2017年5月 ニュース/コミュニティー

ロバート・サイドラー氏(左)と竹若敬三・在シドニー日本国総領事
ロバート・サイドラー氏(左)と竹若敬三・在シドニー日本国総領事

R・サイドラー氏叙勲伝達式

日豪関係への貢献が評価

在シドニー日本国総領事公邸で3月30日、弁護士のロバート・サイドラー氏への叙勲伝達式が行われた。

サイドラー氏は豪日経済委員会副会長として、これまで大規模会合の開催を運営するなど日豪関係の発展に尽力してきた。自らのイニシアチブで豪日経済委員会の下に設立した豪日経済委員会インフラ小委員会の委員長として、日豪経済委員会と連携し、さまざまなミッションのための人材の派遣及び受け入れを行ってきた経歴も持つ。

弁護士でもあるサイドラー氏はオーストラリアに進出した日本の金融機関の顧問弁護士としても活躍し、オーストラリアのホテル、観光開発、資源開発分野への融資などを仲介してきた。それら数多くの功績が称えられ、今回の叙勲という運びとなった。


開会あいさつを行う関西広域連合担当委員の山田啓二・京都府知事
開会あいさつを行う関西広域連合担当委員の山田啓二・京都府知事

関西広域連合、シドニーで交流レセプションを開催

シドニー市内インターコンチネンタルホテル・シドニーで4月19日、近畿運輸局、関西広域連合、関西観光本部主催の「交流レセプション」が開催された。政府関係者や旅行関連会社、航空会社関係者ら約130人が招待された。

関西広域連合は滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、徳島県、京都市、大阪市、堺市、神戸市と12の自治体からなる団体で、府県よりも広域の行政体が担うべき分野の活動に取り組んでいる。今回は広く関西エリアの観光の魅力を伝えるために各自治体の知事ら関係者11人がシドニーを訪れ、同エリアの魅力を映像などで紹介するとともに招待者らと交流を図った。

開会のあいさつを行った関西広域連合担当委員の山田啓二京都府知事は「広域連合内には世界遺産も5カ所ありますし、今後ますます伸びが期待できる地域。オーストラリアからもどんどん観光客を送って頂ければ」と話した。


商標の役割を紹介するショーン・マクマニス氏
商標の役割を紹介するショーン・マクマニス氏

セミナー「海外駐在員も知っておきたい商標のお話」ーシドニー日本商工会議所

シドニー日本商工会議所(会頭=廣田信治:オーストラリア三菱商事会社)の電子機器部会(部会長=池田雄一郎:ユニデンオーストラリア)と機械・建設部会(部会長=本田栄悟:前川製作所)は4月7日、「海外駐在員も知っておきたい商標のお話」と題しセミナーを開催、22人が参加した。

当日は、シェルストン特許事務所のショーン・マクマニス氏が、オーストラリアでビジネスを展開する上で知っておきたい、商標登録する意味や商標の役割、商標、会社名、ビジネス・ネームの違いなどを説明。また、模造品の水際防御(税関でのトナーなどの模造品の押収)や特許、コピーライト、商標、意匠(デザイン)など知的財産に関する法律についても紹介した。


調査結果の概要を紹介する小柳智美氏
調査結果の概要を紹介する小柳智美氏

2016年度 在オーストラリア日系企業活動実態調査
結果報告セミナー開催

シドニー日本商工会議所(会頭=廣田信治:オーストラリア三菱商事会社)の企画委員会(委員長=石原均:日立オーストラリア)と日本貿易振興機構(ジェトロ)シドニー事務所は3月22日、「2016年度在オーストラリア日系企業活動実態調査の結果報告」に関するセミナーを開催、約30人が参加した。

ジェトロが2016年10月に実施した「在アジア・オセアニア日系企業実態調査」によれば、オーストラリアにおいて今後1~2年の事業展開の方向性を拡大と回答した日系企業の割合は前回調査よりも増加しており、2年連続で拡大傾向が続く結果となった。セミナーでは、こうした在豪日系企業の活動状況について、ジェトロ・シドニー事務所の小柳智美調査部長から説明を聞いた。


オーストラリアの政界の構造を紹介するアンドリュー・トムソン氏(左)
オーストラリアの政界の構造を紹介するアンドリュー・トムソン氏(左)

シドニー・ビジネス塾開催

シドニー日本商工会議所の企画委員会(委員長=石原均:日立オーストラリア)は3月29日、シドニー・ビジネス塾「オーストラリア政府(州・連邦)の政策決定方法」を開催、約30人が参加した。

オーストラリア政府の政策決定は、各政党の特徴や傾向、政権が経済に及ぼす影響など日本とは異なる面がある。講演では、ランダー&ロジャース法律事務所顧問のアンドリュー・トムソン氏、同パートナーのイアン・ゴードン氏、チャレンジャー・ファイナンシャル社のデビッド・コックス氏、オーストラリア保険協会のリチャード・シールズ氏から、州政府と連邦政府の政策決定の基本構造、一般議員と政党の政策検討における役割、政策に対するマスコミの影響力などについて説明を聞いた。


視察会に参加した部会メンバー
視察会に参加した部会メンバー

「南極観測船しらせ」視察会―シドニー日本商工会議所

シドニー日本商工会議所(会頭=廣田信治:オーストラリア三菱商事会社)の観光・運輸・通信・生活産業部会(部会長=岩崎昭良:ライオン/キリンホールディングス)は3月22日、「南極観測船しらせ」の視察会を開催した。

参加者は、シドニーに寄港している「しらせ」の特徴や設備、砕氷の仕組みや南極観測協力時の説明を聞くとともに、操縦室や飛行甲板など船内を見学した。


SBSラジオ日本語放送5月のハイライト

SBSラジオ日本語放送は毎週、火曜、木曜、土曜の午後10~11時に番組を放送している。番組は、AMラジオ1107khzにチューンを合わせる方法と、デジタル・テレビのデジタル・ラジオ「SBS Radio1」を選択する方法で聞くことができる。

5月のシドニーサイドでは、日本人ピアニストの辻井伸行さんへのインタビューや、朗読の会「声」による朗読劇『待つ』(作・太宰治)の放送などを予定。海外から注目を集めている東京・神保町の日本料理店「傳」の料理長、長谷川在佑(ざいゆう)さんや、ブルー・マウンテンズを拠点に活躍するアーティスト横山佳代さんのインタビューなど、先月の放送もSBSのウェブサイトなどで視聴することができる。インタビューは公式フェイスブックにもアップされる。

なお、毎月最終週の木曜に、日豪プレス翌月号の見どころや取材の裏話などを編集長自ら紹介している。次回は5月25日(木)放送予定。

■SBSラジオ日本語放送
Email: Japanese.program@sbs.com.au
Web: www.sbs.com.au/Japanese
Facebook: www.facebook.com./SBSJapanese


熱心に話を聞く参加者たち
熱心に話を聞く参加者たち

シドニー日本クラブ、合同教員研修会開催

シドニー日本クラブ(JCS)は3月18日、日本語学校で教育に携わる教員を対象とした「第3回合同教員研修会」をシドニー・ウルティモのJCS日本語学校シティー校で開催した。シドニー日本語土曜学校教務局員の阿部圭志氏が講演を行い、シドニーの日本語補習校7校で教鞭を取る教員36人が参加。学習活動のアイデアや意見・情報の交換も活発に行われた。

JCSは8月に第4回目の同研修会を開催予定で、子どもたちの日本語教育の一層の向上につなげていきたいとしている。



企業ネットワーク異業種交流セミナー開催

個人事業主や中小企業事業主のビジネス支援を行う企業ネットワーク・インクは5月3日(水)、シドニー・シティーで異業種交流セミナーを開催する。ゲストにインターネット広告事業を手掛けるセプテーニ・ホールディングスの名誉会長兼創業者・七村守氏を招き、「経営も人生もひねらんかい」と題した講演が行われる。

講演タイトルは同氏が昨年出版した書籍の題で、同氏は業界のトップ・ランナーとして経営、起業、人生へのヒントとなるメッセージを語る予定だという。

■企業ネットワーク異業種交流セミナー
七村守講演「経営も人生もひねらんかい」
日時:5月3日(水)6:30PM受付開始、講演7PM~9PM
場所:Lumiere 101, Bathurst St., Sydney NSW(タウン・ホール駅近く)
料金:ビジター$40ドル
問い合わせ・申し込みEmail: kigyonetwork@gmail.com


昨年のJCSフェイトの様子
昨年のJCSフェイトの様子

JCSフェイトが7月8日に開催
―出店申し込み受付中

日本人定住者の親睦団体・シドニー日本クラブ(JCS)の毎年恒例のフェイトが7月8日、今年もオーバン植物園内のコミュニティー・ピクニック・エリアで開催される。

同イベントでは家族で楽しめるアクティビティー、ダンスや歌などのパフォーマンスが行われる。ソーセージやたこ焼きなどの屋台も出店して日本のお祭り気分を味わえる。

なお、JCSでは当日の屋台(ストール)出店者を募集中。食べ物、和風小物など何でも出店することが出来るが、出店費が必要。希望者は下記まで連絡を。

■JCSフェイト
日時:7月8日(土)11AM~3PM
場所:The Community Picnic Area, Auburn Botanic Gardens(Chisholm & Chiswick Rds., Auburn NSW)
問い合わせ先:jcs@japanclubofsydney.orgまたは0421-776-052(JCS事務局)


アーティスト金森マユ氏、乳がん治療プロセスを作品に

シドニー在住のアーティスト金森マユ氏が、自身が乳がんと診断されたことをきっかけに治療や手術の過程を記録しアート作品にまとめる活動を展開中だ。「I Just Can’t Say That Word」と名付けられた同プロジェクトは複数のプロ・アーティストと共に行われ、病気や健康への意識を喚起するパフォーマンス・インスタレーション作品として公開される予定。現在クラウド・ファンディング方式で制作資金のためのカンパを募っており、集まった額の5%はロイヤル・プリンス・アルフレッド病院がんセンター内のアート・セラピー・グループ「Arterie」に寄付される。詳細は下記ウェブサイトを参照。

■I Just Can’t Say That Word
Web: australianculturalfund.org.au/projects/i-just-cant-say-that-word


ブランビーズが東北の中高生を特別招待

ACT豪日協会の「東北ユースプログラム」で来豪した日本の中高生4人が3月24日、キャンベラのGIOスタジアムでブランビーズの練習を見学し、ラグビー選手たちと交流した。

東日本大震災で親を亡くした中高生をキャンベラに招待する同プログラムは、豪日交流基金の助成の下で続いている支援活動。新たにパートナーとして参加したブランビーズは中高生たちを同月25日の試合に招待し、4人は試合前のコイントスなどにも参加した。

震災当時、釜石シーウェイブスRFCに所属していたスコット・ファーディー選手とふれあう東北の中高生たち
震災当時、釜石シーウェイブスRFCに所属していたスコット・ファーディー選手とふれあう東北の中高生たち

震災直前までの3年間を日本で過ごしたコーチの妻、ジャッキー・ラーカムさんの呼びかけで実現した今回の招待。メディア担当のラス・ギブスさんも、「アジアとの強いつながりは大切であり、(チームとしても)出来る限りの協力をしたい」と述べた。

選手の1人スコット・ファーディーさんは震災当時、釜石シーウェイブスRFCに所属していた。日本語を交えながら中高生たちと交流し、ファーディーさんが震災の話をすると4人は頷きながら当時を振り返った。

釜石高校に通う八幡千代さんは、地元チームにいた選手とキャンベラで出会えたことについて、「こんなことがあるなんて、びっくりした」と驚きを隠さなかった。

参加した中高生の中でもラグビー好きの亀谷慎吾さんは、「交流を通して選手たちに一気に親しみを感じた」と笑顔で語った。(報告・写真=クレイトン川崎舎裕子)


東日本大震災が起きた時刻に黙祷を捧げる参加者たち
東日本大震災が起きた時刻に黙祷を捧げる参加者たち

東日本大震災6周年の集い

去る3月11日土曜夕刻、オーストラリア首都特別地域の「キャンベラ奈良平和公園」において、2012年以来毎年恒例の追悼の集いが、今年も「東日本大震災6周年の集い」として執り行われた。この催しは、地元のキャンベラ日本クラブ、キャンベラ豪日協会、キャンベラ・ジェット同窓会が共催しているもので、150人ほどの参加者が、2011年の大地震と津波及び原発事故によって亡くなられた方々を偲(しの)び、被害に遭われた方々の幸せを願い、午後4時16分(日本時間午後2時46分)に黙祷し、ろうそくを灯して祈りを捧げた。

次いで、オーストラリア先住民の音楽についての研究でオーストラリア国立大学で博士号を取得した土井幸宏氏による、雅楽の楽器の1つ「篳篥(ひちりき)」の演奏で「越天楽」と「ふるさと」が奏でられ、皆、遠く離れた東北の方々の未だに厳しいであろう生活に思いを馳せた。

その後、草賀純男・駐オーストラリア特命全権大使によるあいさつがあり、続いて3名の共催団体代表があいさつをした。まず、キャンベラ日本クラブのロバート・ラングリッジ氏が、自身が十代の頃、ヨーヨー・チャンピオンとして日本を回っていた時、特に仙台と塩釜に滞在して親しい間柄になった家族のことを紹介し、その方々との震災後の交流について語った。次に、ジェット同窓会のベン・レイブン氏が、あまり知られていない震災当時東北にいたジェット仲間の様子とその後について、いろいろと聞かせてくれた。3番目に豪日協会会長のダイアン・フィッツパトリック氏が、2012年以来、豪日協会が震災で両親または片親を失った中学生や高校生を、10日間から2週間ほどキャンベラに招いて元気になってもらおうという趣旨で始めた「東北青少年プログラム」について、改めて参加者に経緯と活動内容について詳しく説明した。最後に、オーストラリア国立大学の学部生で同大学の「歌舞伎倶楽部」のプロデューサーを務めているエリン・マッカラさんが、昨年9月に「歌舞伎倶楽部」が東北地方(秋田、気仙沼、石巻)で公演を行った経緯とその成果について語ってくれた。

その後、声楽家パイパー美佐子氏が「花は咲く」という震災後に日本全国で歌われてきた歌を独唱し、集いを締めくくった。

なお、この日会場に設けられた「東北青少年プロブラム」のための募金箱に400ドルもの寄付金が寄せられ、豪日協会のプログラム担当者バリー・ジャーマン氏にプログラム活動資金として手渡された。(報告・写真=池田俊一)


恒例の錦鯉品評会、5月開催―東日本大震災チャリティー

毎年恒例の「錦鯉の品評会 Koi‒Pet & Garden show」が5月21日(日)、シドニー西郊フェアフィールドで開催される。今年も品評会会場内に日本の伝統文化を紹介する東日本大震災のチャリティー・ブースが設置される。

今年は、被災した子どもたちを支援する「レインボー・プロジェクト」による東北工芸品と郷土食品の販売、ボランティア団体「Tokyo KIMONO Volunteers」による毎年恒例のミニ鯉のぼりの限定販売とチャリティー・バザーが開催される他、特設ステージではさまざまなパフォーマンスが披露される予定。当日寄せられる義援金はレインボー・プロジェクトの活動、東北復興支援団体に送金される。

■錦鯉の品評会 Koi‒Pet & Garden show
主催:鯉ソサエティーオーストラリア
日時:5月21日(日)9AM~4PM
場所:Fairfield Showground(443 Smithfield Rd., Prairiewood NSW)
Web: ksakoi.com/home
ブースの問い合わせEmail: tokyokimonovols@gmeil.com


土方凛輝選手(左から2人目)他、オーストラリア・ジュニア代表チーム
土方凛輝選手(左から2人目)他、オーストラリア・ジュニア代表チーム

テニス・ジュニア豪代表、土方凛輝選手ら
ジュニア・デビス・カップ アジア/オセアニア予選準優勝

テニスの土方凛輝選手(16歳、マックヒジカタ・テニス・アカデミー所属)が3月12~18日、インド・ニューデリーで開催された「ジュニア・デビス・カップ アジア/オセアニア予選(男子16歳以下、国別対抗戦)」にオーストラリア代表として出場した。

オーストラリア・チームは予選リーグ・グループCを首位で通過し、グループA・2位のウズベキスタンと決勝トーナメント準々決勝で対戦。ジュニア・デビス・カップ世界大会の出場権がかかった試合で、シングルス1で土方選手はウズベキスタンのセルゲイ・フォミン選手に7-6(3)、6-4で勝利。シングルス2もオーストラリアが勝ち、2-0で世界大会出場権を手にした。

翌日の準決勝では中国を2-1で下し、最終日の決勝では日本が対戦相手となった。土方選手はシングルス1で日本の吉野郁哉選手に4-6、6-4、6-2で勝利したが、シングルス2でオーストラリアのステファン・ストーチ選手が齋藤惠佑選手に1-6、3-6で敗戦。ダブルスもストーチ、カブラック組が吉野、池田組に敗れたため準優勝に終わった。

オーストラリア代表は9月にハンガリーで開催される世界大会に出場予定。


■NSW州立美術館・日本語ボランティア・ガイド便り

ジョン・オルセン展「the you beaut country」

Five bells (1963) ©John Olsen. Licensed by Viscopy, Sydney
Five bells (1963) ©John Olsen. Licensed by Viscopy, Sydney

オーストラリアの最も偉大なアーティストの1人、ジョン・オルセンの展覧会が開催中です。この展覧会は、今年89歳を迎え、現在も制作を続けるオルセンの70年にわたる驚くべきキャリアを探求するもので、絵画、陶器、タペストリーなど108点の展示品はオーストラリア各地から出品されています。

オーストラリアの風景と生活形式をエネルギッシュな画法で抒情的に表現することでよく知られるオルセン。中でも、シドニー湾、エア湖(SA州)などの風景の大型絵画シリーズ、また彼のキャリアの方向性を決定づけた風景画シリーズで本展タイトルにもなった「the you beaut coutry」など、アイコニックで印象的な作品は見どころの1つと言えるでしょう。

この展覧会は彼の生来の自然界への関心と、オーストラリアのアイデンティティーをつかむため彼が今も続ける追及にハイライトを当て、その壮観で特異な視覚の発展をたどります。ぜひ、ご来場ください。(NSW州立美術館コミュニティー・アンバサダー:森岡薫)

■John Olsen: the you beaut country
日時:開催中~6月12日(月)10AM~5PM、水曜のみ10PMまで
場所:Art Gallery of New South Wales(Art Gallery Rd., The Domain NSW)
料金:大人$16、コンセッション$14、家族(大人2人+子ども3人)$40、子ども(5~17歳)$8、4歳以下無料
Tel: (02)9225-1700(英語)
Email: communityambassadors@ag.nsw.gov.au(日本語可)
Web: www.artgallery.nsw.gov.au
無料日本語ガイド・ツアー:毎週金曜11AMより


イベントでスピーチする沖縄郷土料理研究家の比嘉恵子氏
イベントでスピーチする沖縄郷土料理研究家の比嘉恵子氏

「沖縄郷土料理の宴」に70人超の参加者

シドニー市内の日本料理店ドラゴン・ボーイで4月15日、沖縄料理研究家でウチナー(沖縄)民間大使の比嘉恵子氏による「沖縄郷土料理の宴」が開かれた。会場では沖縄家庭料理のゴーヤ・チャンプルー、ソーキ汁、ジーマーミ豆腐などが振る舞われ、会場に入りきれない70人以上の参加者で賑わった。

また同イベントでは、沖縄での取材を終えたばかりの飯島浩樹氏(TBS)が、沖縄と豪州北部の木曜島にまつわるトークを行なった他、地元の音楽ユニットS&Mが、沖縄にちなんだ楽曲などを披露した。

同イベントの収益金は、慈善団体レインボー・プロジェクト(代表:平野由紀子氏)に寄付され、東日本大震災の被災者支援活動などに充てられる。


カンガルー肉は鉄板で焼いて試食用に提供された
カンガルー肉は鉄板で焼いて試食用に提供された

カンガルー肉デビュー
ー 千葉、国際食品・飲料展で

恒例の第42回国際食品・飲料展(FOODEX JAPAN 2017)が3月7~10日、千葉県・幕張メッセで79の国・地域から約3,250社が参加して催された。4日間でのべ約8万2,000人の国内外の業界人が集まり、各国自慢の味を競った。日本の和食を広めようと「和食産業展」も同時開催され、外国からの参加者らに日本酒が振る舞われ、すしセミナーが開かれた。

展示ブースの広さについては、パスタやピザ好きの日本人市場をねらうイタリアの他、スペインも目立っていた。106ブースの中国に次いで、台湾、韓国も自治体を中心に商品を競っていた。入場者は試食・試飲を楽しみながら、商談を進めていた。

オーストラリアは20コーナーと数は多くないが、QLD、SA、VICの各州が、「Unlimited」をテーマに、有機、新鮮さ、多様さを売り込み、人気のオージー・ビーフの次は、カンガルー肉をと登場させた。SA州のマクロ・ミーツ社が出展。草原地帯で捕らえた天然のレッド・カンガルーが多く、脂肪分が少なく、鉄分が豊富だという。

物珍しさからか、ブースでは肉が焼き上がるまで行列が出来るほど。筆者も試食してみたが、赤肉で、ちょっと固め。かなり噛まないと食べられないが、さっぱりとした味だった。

オーストラリアのブースは肉の他、「オース・ベジ」としてアーモンドや野菜、オーガニック食品、そばの実なども出品していた。(報告・写真=青木公)


木曜島出身女性が、実父と55年目の対面

QLD州最北部トレス海峡に浮かぶ木曜島出身で、同州レッドクリフ在住のサリー・ラッドさん(55)が4月4日、訪れた沖縄で実父と55年目の初対面を果たした。

サリーさんの実父・島袋芳則さん(84)は、沖縄県久米島出身の元・真珠貝ダイバー。1957年に真珠貝の採取と加工が盛んに行われていた木曜島に渡った。そこで知り合った現地女性と恋仲となり、女性はサリーさんを身ごもった。しかし、運命が彼らを引き離した。真珠貝採取業の衰退とともに、芳則さんの雇い主の企業が倒産。愛する女性と出生前の子どもとの別離を余儀なくされた芳則さんは、失意のうちに帰国した。

生後すぐに養子に出されたサリーさんは、20代の頃に実父を捜そうと試みたが、インターネットも無い時代に出来ることは限られていた。諦めきれず、「いつの日か」と思い続けていたサリーさんを突き動かしたのは、昨年襲った長男ベンさん(享年27歳)の自殺という悲劇だった。将来有望なアーティストだった最愛のベンさんを失った悲しみのどん底から少しずつ立ち直る過程で、まだ見ぬ父への思いが高まった。ベンさんが遺したアーティスト活動の報酬も助けとなり、思い切って沖縄訪問を計画。今年3月に入ってから、友人の石田妙子さんの力を借りてソーシャル・メディアの「フェイスブック」で情報を募り、父親捜しを開始した。

「沖縄出身のシマブク(ロ)・ヨシノリ」だけが手がかりだったが、さまざまなルートでの情報拡散を経て、最初のフェイスブックへの投稿から2週間ほどで芳則さんの消息が判明して事態は急展開。現在は沖縄本島に住む芳則さんとの対面が実現した。

「父が本当に母を愛していたんだと分かり感無量。こうやって対面出来たのも今は亡きベンの導きに違いない」とサリーさん。今後は、何とか早い段階での芳則さんの渡豪と、母親が眠る木曜島への墓参を実現させたいと語った。(報告=植松久隆/ブリスベン・本紙特約記者)

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