2016年11月 メルボルン/ローカル・コミュニティー・ニュース

日本映画祭、メルボルンで24日開幕

名作から新作まで話題作品が上演

西川美和監督『永い言い訳』(© 2016
西川美和監督『永い言い訳』(© 2016 “The Long Excuse” Film’s Partners)

第20回日本映画祭がオーストラリア全土で開幕した。毎年、豪・ニュージーランドの14都市で開催され、3万人以上が訪れる日本国外では最大規模の日本映画祭。メルボルンでは11月24日から12月4日まで、市内2つの映画館で新作映画から不朽の名作まで、全40作品が上映される。

注目のオープニングを飾るのは、是枝裕和監督で阿部寛主演の『海よりもまだ深く(After the Storm)』、クロージング作品には、現在日本でも上映中の『永い言い訳(The Long Excuse)』が選ばれた。

『永い言い訳』は、第153回直木賞候補、2016年の本屋大賞にもノミネートされた西川美和監督の同名小説をもとにしたラブ・ストーリー。突然の事故で妻を失い、悲しむことができずにいる作家・衣笠幸夫が、同じ事故で母を失った兄妹とその父親との交流を通して、初めて亡くなった妻と向き合い始める。

上映に合わせ来豪する西川美和監督(Photo Provided: Asmik Ace)
上映に合わせ来豪する西川美和監督(Photo Provided: Asmik Ace)

予期せず家族を失った者たちは、どのように人生を取り戻すのか――。人を愛することの「素晴らしさと歯がゆさ」を描ききった感動の物語。『おくりびと』以来、7年ぶりに主人公を演じる本木雅弘の人間味あふれる演技にも注目が集まる。

原作・脚本・監督をこなし、同作品を自らの集大成と語る西川美和監督と主演の本木雅弘さんが、フェスティバルに合わせて来豪。スペシャル・ゲストとして11月28日の上映後にQ&Aセッションが行われる。

■日本映画祭(メルボルン)
日程:11月24日(木)~12月4日(日)
開場:ACMI Cinemas, Federation Square, Flinders St., Melbourne
Hoyts Melbourne Central, Cnr. of Swanston & Latrobe Sts., Melbourne Central Shopping Centre
料金:一般$18.5、コンセッション$15.5、フィルム・パス$75(5回分、オープニング・フィルムとスペシャル・イベントを除く)
Tel: (03)8663-2583(ACMI ボックス・オフィス)
Web: www.japanesefilmfestival.net



1-1の引き分けに終わった日豪戦(Photo: Moto)

W杯最終予選日豪戦-引き分けに終わる

ワールドカップ2018年大会のアジア最終予選B組、サッカー日本代表対オーストラリア戦が10月11日、メルボルンのドックランズ・スタジアムで行われ、1−1で引き分けた。

試合開始夜8時の気温は13度、春とはいえ底冷えするような気候の中で迎えたキック・オフ。W杯最終予選の大一番、オーストラリアにとってはホームの試合とあって、スタジアムには4万8,000人を超えるサッカー・ファンが詰めかけた。この日、設けられた日本サポーター・エリアには、国内外からの多くの日本サポーターが集結し、スタジアムの一角を青1色に染めた。

グループB内で世界ランキング最高位のオーストラリアとの試合は最後まで接戦だった。試合開始早々に原口元気(FW)のゴールで先制しながらも、後半7分にマイル・ジェディナクにPKを決められ同点に終わった。後半24分に日本戦で8試合5得点を挙げているティム・ケーヒルを投入して勝負に持ち込んだオーストラリアだったが、日本チームの巧みな戦術と好守に阻まれ勝ち越せなかった。

試合後の会見で、日本代表のヴァヒド・ハリルホジッチ監督は「選手たちは守備面で素晴らしい試合をしてくれた。少しフラストレーションはあるが、後悔はしていない。守備に関してはしっかりとオーガナイズができていた」とコメント。また「残念なのは、もう勝ち点2を取れた可能性があったということ。それでも、選手にはおめでとうと言いたい」と、選手をねぎらった。先制ゴールを挙げた原口は「試合開始直後の先制ゴールは狙い通りだった」と話し、オーストラリアにPKを与えた場面については「悔やまれるというか、申し訳ない」と話した。

日本は2勝1分け1敗の勝ち点7、オーストラリアは2勝2分けの同8。通算対戦成績は日本の8勝9分け7敗となった。次回オーストラリア戦は2017年8月31日、日本で開催される。


メルボルン・レベルズ12歳以下代表メンバーに選ばれた小山外慈君
メルボルン・レベルズ12歳以下代表メンバーに選ばれた小山外慈君

小山外慈君、VIC州12歳以下ラグビー全国大会参戦

各州から選ばれたラグビー代表チームの12歳以下で競う全国大会が9月30日~10月2日、南オーストラリア(SA)州アデレードのポートアデレード・ラグビー・クラブで開催。VIC州ジーロング在住でカーディニア・インターナショナル・カレッジに通う小山外慈(がいじ)君(12歳)が、スーパーラグビーのメルボルン・レベルズ12歳以下代表メンバーとして試合に臨んだ。

外慈君は昨年、最年少で代表メンバーに選ばれ、2年連続で代表チーム入りを果たした。全国大会はNSW、VIC、ACT、SA、NTの5州の総当たり戦で、VIC州チームは、3勝1敗でNSW州に続き準優勝を収めた。

5歳から地元のラグビー・クラブで練習を始めた外慈君だが、当時は緘黙症(かんもくしょう)により、自宅では家族らと問題なく会話できても、家の外ではうまく喋ることができなかったという。父親の小山誠哉さんは、「家では話せるのに、学校では喋れない本人のストレスは大きかったと思います。ラグビーを始めてからは上達も早く、自信がついたようです。学校での会話が増え、仲の良い友人となんでも話せるようになりました」と話した。地元ではジーロング・ラムズに所属し、スタンドオフ(10番)でチームの司令塔としてチームを引っ張っている。週1回2時間の練習ではスキルの強化や、試合形式のトレーニングなど2時間の練習をこなすほか、試合前には毎日1時間、お父さんの誠哉さんと一緒にランニングやパスの練習をするという。「小さい頃からやっているので、自分の中にいつもラグビーあります。ラグビーの体をぶつけ合うところが好きです。将来はプロ・ラグビー選手かフィジオ・セラピストになりたいと」話す外慈君。ラグビー大国オーストラリアで、日本人中学生の今後の活躍に期待したい。

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