【11月】最新BOOKトレンド・チェック「彫刻に関する本」他

読書好き集まれ!
最新BOOKSトレンド・チェック
協力:オーストラリア紀伊國屋書店(Level 2, The Galeries, 500 George St., Sydney)

本好きにとって、トレンドに取り残されてしまうのはつらいところ。本連載では、シドニーCBDに店を構え、KINOと親しまれるオーストラリア紀伊国屋書店協力の下、トレンド・キーワードとともに読み逃せない話題の3冊と、日本のトレンドをキャッチするための最新ランキングをご紹介していきます。

シドニー東部のボンダイ・ビーチからタマラマ・ビーチまでの海沿いの遊歩道(コースタル・ウォーク)に、約100点もの彫刻が展示される「スカルプチャー・バイ・ザ・シー」というイベントが11月6日まで開催中です。これは世界最大級の野外彫刻展で、料金は無料。約2キロの遊歩道に並んだ彫刻を、ウォーキングしながら鑑賞できます。そこで今月は彫刻についての芸術本を楽しみながら、海風が気持ち良い野外彫刻展を訪れてみてはいかがでしょうか。

今、売れている本は?ベストセラー・ランキング(2016年10月1日~10月7日)

■文庫ベストセラー

1 小説・君の名は。 新海誠 KADOKAWA
2 祈りの幕が下りる時 東野圭吾 講談社
3 君の名は。Another Side: Earthbound 加納新太、新海誠 KADOKAWA
4 怒り 上 吉田修一 中央公論新社
5 らくだ 新・酔いどれ小籐次 (六) 佐伯泰英 文藝春秋

■新書ベストセラー

1 鋼のメンタル 百田尚樹 新潮社
2 第四次産業革命 西村康稔 ワニブックス
3 キリンビール高知支店の奇跡 田村潤 講談社
4 言ってはいけない 橘玲 新潮社
5 人口と日本経済 吉川洋 中央公論新社

今週のトレンド・キーワード 『彫刻についての芸術本!』

気鋭のフィギュア造形作家の全てがここに

『大山竜作品集&造形テクニック』
大山竜

異彩造形作家、大山竜の待望の処女作品集! ガラモン、セミ人間、刀剣乱舞-ONLINE-、弱虫ペダル、モンスターハンター、うしおととら、ベルセルク……。荒々しいまでの大胆さとディテールの超絶な繊細さを併せ持つ独特の作風で、国内外から注目を浴びる造形家、大山竜。本書は、作り下ろしの魔王、モンスターを含む数々の造形作品をほぼ完全掲載。材料や詳細なメイキング・テクニックも収録。

リアルでキュートな木彫りの世界

『はじめての木彫りどうぶつ手習い帖』
ましもとみお
雷鳥社(価格:A$36.50<会員価格:A$32.85>)

可愛い木彫りの動物を自分で彫れる! ユニクロのCM出演などさまざまなメディアが注目する彫刻家、はしもとみおさんが教える木彫りの楽しみ方。ねこのブローチ、子どものペンギンやブランコに乗った熊など、手のひらサイズの彫刻ができるハウツーを掲載。これまでに著者が制作した木彫りの動物たちを本書のために新たに撮り下ろしており、美しい作品集としても堪能できる1冊。

「彫る」ことで描く版画の美しさ

『吉田博全木版画集』
吉田博
新潮社(価格:A$99.95<会員価格:A$89.96>)

明治期に衰退していった木版画工房の中にあって、自分のためだけの工房を営むことに成功した吉田博の木版画集。浮世絵の美質を継ぎつつ、洋画家としての写真絵画を木版画化すべく努力した吉田博の全作品をまとめた。生涯、旅をしながら、訪れた地の景色を作品として残した吉田博。戦前の版画家とは思えないほど、現代的な作風が特徴だ。日本の美術史に埋もれた名作をぜひ。

ランキングからPick up!


『祈りの幕が下りる時』東野圭吾/講談社

「悲劇なんかじゃない。これが私の人生」。加賀恭一郎は、なぜ「新参者」になったのか……。明治座に幼なじみの演出家を訪ねた女性が遺体で発見された。捜査を担当する松宮は近くで発見された焼死体との関連を疑い、その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることに加賀恭一郎は激しく動揺する。シリーズ最大の謎が決着する、吉川英治文学賞受賞作。

KINOKUNIYA便り

真夏のクリスマスが近付く11月。オーストラリアではクリスマス・プレゼントに本を贈る習慣が多いことに驚きました。確かに、贈る相手のことを考えて選んだという気持ちが通じて良いですね。お陰様で12月は店内が大混雑します。クリスマスのお買い物は11月中がお勧めです。私のいち押しは『翻訳できない世界のことば』という本。日本語の「木漏れ日」という単語も紹介されています。

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