2017年6月 ニュース/コミュニティー

日本のスノー・リゾート関係者来豪

スノー・トラベル関連イベント目白押し

シドニー、ダーリング・ハーバーにあるインターナショナル・コンベンション・センターで5月21日、「スノー・トラベル・エキスポ2017」が開催され、オーストラリア国内のスキー関連事業者、及び日本、アメリカ、カナダ、韓国、ヨーロッパなど海外のスキー・リゾート関係者が多数訪れブースを出展した。中でも日本のブース数は最大規模を誇り、会場の3分の1を埋め尽くした。オーストラリアでは近年、日本のスキー・リゾートの人気がうなぎ上りとなっており、エキスポに出展するスキー・リゾートの数も毎年増え続けている。

翌22日には北海道、東北エリアの団体による「ジャパン・スノー・ミーティング」が、市内の日本食レストラン「居酒屋ますや」で開催された。ニセコ人気の立役者として知られるロス・フィンドレー氏によるプレゼンテーションが行われるなど、北海道及び東北の魅力を訪れた旅行業界関係者にアピールした。

更に翌23日には日本政府観光局(JNTO)シドニー事務所が、市内ヒルトン・ホテル・シドニーで商談会及びセミナーを開催。エキスポ参加のスノー・リゾート関係者に加え、九州福岡市や飛騨高山、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど多くの自治体、観光誘致関係者が訪れ、39に上るブースが設置された。

セミナーでは竹若敬三・在シドニー日本国総領事のあいさつが行われたのち、3月末に赴任した若林香名・JNTOシドニー事務所長のあいさつが行われ、その後プレゼンテーションが行われた。

例年、セミナーは各エリアによるプレゼンテーションが行われた後、商談会に入るという流れで行われてきたが、今年は個別のプレゼンテーションは割愛され、日本全体の魅力をJNTOのサリー・マイルズ氏がアピール。商談会の時間を例年より長く確保したことで、対面での個別のPR及びコミュニケーションを深く行うことが出来たと言えるだろう。

エキスポ会場には雪遊びが出来るエリアも
エキスポ会場には雪遊びが出来るエリアも
ロス・フィンドレー氏によるプレゼンテーション
ロス・フィンドレー氏によるプレゼンテーション
エキスポでは東北エリアもプレゼンテーションを行った
エキスポでは東北エリアもプレゼンテーションを行った
商談会では39ものブースが設置された
商談会では39ものブースが設置された
セミナーでは各自治体から豪華景品も
セミナーでは各自治体から豪華景品も

就労ビザ(457)廃止・改正に伴う緊急セミナー開催
ジェトロ・シドニー事務所、JCCI共催

左からワイリー氏、足利氏
左からワイリー氏、足利氏
気になるポイントが順次解説された
気になるポイントが順次解説された

ジェトロ・シドニー事務所及びシドニー日本商工会議所(JCCI)企画委員会は5月15日、「オーストラリア就労ビザ(457)の廃止・改正に関する緊急セミナー」を開催した。就労ビザ廃止による日系企業の駐在員へのインパクトは大きく、セミナーには申し込みが殺到、急きょ2部制で行われることとなった。

会場ではAOMビザ・コンサルティング代表の足利弥生氏、及びFCBスマート・ビザ、マイグレーション部長のジェイコブ・ワイリー氏が登壇。今回の457ビザ廃止に伴う現状と今後について講演を行った。足利氏、ワイリー氏は共に在日オーストラリア大使館でビザ種類審査を担当していた経歴を持ち、それぞれ1997年~2006年、05年~08年の間、ビザ・オフィサーを務めた。足利氏は東京をベースに、ワイリー氏はシドニーをベースにビザ関連の業務を行っている。

今回の457ビザ廃止に伴い、2種類の一時就業ビザが導入されることになったが、セミナーではそれぞれのビザの取得条件など現時点で開示されている事実をベースに説明がなされた。セミナー後の質疑応答では各日系企業の駐在員からさまざまなケースについて質問が飛び交った。ビザに関するアドバイスは個別のケースによって異なるため、必ず専門家のアドバイスを仰ぐ必要がある。AOMビザ・コンサルティング、FCBスマート・ビザでも問い合わせを受け付けている。

■AOMビザ・コンサルティング
Tel: 81-3-4540-6305
Web: www.aom-visa.com

■FCBスマート・ビザ
Tel: 61-2-9922-5188
Web: www.fcbsmartvisa.com.au/


いけばな草月流、エキシビション開催

あいさつを行う竹若敬三・在シドニー日本国総領事
あいさつを行う竹若敬三・在シドニー日本国総領事
草月流をシドニーで指導する梅村由郎氏と多田喜巳氏
草月流をシドニーで指導する梅村由郎氏と多田喜巳氏

オーストラリアン草月ティーチャーズ・アソシエーション(ATSA)は5月21日、ロイヤル・ボタニック・ガーデン内のザ・キャリックスでいけばな作品の展示会(5月20~28日)のオープニング・イベントを開催。会場では竹若敬三・在シドニー日本国総領事が登壇しあいさつを行った。イベント後、竹若総領事は「シドニーで日本の文化の発信のためにオーストラリアの方がこんなに頑張っているというのは非常にありがたいこと」と話した。草月流は自由な表現で知られる流派。展示会場には「ヒーリング」をテーマにした独創的な数々の作品が並び、訪れる人を楽しませた。


大手不動産クラウン・グループ
「ウォーターフォール」プロジェクトを発表

不動産投資サービス・アパートメントに特化したクラウン・グループは5月10日、新規プロジェクト「ウォーターフォール」のプレス関係者向け発表会を行った。流れ落ちる水と熱帯雨林にインスパイアされたという「ウォーターフォール」は、自然とデザインの融合を賛美する画期的な新規開発プロジェクト。

クラウン・グループ会長兼グループCEOのイワン・スニト氏は「この不動産は自然の力にインスパイアされたユニークなものだ」と話し、更に「このデザインで、私たちは伝統を打ち破る。緑の空間で、癒しと休息を感じられる、ぜいたくな環境を作り出す」と続けた。今プロジェクトに携わった、オペラハウスをデザインしたヨーン・ウッソンの孫であるアーティストのミカ・ウッソン・ポポフと、SJBの有名建築ディレクターのアダム・ハドウは、共に“ユニークさ”を強調。ルーフ・トップ、ウォーターフォール、音楽鑑賞部屋などの設備を盛り込むと語った。

また17日には、シドニー東部、ムーア・パークのロイヤルホール・オブ・インダストリーズで一般向けのパーティーが催され、数百名を超える人びとが音楽・アクロバティック・ショーを楽しんだ。

パーティーの終盤では今プロジェクトの概要がイワン氏より語られ、その後ライブ・ミュージックと共にライティングが変更。胡蝶蘭(こちょうらん)でかたどられた大きな純白の“Wの文字”が刻まれたフォト・ブースが宙に浮き、「ウォーターフォール」の完成をイメージしたジオラマ模型が会場中央に現れた。想像をはるかに超えたエンターテインメントと、ゴージャスな演出にパーティーは最高潮の盛り上がりを見せた。

クラウン・グループのウォーターフォールは、ウォータールーの中心部のグリーン・スクエアに位置し、シドニーCBDやシドニー空港へのアクセスも良い。完成は2020年予定。

胡蝶蘭でかたどられた“Wの文字”が刻まれたフォト・ブース
胡蝶蘭でかたどられた“Wの文字”が刻まれたフォト・ブース
クラウン・グループ会長兼グループCEOのイワン・スニト氏
クラウン・グループ会長兼グループCEOのイワン・スニト氏
ライブ・ミュージックと共にアクロバットやバレリーナの演出に盛り上がる会場内
ライブ・ミュージックと共にアクロバットやバレリーナの演出に盛り上がる会場内
プレス関係者向け発表会での質疑応答
プレス関係者向け発表会での質疑応答

M&A案件の経験談を交えながら解説する加納氏
M&A案件の経験談を交えながら解説する加納氏

シドニー・ビジネス塾開催
シドニー日本商工会議所/企画委員会

シドニー日本商工会議所(会頭=廣田信治:オーストラリア三菱商事会社)の企画委員会(委員長=奥澤徹:野村オーストラリア)は4月20日、シドニー・ビジネス塾「豪州M&A取引実務~近時の買収実務動向と成功への鍵」を開催、40人が参加した。

近年、日本企業が成長の活路を求め、海外にも積極的に戦略投資を行う傾向が見られるが、オーストラリアもその例外ではなく、特にここ数年は日本企業による豪州企業の買収が業種を問わず増えている。講演では、クレイトン・ユッツ法律事務所のパートナー弁護士である加納寛之氏から、豪州におけるM&A取引の基本に加え、案件遂行上の実務的な留意点や買収後の経営統合プロセス(PMI)を含む実務について説明を聞いた。


先買権に関する最近の動向を紹介するクドニグ氏
先買権に関する最近の動向を紹介するクドニグ氏

資源・エネルギー分野関連セミナー開催
シドニー日本商工会議所/資源・エネルギー部会

シドニー日本商工会議所(会頭=廣田信治:オーストラリア三菱商事会社)の資源・エネルギー部会(部会長=越後谷昌弘:JXエネルギー)は5月2日、「オーストラリアの資源・エネルギー分野における合弁契約上の留意点」と題したセミナーを開催、27人が参加した。

当日は、ジョンソン・ウィンター&スラッタリー法律事務所パートナーのマーティン・クドニグ氏が、資源・エネルギー分野で合弁事業が設立される際の、契約上の留意点を解説。更に、先買権の対象となる資産や、株式の売却取引に重要な影響を及ぼすことになった、2015年の西オーストラリア州最高裁判所での訴訟における判決など、最近の裁判事例についても紹介した。

■シドニー日本商工会議所
Tel: (02)9223-7982
E-mail: info@jcci.org.au
Web: www.jcci.org.au


パフォーマンスを披露した、さくらキッズ
パフォーマンスを披露した、さくらキッズ

第7回 東北復興支援イベントが開催

シドニー日本商工会議所(会頭=廣田信治:オーストラリア三菱商事会社)の資源・エネルギー部会(部会長=越後谷昌弘:JXエネルギー)は5月2日、「オーストラリアの資源・エネルギー分野における合弁契約上の留意点」と題したセミナーを開催、27人が参加した。

当日は、ジョンソン・ウィンター&スラッタリー法律事務所パートナーのマーティン・クドニグ氏が、資源・エネルギー分野で合弁事業が設立される際の、契約上の留意点を解説。更に、先買権の対象となる資産や、株式の売却取引に重要な影響を及ぼすことになった、2015年の西オーストラリア州最高裁判所での訴訟における判決など、最近の裁判事例についても紹介した。


優勝した住友オーストラリア★CGJ
優勝した住友オーストラリア★CGJ

秋季ソフトボール大会を開催
シドニー日本人会

シドニー日本人会(会長=伊藤令:オーストラリア住友商事)のレクリエーション委員会(委員長=笠原昌哉:JTBオーストラリア)は5月14日、第77回秋季ソフトボール大会を開催。15チームから、約250人が参加した。

当日は、午前の予選を勝ち抜いた8チームが午後の決勝トーナメントに進出。決勝戦は、住友オーストラリア★CGJと、るっくJTBが対戦し、延長戦にもつれこむ熱戦を逆転サヨナラ勝ちで制した住友オーストラリア★CGJが、見事、初優勝を果たした。次回春季大会は2017年11月に開催予定。

■シドニー日本人会
Tel: (02)9232-7546
E-mail: jss@jssi.org.au
Web: www.jssi.org.au


イベント関係者とさまざまなバックグラウンドを持つ子どもたち
イベント関係者とさまざまなバックグラウンドを持つ子どもたち

NSW州多文化主義大臣も来場
マルチカルチュラル・チルドレンズ・フェスティバル2017開催

シドニー、サーキュラー・キーにあるファースト・フリート・パークで5月13日、「マルチカルチュラル・チルドレンズ・フェスティバル2017」が開催された。

今年で18回目となるこのフェスティバルは、多文化国家オーストラリアならではのイベント。会場を訪れたNSW州多文化主義大臣レイモンド・ウィリアムズ氏は「オーストラリアではさまざまなバックグランドを持つ人びとが生活し、それを誇りに思うが、彼らが今までに継承してきた文化や、母国語を忘れて欲しくない」とコメント。

また、イベントの主催者であるトゥアット・バン・グエン氏は、「子どもたちは社会的結束を担う原動力であり、多文化主義を目的としたこのチルドレンズ・フェスティバルは我々のコミュニティーに調和をもたらす最善の方法の一つ」だと語した。

同様のフェスティバルは、9月17日にシドニー南西部のバンクスタウンでも開催される予定。


表彰を受けた6大学の学生
表彰を受けた6大学の学生

「2017 ユニバーシティ・アワーズ・ナイト」が開催

日豪の相互理解と親善を目的に設立されたNSW豪日協会(AJS-NSW)は4月27日、シドニー市内MLCセンターでシドニー及び近郊6大学の日本研究専攻課程において優秀な成績を収めた学生を表彰する授賞式「2017ユニバーシティ・アワーズ・ナイト」を開催した。同授賞式には、竹若敬三・在シドニー日本国総領事が出席し、基調講演を行った。

当日表彰を受けた学生は、マッコーリー大学、ニュー・サウス・ウェールズ大学、シドニー大学、シドニー工科大学、ウーロンゴン大学、ウェスタン・シドニー大学で日本語を学ぶ6人。受賞者はそれぞれ竹若総領事から表彰状を受け取ると、受賞のスピーチを行った。

受賞者の1人、マッコーリー大学のシン・ジスンさんは今回の受賞について「この度の受賞は大変光栄に感じる。日本語の学習は自分にとって長い道のりだったが、今回の受賞を励みにしたい」とコメントした。



ストラスフィールド交響楽団、演奏会「One & All」を開催

シドニー在住の日本人指揮者、村松貞治氏が音楽監督を務めるストラスフィールド交響楽団の演奏会が6月24、25日、同市西郊のストラスフィールド・タウンホールで開催される。曲目はモーツァルト作曲 「コジ・ファン・トゥッテ」序曲、ベートーベン作曲「ヴァイオリン協奏曲(ソリスト:Alistair Duff-Forbes)、シューマン作曲「交響曲第2番」。

村松氏は愛知県岡崎市出身。1997年に英国に渡り、英国王立北音楽院やシドニー音楽院などで学び、欧州各地やオーストラリアで研鑽を積んだ。現在はストラスフィールド交響楽団の音楽監督を務める。

■ストラスフィールド交響楽団演奏会 
日時:6月24日(土)7PM開演、25日(日)2:30PM開演
会場:ストラスフィールド・タウンホール(Cnr. Redmyre and Homebush Rds., Strathfield NSW)
料金:大人$30、コンセッション$20、ファミリー$80
Web: www.strathfieldsymphony.org.au(チケット・詳細)、www.sadaharu.net(村松貞治氏の公式ウェブサイト)


SBSラジオ日本語放送6月のハイライト

SBSラジオ日本語放送は毎週、火曜、木曜、土曜の午後10~11時に番組を放送している。番組は、AMラジオ1107khzにチューンを合わせる方法と、デジタル・テレビのデジタル・ラジオ「SBS Radio1」を選択する方法で聞くことが出来る。

6月のシドニーサイドでは、シドニー在住の作家、翻訳家、劇作家、演出家、ロジャー・パルバース氏が制作し、6月から沖縄先行で上映される映画「星砂物語」などについて本人のインタビューを放送する予定。また、世界的に活躍する「盲目のピアニスト」辻井伸行さん、シドニー在住のフォトグラファー、片岡真由美さんへのインタビューなど、聞き逃してしまった先月の放送もSBSのウェブサイトで聞くことが出来る。

なお、毎月最終週の木曜には、日豪プレス翌月号の見どころや取材の裏話などを編集部スタッフが紹介している。次回は6月29日(木)放送予定。

■SBSラジオ日本語放送
Email: Japanese.program@sbs.com.au
Web: www.sbs.com.au/Japanese
Facebook: www.facebook.com./SBSJapanese


写真を前に自身の写真哲学を語るサカマキ氏
写真を前に自身の写真哲学を語るサカマキ氏

写真展「UNSEEN Everyday Japan」でQサカマキ氏、登壇

ニューヨークで活躍する日本人写真家Qサカマキ氏がキュレーターを務めた写真展「Unseen Everyday Japan」(主催:ジャパン・ファウンデーション・シドニー)のアーティスト・トーク・イベントが5月10日、シドニー市内のジャパン・ファウンデーション・シドニーで開催され、Qサカマキ氏が登壇した。会場には数多くの写真愛好家が訪れた。

「Unseen Everyday Japan」は日本の陽も陰も含めた日本の日常のショットを集めた写真展で、インスタグラム上で行われている写真プロジェクト@Everydayjapanのアカウントの中から集められたもので構成されている。サカマキ氏は自身の写真哲学を披露した後、さまざまなストーリーが見え隠れする写真群を前にそれぞれのストーリーや背景などについて説明を行った。講演後、サカマキ氏はシドニーの写真コミュニティーに関して「いわゆるウェスタンの路線に追随している。オーストラリアならでは、シドニーならではの独自性を出す余地はまだまだある」と話した。


アート作品の一部
アート作品の一部

展覧会「わ和輪WA」開催

シドニー在住の2人の日本人アーティスト、ファーズみどりさんと片岡まゆさんによる絵画、写真、折り紙など紙を使ったアート作品などを展示する「わ和輪WA」が開催される。

6月29日(木)6~8PMには著名な尺八奏者、ライリー・リーさんを迎える。土曜、日曜日は無料のブック・マークを作るワークショップを開催予定。

■ファーズみどりと片岡まゆの「わ和輪WA」展覧会
日時:6月28日(水)~7月9日(日)10AM~4PM
場所:Creative Space (105 Abbott Rd., North Curl Curl NSW)
料金:無料
Tel: 0431-895-757(ファーズみどり)
Web: mayumidori2017.wixsite.com/exhibition2017


クリスタル・シンギング・ボウル
クリスタル・シンギング・ボウル

「クリスタル・サウンド in フル・ムーン」が開催

神聖なクリスタル・シンギング・ボウルの響きを聞きながら満月を楽しむ会「第5回クリスタル・サウンド㏌フル・ムーン」が5月10日、シドニー北部チャッツウッドのひとみグッドウィンさんの私邸で開催された。

当日は京都の鞍馬寺で毎年盛大に執り行なわれるウエサク祭(五月満月祭)にふさわしい美しく輝いた満月だった。鞍馬寺と同様に波動水を作り、参加者全員にプレゼントされた。

当日参加した、ヨガのインストラクター、うすきかずえさんは「美しい満月と軽やかなクリスタルの響きとテンポに心が愛に包まれた」と語った。


多色木版刷りの口絵
多色木版刷りの口絵

「明治時代の口絵コレクション展」
キャンベラの国立図書館で開催

キャンベラのオーストラリア国立図書館で日本の明治時代の口絵の展覧会が開催中。口絵とは、小説の単行本や文芸雑誌に添えられたストーリー性のある美しい絵のこと。

今回展示されているのは、明治時代半ば20余年の間、出版物の巻頭に1枚だけ使われた多色刷り木版画。当代一流の画家が描いた下絵を高い技術を持った彫師、摺師が1枚ずつ丁寧に版画に仕上げた。小説の象徴的な一場面を描いたものや、美しい女性像を描いたものなど、その繊細な美しさは簡単には表現出来ない。150点余りの口絵とその関連作品から、明治という時代が肌で感じられる。毎日10時半から30分、予約なしでガイド・ツアーも行われている。

なお、期間中は当館3階のアジア・コレクションでも、月替わりで口絵関連の展示をしている。

■Melodrama in Meiji Japan
日時:5月24日(水)~8月27日(日)10AM~5PM
場所:National Library of Australia(Parkes Place, Canberra ACT)
料金:無料
Web: www.nla.gov.au/meiji


■NSW州立美術館・日本語ボランティア・ガイド便り
「ザ・ナショナル:ニュー・オーストラリアン・アート」展

Emily Floyd Kesh alphabet 2017 aluminium, two part epoxy paint, steel fixtures, screen prints on paper Art Gallery of NSW Atelier and Contemporary Collection Benefactors 2016 © Emily Floyd
Emily Floyd Kesh alphabet 2017 aluminium, two part epoxy paint, steel fixtures, screen prints on paper Art Gallery of NSW Atelier and Contemporary Collection Benefactors 2016 © Emily Floyd

オーストラリアン・アートに焦点を当てアーティストたちの新しい表現形態を称賛した現代アートの祭典が開催中。シドニーの3大文化・芸術機構、NSW州立美術館、オーストラリア現代美術館(MCA),キャリッジワークスの合同企画展です。各機構からのトップ・キュレーター5人で構想を練り、展覧会は今年2017年と19年、21年にも開催予定で6年間にわたる大プロジェクトとなります。今年は3つの会場を使い移民作家、アボリジナル・アーティストなどさまざまなバックグランドを持つ活躍中のオーストラリアン・アーティスト48人が紹介されています。企画展のタイトルは「ザ・ナショナル」で、オーストラリアを見つめ直すテーマとなり、アーティストたちは歴史を捉え直し、アイデンティティーを探求し、社会通念にも鋭い視点で問題提議しています。難しく思ってしまいそうな題材でもありますが、忘却していく記憶や歴史の時間の想起を静寂さや美しさで表現した作品や置き去られた廃材物を使って大切な土地の持つ治癒力を表徴した作品など、現代が抱かえる社会問題や批判にとどまらず叙情的な作品が目立ちます。私たちはこれからの時代、どんな国を願い、作り上げていくのでしょう。好きな作品を通して考え、ゆっくりとした時間を過ごして頂けたらと思います。

期間中は各会場にてアーティスト・トーク、パフォーマンス、ワークショップなどのイベントが企画されています。詳細はウエブサイト、www.the-national.com.auをご覧ください。(投稿=コミュニティー・アンバサダー:吉澤なほみ)

「ザ・ナショナル:ニュー・オーストラリアン・アート」展
日時:7月16日(日)10AM~5PM、水曜日のみ10PMまで
(AGNSW、MCA、Carriageworks、それぞれ会場により日時—終日、時間が異なります)
場所:Art Gallery of New South Wales(Art Gallery Rd., The Domain NSW)
料金:無料
Tel: (02)9225-1700(英語)
Email: communityambassadors@ag.nsw.gov.au(日本語可)
Web: www.artgallery.nsw.gov.au
無料日本語ガイド・ツアー:毎週金曜11AMより

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