの沖に、フェリーで行ける珊瑚礁の小島が点在するのでそこをアレンジすることにした。ブリスベンからグラッドストーンまで片道80ドルのフライトで飛び、フェリーで島まで渡ってリゾートに2泊する。そして帰りは同じような料金で東海岸を走っている列車に乗って戻ってくるというスケジュールになった。
 ブリスベンでの釣りで疲れた体を癒すため何もない珊瑚礁の小島で過ごし、島に産卵に上がってくる海ガメを眺めたり、孵化して海に走って戻って行く生まれたばかりの小ガメを見たり、そしてシュノーケリングで熱帯魚と戯れたりと、大自然に触れて、元気なおじ様グループは日本に無事帰って行った。
 また来年も釣りと観光に来るこの旅慣れた賢い人たちに、次回はどんな珍しい場所を提案できるか、ちょっと気が重いのが本音だ。
オーストラリアの釣り情報
www.fujimaru.com.au

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