QLDで安全・快適ライフ/サイバー犯罪①

QLDで安全・快適ライフ

警察とコミュニティーをつなぐ日本人ポリス・リエゾンが、クイーンズランド州で安心な生活を送るためのアドバイスや安全情報をお届けします。

第8回 サイバー犯罪①

サイバー犯罪(Cybercrime)とは、世界中でインターネットを使うすべての方が直面する問題であり、「コンピューターやその他の機器への直接的な攻撃」または「コンピューターやその他の機器を使った犯罪(例:コンピューター詐欺、個人情報の搾取、または児童保護法に抵触する写真などの配布、他)」を意味します。一般的なサイバー犯罪は、ハッキングやスキャム、または詐欺、個人情報の搾取、コンピューターへの直接攻撃、違法なコンテンツの配信などです。他にも以下のようなサイバー犯罪が挙げられます。

ネットいじめ(Cyberbullying)やストーキング

これらは、攻撃的で脅迫的に他人を困らせる行為をコンピューターなどのテクノロジーを介して、通常匿名で行うものです。

ネットいじめ(Cyberbullying)とは…
● 相手を傷つけるようなメッセージ、写真、ビデオをオンラインで配信。
● 嫌がるメッセージを繰り返し送りつける。
● オンライン上で無視したり怖がらせる。不快なゴシップやチャットを行う。
● 傷つける目的で、ソーシャル・ネットワーク(SNS)上に架空のアカウントを作成する。

実生活上でのいじめと同様に、サイバー・スペースでのいじめも犯罪です。豪州では、このようなハラスメントやいじめに対する法律「Criminal Code Act 1995」があり、インターネットや電話などを使ったハラスメントなどの犯罪に対して、最高3年の禁固刑または3万ドルの罰金が科せられます。以下のソーシャル・メディアの犯罪情報サイトも参考に、ぜひ一度考えてみてください。

■Web: www.thinkuknow.org.au/youth(11~17歳)
 www.thinkuknow.org.au(18歳以上)

個人情報の搾取

犯罪者があなたのお金を盗んだりその他の利益を享受するために、あなたの個人情報(名前、住所、生年月日、銀行口座番号など)へアクセスをすることを、個人情報の搾取と言います。これもサイバー犯罪の中で大きな問題になっています。

例え犯罪者に取られた情報がわずかでも、彼らはそれを利用して更なる情報(写真や生年月日、生まれた場所、家族構成など)を手に入れられます。これらの情報は、新たな銀行口座開設に十分である他、正規のID証明書類を他人の写真で偽造することも可能にしてしまいますので、厳重な注意が必要です。

さて、間もなく2015年も終わりとなりますが、2016年も皆様が安全で健やかに過ごせますようお祈り申し上げます。

【ポリス・リエゾンのひと言メモ】
 15年11月1日から車の中での喫煙ルールが変更されました。18歳未満の未成年者が車に同乗または運転している場合、喫煙をすると235ドルの罰金が喫煙者に課せられます(※以前は16歳未満が対象でした)。



<著者プロフィル>
平野尚道◎クイーンズランド州警察ゴールドコースト地区・日本担当リエゾン・オフィサー。ゴールドコースト日本人会の会長職を8年務める。移民サポート非営利団体MCCGCにて異文化育成担当として9年勤めた後、州警察のリエゾン・オフィサーに就任。現在、日本人コミュニティーと警察の架け橋として活動中。2009年に在ブリスベン日本国総領事館より在外公館長表彰、14年にゴールドコースト市オーストラリア・デー文化功労賞を受賞

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