最終回 モルチングのススメ

ガーデニング

最終回 モルチングのススメ

Q:抜いても抜いても花壇の中に雑草が生えてきて困っています。何か良い方法はないでしょうか ?
(37歳=主婦)



 花壇に生える雑草を駆除する有効的な方法として、①ひたすら手で除草、②除草剤をかけて枯らす、などがありますが、①は時間がかかり体力的にも大変です。②は、間違ってほかの植物にまで除草剤をかけて枯らしてしまう恐れがあります。そこでお薦めなのが、モルチングです。モルチングとは、雑草の生育抑制や地表面の飛散防止、保湿・保温などによる植物生育の促進を目的に、地表面を何らかの方法で覆うことを言います。花壇のモルチングには、スギやヒノキなどの針葉樹を細かく砕いたモルチング材(日本では、杉、ヒノキの樹皮だけを使った“ウッドチップ”が一般的です)を使うのが良いでしょう。花壇一面にモルチング材を敷き詰め、地表面を覆うことにより、雑草が生えにくくなることはもちろん、飛んできた雑草の種からの発芽を抑制でき、土壌の乾燥も防ぎます。その上、針葉樹を粉砕して作るので、その香りには、消臭効果や森林浴効果もあります。
施工手順
①花壇の中の雑草を根から取り除くか、除草剤を散布して枯らしておきます。
②花壇の土の量が多ければ、あらかじめモルチング材を敷いてもこぼれない程度に取り除いておき、その上から約5センチの厚さでモルチング材を敷きならします。この時、なるべく均等の厚さになるようにしてください。
 状態にもよりますが、2、3年に1回は補充してください。ここオーストラリアにもさまざまな種類のモルチング材がありますのでいろいろ探してみてください。写真は「Tea Tree Mulch(ティー・ツリー・モルチ)」です。特にQLD州は、夏の日差しが強く乾燥しやすい上、水の使用制限があるため、保湿効果があり節水にも役立つ雑草対策「モルチング」は、たいへんお薦めです。
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著者プロフィル
砂堀 稔(すなほり みのる)
南九州大学園芸学部卒。福岡で有数の造園会社に4年間勤務し、剪定、造園、公園工事、街路樹の管理、道路植栽工事などあらゆる分野で経験を積む。その後渡豪し、現在はオーストラリア・リバティー・ライフ社でオーストラリアの園芸に携わっている。

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