第2回 クリスマスがやって来る!

サマンサのとっておきシドニーライフ

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第2回 クリスマスがやって来る!
 ワクワク♪まだ若いクリスマス・ツリーや、10月から既に始まっているオフィスのクリスマスの飾りを見る度に、もうすぐクリスマスだなぁって楽しみになるの。私にとってのクリスマスといえば、ご馳走、家族、連休、そしてもちろん、プレゼント!

 クリスマス・デーはホリデーというよりも大忙しの日ね。私には離れて暮らす家族がいるから、毎年少なくとも2つのクリスマスを楽しんでいます。それに今はボーイフレンドの家族も加わったから、3つのクリスマスが待っているの。
 去年のクリスマスの大半は、1つの家から次の家へ、車を運転しながら過ごしたわ。私のボーイフレンド、ジョエルの家族はポーランド人で、クリスマスを24日のイブに祝うの。だから、私のクリスマス・ストーリーもそこが始まり。ポーランドの伝統にのっとって、“オプワテク”というウェハースのパンを小さくちぎって、神の恵みに感謝しながらお互いに渡し合うの。
 自分が知らなかったクリスマスのお祝いのやり方を学ぶのが、私は大好き。家族の数だけお祝いのバリエーションがあるから。
 朝のうちに、ジョエルの家族と一緒にプレゼントを開けて、それから手短にお礼を言ってすぐに車に乗り込んだら、すぐそばの、ガールフレンドの家に行っていた弟をピックアップ。そこから、父方の家族と一緒に早めのランチをとるために、おじいちゃんの家まで2時間のドライブ。そこで急いでご飯を食べて、さらにプレゼントを開けるひと時を過ごしたら、また車へ。2時間かけてまた戻って、今度は母方の家族と一緒に遅めのランチ。ふぅーっ!ここでやっと、ホッとリラックスして、ワインを1杯(2杯かしら !? )ゴクリ。
 ランチはいつも豪華。ほかの国ではロースト・ターキーがクリスマスの人気のご馳走だけど、オーストラリアのクリスマスは暑くて、1日中オーブンのお守りなんてできないわ。だから私たちは、毎年、いろんな種類のシーフード——車えびや、魚のピクルス、もしラッキーなら牡蠣——をいただくの。特におばあちゃんの作る、車えびにかかったマンゴー・ソースは家族の名物で絶品。たいてい、たくさんのコールド・サラダやパン、チーズやオリーブ、そしてワインと一緒にいただくの。

第2回 クリスマスがやって来る!

 いつもたくさんの人が集まるクリスマス。ママ、義理のパパ、兄弟姉妹はもちろんだけど、叔父、叔母、いとこ、祖父母、そして友だちもね。ランチの後はプレゼント交換。これは、小さないとこたちには待ちきれない時間ね。だって、切りたてのツリーの下で、華やかに包装されたプレゼントたちがウインクしてるんだもの。時々、祖父がサンタクロースの衣装を着てプレゼントを手渡すの。そうしないと、いとこたちは我慢しきれずに奪い合いをしちゃうから。こうして、開けた包装紙の下に贈り物が隠れてないかを気を付けながら、1時間半たっぷり楽しく過ごすの。
 ご馳走やワイン、熱気に包まれて、みんなまだまだプレゼントを包装してクリスマス・ツリーの下に隠したりして、明け方3時まで夜更かし。で、次の日は午後3時ごろまで寝てるの。特におじいちゃんはね ! みんな、カウチやカーペットの上、プール・サイドの木陰とか、寝転がれるなら所構わずクリスマス・シエスタをとるのよ。ただ気を付けないといけないのは、おじいちゃんのそばで寝ちゃいけないってこと。だってすごいイビキなんだもの ! 夕方5時ごろになると、みんなリフレッシュして、さらなるご馳走を食べ始めたり、泳いだり、スクラブル・ゲームやトリビアル・パスートに夜まで熱中するの。
 今年は、そんなに遠くまでドライブしないつもり。ママの家では、義理のパパがプールのとなりにパゴダを建てたばかり。だから子どもたちは、プールのそばで水遊びをしたり、水を飛び散らしては、大人たちが悲鳴を上げるのを見て、かわいい顔にいたずら好きな笑みを浮かべることができるの。
 最近、クリスマスが嫌いっていう人がよくいるわよね。みんなギリギリになって大急ぎでプレゼントを買ったり、パーティーからパーティーへ終わりなく移動したり、クリスマスそのものが商業的すぎたりって所がイヤみたい。私にとって、クリスマスは、家族、ご馳走、そして贈り物をするためのもの。だから、たとえ10月みたいに気が早い時期だろうと、その年一番のクリスマス・ツリーがデパートにお目見えしたのを見ると、ワクワクして胸がキュンとしちゃうの。


プロフィル
Samantha Holland

シドニー大学ではジャーナリズムとコミュニケーション学を専攻。「シドニー・モーニング・ヘラルド」紙の書評コーナーに記事を寄稿するほか、本紙別冊の英字誌「jstyle(ジェイスタイル)」では編集長という大役も務める23歳。

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