QLDで安全・快適ライフ/違法ドラッグ

QLDで安全・快適ライフ

警察とコミュニティーをつなぐ日本人ポリス・リエゾンが、クイーンズランド州で安心な生活を送るためのアドバイスや安全情報をお届けします。

第11回 違法ドラッグ

違法ドラッグとは、一般に所持・使用することが違法とされる以下のようなものを指します。

● 麻酔や鎮痛効果のあるアヘン、ヘロインなど
● 興奮させる覚せい剤、コカイン
● 幻覚作用のあるLSD、メスカリンなど
● 大麻製品であるマリファナ、ハシシュ

その他にも1986年の「Drugs Misuse法」にて、さまざまな種類が違法ドラッグに指定されています。上記のドラッグのいくつかは、病気やけがの治療のために医師により処方される場合があります。しかしその場合も適正な手続きを経て、処方された人のみ使用が許可されます。

人体への影響

違法ドラッグは中毒性があり、心身に大きなダメージをもたらすもので、決して使用してはいけません。代表的なドラッグが体に及ぼす影響は以下の通りです。

●覚せい剤(エクスタシー)

【短期的影響】血圧上昇、瞳孔を広げる、異常な体温の上昇、発汗、吐き気、困惑、幻覚、不安に襲われるなど
【長期的影響】過剰摂取による死、心臓の機能不全による死、激しいうつ、自殺衝動、精神異常、感情の抑制が難しくなるなど

●マリファナ(大麻)

【短期的影響】思考の停滞、反応速度の低下、運動器官の整合性の低下、精神病、幻覚症状、神経質な怒りなど
【長期的影響】依存症、不安、激しいうつ、自殺衝動、記憶障害、肺がんの危険性の増大、妄想やその他の精神疾患など

ドラッグの形態、新種

違法ドラッグは錠剤のみならずさまざまな形態で出回っています。例えば覚せい剤はクリスタル(結晶状)、パウダー(粉末)、ベース(固形)、錠剤などの状態で売られ、「アイス(Ice)」や「スピード(Speed)」などと呼ばれることもあります。また「フラッカ(Flakka)」など新種の合成麻薬も問題になっています。

処方箋薬が違法ドラッグに?

皆さんが病気になった際に、医者に行って処方箋をもらって薬を購入することがあるでしょう。法律上、その薬は処方された人のみが服用できるものであり、家族や友人など自分以外の人に服用させることはできません。処方薬を処方された人以外に飲ませた場合、オーストラリアでは違法ドラッグを取り扱ったと見なさまれます。

ご質問、お問い合わせは以下で受け付けています。
TEL: (07)5581-2840
Email: CrossCulturalGoldCoastPolice@police.qld.gov.au



<著者プロフィル>
平野尚道◎クイーンズランド州警察ゴールドコースト地区・日本担当リエゾン・オフィサー。ゴールドコースト日本人会の会長職を8年務める。移民サポート非営利団体MCCGCにて異文化育成担当として9年勤めた後、州警察のリエゾン・オフィサーに就任。現在、日本人コミュニティーと警察の架け橋として活動中。2009年に在ブリスベン日本国総領事館より在外公館長表彰、14年にゴールドコースト市オーストラリア・デー文化功労賞を受賞

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る