【4月】最新BOOKトレンド・チェック「読書の秋に読みたい小説」他

読書好き集まれ!
最新BOOKSトレンド・チェック

協力:オーストラリア紀伊國屋書店(Level 2, The Galeries, 500 George St., Sydney)

本好きにとって、トレンドに取り残されてしまうのはつらいところ。本連載では、シドニーCBDに店を構え、KINOと親しまれるオーストラリア紀伊国屋書店協力の下、トレンド・キーワードとともに読み逃せない話題の3冊と、日本のトレンドをキャッチするための最新ランキングをご紹介していきます。

職業柄、本に触れる機会が多く、文字を読む時間もこれまでより増えていると思うのですが、インターネットで情報を仕入れることも多くなり、思い返してみると「読書」をする時間が減っていることに気付きました。何だか心に余裕がないような気がしていたのは、そのせいなのかもしれません。感受性や想像力をかき立ててくれる小説は「心の栄養補給」と言われています。秋になり、日が落ちるのも早い今日この頃。早めに家に帰って、ゆっくりと読書の時間を堪能してみてはいかがでしょうか。

今、売れている本は? ベストセラー・ランキング(2018年3月5~11日)

■文庫ベストセラー

1 ラプラスの魔女 東野圭吾 KADOKAWA
2 羊と鋼の森 宮下奈都 文藝春秋
3 秋霖やまず 佐伯泰英 光文社
4 魔法科高校の劣等生 24 佐島勤 KADOKAWA
5 あきない世傳 金と銀(五) 高田郁 角川春樹事務所

■新書ベストセラー

1 陰謀の日本中世史 呉座勇一 KADOKAWA
2 日本史の内幕 磯田道史 中央公論新社
3 不死身の特攻兵 鴻上尚史 講談社
4 中華思想を妄信する中国人と韓国人の悲劇 ケント・ギルバ-ト 講談社
5 日本軍兵士 吉田裕 中央公論新社

今週のトレンド・キーワード「久しぶりに本を読んでみませんか? 読書の秋に読みたい小説 」

第134回直木賞受賞推理小説

容疑者Xの献身
東野圭吾
文春文庫(価格:A$15.85<会員価格A$14.26>)

天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、1人娘と暮らす隣人の靖子にひそかな思いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、2 人を救うために完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオ・シリーズ初の長篇、直木賞受賞作。

宝石をモチーフにした短編7作品

サファイア
湊かなえ
角川春樹事務所(価格:A$14.95 <会員価格A$13.45>)

「あなたの『恩』は、一度も忘れたことがなかった…… 。『二十歳の誕生日プレゼントには、指輪が欲しいな』。私は恋人に人生初のおねだりをした……(「サファイア」より)」。「林田万砂子(50歳・主婦)は子ども用歯磨き粉の『ムーンラビットイチゴ味』がいかにすばらしいかを、私に得々と話し始めたが……(「真珠」より)」。人間の愛、夢として描いた傑作短篇集。

お笑い芸人・又吉直樹による芥川賞受賞小説

火花
又吉直樹
文春文庫(価格:A$13.80 <会員価格A$12.42>)

売れない芸人の徳永は、天才肌の先輩芸人・神谷と出会い、師と仰ぐ。神谷の伝記を書くことを乞われ、共に過ごす時間が増えるが、やがて2人は別々の道を歩むことになる。「笑い」とは何か、「人間」とは何かを描き切ったお笑い芸人・又吉直樹のデビュー小説。第153回芥川賞受賞作。芥川賞受賞記念エッセイ「芥川龍之介への手紙」を収録。

ランキングからPick up!

ラプラスの魔女/東野圭吾

ある地方の温泉で発生した中毒死亡事故。地球化学者の青江が警察の依頼で事故現場に赴くと若い女の姿があり、1人の青年の行方を追っていた。2カ月後、別の温泉地でも同じような中毒事故が起こる。被害者に共通点はあるのか。青江が現地を訪れると、またも例の女がそこにいた。困惑する青江の前で、彼女は次々と不思議な“力”を発揮し始める……。

KINOKUNIYA便り

それぞれの街には、それぞれにベスト・シーズンがあると思います。京都なら紅葉の秋でしょうか。シドニーであれば「断然、夏!」と思っているのですが、悲しいかな、あっという間に過ぎ去ってしまいました……。とは言え、シドニーの秋も捨てたものではありません。実りの秋でもあるので、食べ物もおいしいですね。日本で言われるように、食欲の秋、読書の秋を楽しもうではありませんか!

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