2018年4月 ニュース/コミュニティー

ゲスト・スピーカーとして登壇したニック・ファー・ジョーンズ氏
ゲスト・スピーカーとして登壇したニック・ファー・ジョーンズ氏

JNTO、日本の新たな魅力をPR

グローバル・キャンペーンを展開

日本政府観光局(JNTO)シドニー事務所は3月14日、海外に向けて日本の魅力を訴求する新たなグローバル・キャンペーン「エンジョイ・マイ・ジャパン」のローンチ・イベントを開催した。イベントでは竹若敬三・在シドニー日本国総領事が、訪日オーストラリア人旅行者の数が堅調な伸びを示していることをあいさつと共に話し、続く若林香名JNTOシドニー事務所長がキャンペーンのテーマを説明。併せてJNTOが制作した新たなプロモーション動画を公開した。

また、ゲスト・スピーカーとして元ラグビー・オーストラリア代表(ワラビーズ)のキャプテンであるレジェンド、ニック・ファー・ジョーンズ氏が登壇。自らの日本での体験などと共に日本の魅力をアピールした。

「エンジョイ・マイ・ジャパン」は、観光庁とJNTOが欧米豪(欧州、北米、豪州)市場を中心に存在する「海外旅行には頻繁に行くが日本を旅行先として認知・意識していない層」をターゲットに「日本が、誰もが楽しむことができる旅行目的地」であることを訴求する訪日促進キャンペーン。従来の富士山、桜、寺社仏閣といった典型的なイメージに留まらず、豊かな自然や現代アートなど新たな魅力を発信していく。

JNTOシドニー事務所の若林香名所長
JNTOシドニー事務所の若林香名所長
竹若敬三・在シドニー日本国総領事
竹若敬三・在シドニー日本国総領事

■キャンペーン・ウェブサイト
Web: www.enjoymyjapan.jp


阿部圭志氏によるセミナーの様子
阿部圭志氏によるセミナーの様子

JCSが研修会を開催

シドニー日本クラブ(JCS)は3月10日、NSW州立ウルティモ・パブリック・スクールで「第5回日本語学校合同教員研修会」を開催した。同研修会では、カトリック系小学校日本語教師、日本語たんけんセンター職員を経て、現在ジョージズ・リバー・グラマー教員兼シドニー日本語土曜学校教務局員の阿部圭志氏が講師を務め、「日本の教育が変わる」「Facilitatorとしての教師の役割」などをテーマにセミナーが行った。
 同研修会には、シドニーで日本語教育に携わる教員ら約30人が参加し、アイデアや情報の共有、活発な意見交換などが行われ、日本語教育に対する学びを深めた。


ジェトロ・シドニー、進出日系企業実態調査結果を報告

シドニー日本商工会議所企画委員会と日本貿易振興機構(ジェトロ)シドニー事務所は3月26日、「2017年度在オーストラリア進出日系企業実態調査結果の報告会」を開催した。

同セミナーでは、ジェトロ・シドニー事務所の中里浩之所長が、日系企業の海外進出数の動向と各国・地域別の進出日系企業実態調査について報告した。調査結果によると、2011年と16年の比較で、英国や豪州における日系企業数は減少したものの、インドやベトナム、ミャンマーを始めとする発展途上国では増加したとしている。また、日系企業がオーストラリアに投資する環境上のメリットとして安定した政治・社会情勢や市場規模・成長性などが挙げられた一方で、ビザ・就労許可取得の困難さ・煩雑さや近年国内でも注目を集めている人件費の高騰がデメリットとして指摘された。


南極観測船しらせ、艦上レセプション開催

艦上では鏡割りも行われた
艦上では鏡割りも行われた

日本の海上自衛隊による南極地区観測協力のため、観測隊員を乗せた砕氷艦「しらせ」が3月19日、南極昭和基地での補給活動を終え、補給や乗員の休養などを目的にシドニー近郊ポッツ・ポイントにある豪海軍基地に寄港した。同艦の活動は南極地域の観測部隊への燃料や食料などの補給を目的とし、東京から南極大陸までの往復2万マイルの間に海洋調査なども行う。

同艦の寄港に合わせて20日夕刻には300人余りのゲストを招いた艦上レセプションを開催。宮崎好司艦長は今回の活動に関して「昭和基地周辺の海氷が薄く、物資の輸送がきつい状態でしたが物資を全て送り届けることができた。期待以上の成果だった」と報告を行った。

歓迎のスピーチを行った宮崎好司艦長
歓迎のスピーチを行った宮崎好司艦長
隊員たちの手による豪華なディナーが提供された
隊員たちの手による豪華なディナーが提供された

セミナーであいさつする平山達夫在パース日本国総領事
セミナーであいさつする平山達夫在パース日本国総領事

ジェトロ・シドニー・ビジネス・セミナーを開催

在パース日本国総領事館、西豪州日本人会商工部会、ジェトロ・シドニー事務所は、3月12日、在パース日本国総領事公邸で安全対策セミナー及びアジア・豪州の経済動向などに関するビジネス・セミナーを開催した。前半の安全対策セミナーでは、総領事館及びジェトロ・シドニー事務所から、西豪州の治安情勢や安全対策の取り組みの説明がされた。後半のビジネス・セミナーでは、ジェトロ本部(東京)海外調査部アジア大洋州課長やジェトロ・シドニー事務所から、「オーストラリアの最新動向、日系企業の海外進出動向」「アジアの経済ビジネス動向」「2017年度日系企業実態調査の結果(オーストラリア)」などについて説明がされた。同セミナーには35人が参加、また、セミナー後には、懇談会が開催され、参加者同士の交流が活発に行われた。


講演する岡本行夫氏
講演する岡本行夫氏

豪日協会が安全保障に関するセミナーを開催

豪日協会は3月12日、シドニーCBDにオフィスを構えるシンク・タンク「Lowy Institute」で、「Japan’s evolving security role in the Indo-Pacific」を開催した。同セミナーでは、元外交官で内閣総理大臣補佐官、内閣官房参与などを歴任した岡本行夫氏がインド太平洋地域における安全保障情勢について講演を行った。

同氏は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発や核実験を継続して行う北朝鮮に対して、「日本の安全保障において重大な脅威になり得る存在であり、国際社会による厳しい制裁が取られるべきである」と述べた。また近年、著しく経済成長を遂げる中国については、日本にとって非常に大きな懸念事項であるとの見解を示した。

講演後には「Lowy Institute」安全保障プログラム長・ユアン・グラハム博士と岡本行夫氏によるディスカッションや、出席者との活発な質疑応答が行われた。安倍内閣についての意見を求められると、「安倍政権の政策が成功するのかどうかは分からない」とした上で、憲法9条に関しては、「1項・2項に加えて、3項を創設する必要はなく、2項に核兵器所持に関する新たな項目を挿入すれば良い」とする考えを述べた。


鉱物資源の探査法を説明する吉川氏
鉱物資源の探査法を説明する吉川氏

シドニー日本商工会議所
シドニー日本人学校で出張授業を実施

シドニー日本商工会議所の資源・エネルギー部会(部会長=山下宜範:石油天然ガス・金属鉱物資源機構)は2月27日、シドニー日本人学校で出張授業を実施した。講師を務めた吉川竜太氏(同)が、「大切な地下資源とオーストラリア地下資源を探す!」をテーマに、自身の経験を織り交ぜながら、鉱物資源の探査方法やオーストラリアと日本の関係などを説明した。

授業を受けた児童・生徒からは「地下資源は人間の生活にとてもよく使われていることが分かった」「日本とオーストラリアが良きパートナーであることが分かった」「学校の授業とはひと味違った授業を受けられて、とても新鮮でした」などの感想が挙がった。


シドニー日本商工会議所
自動車部品工場/マンション・モデルルーム視察会を開催

視察会に参加した部会メンバー
視察会に参加した部会メンバー

シドニー日本商工会議所の機械・建設部会(部会長=中西禎治:大和ハウス・オーストラリア)と自動車部会(部会長=東浦義郎:トヨタ・ファイナンス・オーストラリア)は2月23日、自動車部品倉庫とマンション・モデルルームの視察会を開催、23人が参加した。

参加者はまず、主にスバル車の部品を扱うAuto Nexus社の倉庫を訪問。部品の管理や配送システムについての説明を受け、倉庫内を見学した。続いてセキスイハウス・オーストラリアと大和ハウス・オーストラリアがそれぞれ建設したマンションを訪問し、両社が手掛けるプロジェクトの概要を聞くと共に、モデルルームを見学した。


シドニー日本商工会議所
ヘリコプター施設/フライト・シミュレーター視察会を開催

視察会に参加した部会メンバー
視察会に参加した部会メンバー

シドニー日本商工会議所の観光・運輸・通信・生活産業部会(部会長=笠原昌哉:JTBオーストラリア)は3月9日、ヘリコプター施設の視察会を開催し、15人が参加した。

参加者はTOLL HOLDINGSのヘリコプター施設を訪問。TOLL社の概要とヘリコプター事業の詳細について説明を受けた後、実際にパイロットが使用するフライト・シミュレーターの体験や訓練施設・駐機場などを見学した。


TSSビザ制度について解説するペーセル氏
TSSビザ制度について解説するペーセル氏

シドニー・ビジネス塾
「TSSビザ(旧457ビザ)制度の詳細」を開催

シドニー日本商工会議所の企画委員会(委員長=奥澤徹:野村オーストラリア)は3月15日、シドニー・ビジネス塾「TSSビザ(旧457ビザ)制度の詳細」を開催、会員企業を中心に約80人が参加した。

講演では、アーンスト・アンド・ヤングのウェイン・ペーセル氏と篠崎純也氏から、TSSビザ制度の詳細や457ビザとの違いなどについて説明を聞いた。

■シドニー日本商工会議所
Tel: (02)9223-7982
Email: info@jcci.org.au
Web: www.jcci.org.au


留学生賞を受賞した渡部真媛さん(右)とNSW教育省長官マーク・スコット氏(左)
留学生賞を受賞した渡部真媛さん(右)とNSW教育省長官マーク・スコット氏(左)

日本人留学生が留学生賞を受賞

2月22日、留学生のNSW州立学校への貢献を称える授賞式がシドニー音楽院で開催され、ローズ・ベイ・セカンダリー・スクールの渡部真媛さんが2018年NSW州教育省留学生賞(スクール・サービス部門)を受賞した。授賞式には、留学生プログラムと日本人候補者の応援のために竹若敬三・在シドニー日本国総領事も出席した。

渡部さんは、イヤー9~12在学中に生徒会のメンバーを務め、チャリティー・イベントの運営において同学年の生徒たちの声を代弁。更に、環境キャプテンとしても活躍し、校内でのごみ削減キャンペーンや紙のリサイクル運動を推進した。NSW教育省長官・マーク・スコット氏は、渡部さんの受賞を祝福すると共に、ボランティア活動を通じ、学校と地域社会に貢献することの重要性と、NSW州立学校が留学生から受けている恩恵を強調した。


パフォーマンスを行う出倉秀男氏 ©Don Arnold
パフォーマンスを行う出倉秀男氏 ©Don Arnold

出倉秀男氏、エグゼクティブ・シェフ・クラブでパフォーマンス

豪州各都市を代表するレストランのエグゼクティブ・シェフと食品業者のミーティング・イベントを定期的に開催するエグゼクティブ・シェフ・クラブは3月20日、シャングリラ・ホテル・シドニー最上階のファイン・ダイニング「アルティチュード」で日本料理研究家・出倉秀男氏をゲストに招いたクッキング・イベントを開催した。

出倉氏は集まった大勢のシェフの前で、ヒラマサの握り、アコヤ貝の刺し身、そしてフォアグラを日本の調味料を使ってアレンジした3品を調理、提供した。会場ではサントリーの「プレミアム・モルツ」、豪州国内でシェアを伸ばしている吉久保酒造の日本酒「一品」のテイスティングも行われた。


多くの一般客らでにぎわう店内
多くの一般客らでにぎわう店内

居酒屋「Bar & Grill Yebisu」
開店1周年記念イベント開催

シドニーCBD・チャイナタウンに店舗を構える居酒屋「Bar & Grill Yebisu」で3月2日と3日、同店のオープン1周年を記念するイベントが開催され、招待されたメディア関係者・ブロガーに加え多くの一般客で両日ともにぎわった。

イベントではWAGYUステーキやギョウザなどのフード・メニューの他、ビール・日本酒・ワインが特別価格で提供され、3日には目玉企画としてマグロの解体ショーが行われた。同日NSW州ベルマグイ沖で水揚げされた36kgのメバチマグロと34kgのキハダマグロの2匹が用意され、豪州国内最大の水産加工・卸業者デ・コスティの桜井光春氏が解体を行うと、店内は大きな盛り上がりを見せた。

同店オーナーは店舗の1周年記念について「チャイナタウンという土地柄、中華を食べにきている方が多く、日本食店の出店そのものが大きな賭けだった」と振り返り、続けて「このエリアでの日本食のポテンシャルを感じているため、これからも改善を重ね、いつでも活気のあるBar & Grill Yebisuへと進化させていきたい」と今後の展望を語った。


ローン・ボウルズ世界大会2018
日本選手健闘

ローン・ボウルズの世界大会の1つであるワールド・カップ2018がNSW州南部に位置するウォーイーラで3月6日~14日まで開催された。各国から代表選手男女1人ずつが選抜され、日本からは神戸市在住のラッセル・フォーサイス選手とシドニー在住の松岡緑選手(ニュートラル・ベイ・クラブ所属)が出場した。

松岡選手は、予選リーグで5位と残念ながらプレー・オフ出場は逃したものの、元世界チャンピオンのマレーシア代表選手をタイ・ブレイクの末に破り、前コモンウェルス・ゲームのゴールド・メダリストの南アフリカ代表選手にも1セットは取られたものの2セット目をリードするなど、日本女子では今までにない好成績を挙げた。

ローン・ボウルズは英国発祥のスポーツで、ボウリングの前身でもあり、ボウルと呼ばれる偏心球を、どれだけ目標球のそばに近づけられるかを競う球技。日本ではあまり認知度が高くないが、豪州では親しまれているスポーツの1つだ。年齢や性別に関係なく楽しめ、障がいを持つ人も一緒にプレーできることから2020年の東京パラリンピックの競技種目として認定された。


シドニー日本人会・シドニー日本クラブ
クリーンアップ・オーストラリアに参加

シドニー日本人会(会長=小林伸一:丸紅オーストラリア会社)のレクリエーション委員会(委員長=笠原昌哉:JTBオーストラリア)は3月4日、レーンコーブ・ナショナルパークでクリーンアップ・オーストラリアに参加した。

この日は、全国一斉にオーストラリアの公園や浜辺を奇麗にしようという日。今回もシドニー日本クラブ(会長=水越有史郎)と合同で参加し、大人から子どもまで総勢119人が公園内や周辺道路のごみを拾った。また、清掃活動後はバーベキューを楽しんだ。

清掃活動に参加した皆さん
清掃活動に参加した皆さん
参加者が集めたゴミの一部
参加者が集めたゴミの一部

■シドニー日本人会
Tel: (02)9232-7546
Email: jss@jssi.org.au
Web: www.jssi.org.au


チャッツウッド・ウエストフィールド内にオープンした「MUJI」オーストラリア4号店
チャッツウッド・ウエストフィールド内にオープンした「MUJI」オーストラリア4号店

MUJI、オーストラリア4号店
オープニング・パーティー開催

無印良品を展開する良品計画は3月20日、シドニー北部チャッツウッドの大型ショッピング・モール「ウエストフィールド」内で同月21日の「MUJI」オーストラリア4号店の開店に当たってのオープニング・パーティーを開催した。パーティーには、サプライヤー、関連会社、メディア関係者など約60人が招待された。MUJI・チャッツウッド店は、2015年5月にCBDの複合商業施設「ザ・ギャラリーズ」に出店した店舗に次いで、シドニーでは2店舗目となる。

当日、パーティーでは、西島裕歩氏(経営企画部ジェネラル・マネージャー)、ジェームス・ホップルトン氏(現地代表・事業開発部ジェネラル・マネージャー)らによるあいさつが行われた後、割引価格での買い物の時間が設けられ、参加者は歓談と共に思い思いに買い物を楽しんだ。「MUJI」は、5月下旬にシドニーCBD店の改装、8月にキャンベラでの出店が行われる予定で、今後の展望について西島氏は「オーストラリア人の生活スタイルをしっかりと見極め、現地に合った商品の仕入れや展開をしていきたい」とコメントした。


東北地方の米や日本酒の販売などが2日間にわたって行われた
東北地方の米や日本酒の販売などが2日間にわたって行われた

東京マートで東北フェア開催

シドニー北郊ノース・ブリッジの日系スーパーマーケット・東京マートで3月10、11日の2日間にわたり、東北各県の商品を販促する「東北フェア」が開催された。当日は店頭での商品試食や1890年創業の山形県の酒蔵・秀鳳酒造場が醸造する日本酒「秀鳳」の試飲会も開催された。

今回、シドニー、ブリスベンの2都市で試飲会を開催した秀鳳酒造場の武田秀和・専務取締役は「オーストラリアで東北フェアが開催されるということでこの機会にオセアニア市場を開拓しようと考え初来豪しました。訪れた多くの方に弊社の日本酒を知って頂くと共に良い反応を頂くことができました」と手応えを話している。

同社の日本酒は東京マートで購入が可能だ。


相手の攻撃的な中心選手をうまく抑え込むなど鹿島は試合を終始優位に進めた(Photo: Jaime Castaneda)
相手の攻撃的な中心選手をうまく抑え込むなど鹿島は試合を終始優位に進めた(Photo: Jaime Castaneda)

AFCアジア・チャンピオンズ・リーグ
鹿島、アウェーでシドニーFCに快勝

アジアでのサッカー・クラブ王者を決める大会「AFCアジア・チャンピオンズ・リーグ」のグループ・リーグH組の第3節「シドニーFC対鹿島アントラーズ」が3月7日、シティー東部のシドニー・フットボール・スタジアムで行われ、試合は0-2のスコアでアウェーの鹿島が快勝した。この結果、鹿島はグループ・リーグ前半戦を2勝1分の勝ち点7で折り返し、グループ上位2チームに権利が与えられる決勝トーナメント進出へ大きく前進した。

試合は前半、鹿島がボールを保持し主導権を握ると、40分にコーナー・キックから土居聖真選手のゴールで先制に成功した。後半、鹿島はシドニーに攻め込まれる時間帯が続き16分と21分に決定機を作られるが、二度のピンチをGK曽ヶ端準選手が防ぐと、42分に植田直通選手が追加点を決め、そのまま逃げ切った。

けがやJリーグとの過密日程の関係から多くの主力選手を欠く中で快勝したアウェー戦について、先制点を決めた土居選手は「普段あまり出場機会のない選手が出場し勝利という結果を残せたことで、チーム力の底上げにつながった。すばらしい1試合だったと思う」とコメント、追加点を決めた植田選手は「チーム1人ひとりの準備ができていたからこそできたゲーム」と振り返った。


子どもたちに盛況だった書道ワークショップの様子
子どもたちに盛況だった書道ワークショップの様子

中国の旧正月を祝うイベントが開催

レイン・コーブ・カウンシルは2月23日、シドニー北西部にあるレイン・コーブ・プラザで中国の旧正月を祝う「Luna New Year in Lane Cove」を開催した。市長によるあいさつの後に行われた書道家の矢野れん氏によるデモンストレーションでは、4メートル×2メートルの大きな紙に「新年快楽おめでとうございます」と大書のパフォーマンスが披露され、会場は大いに盛り上がりをみせた。

同イベントには900人を超える来場者が訪れ、特に子どもに大人気だった書道ワークショップでは、250枚ほど用意されていた紙が、1人1枚という決まりがあったにもかかわらず、すぐに無くなってしまうほどの大盛況ぶりだった。他にも中国の伝統的なダンスやライブ・ミュージックなども披露された。


浮世絵版画イベント、ジャパンファウンデーションで開催

浮世絵版画のイベント「Discover Ukiyo-e in Sydney」が2月28日、シドニー・シティー南部のジャパンファウンデーションで開催され、地元のオーストラリア人を中心に約90人がイベントに詰めかけた。同イベントには、日本から伝統木版画版元、株式会社高橋工房の六代目・高橋由貴子氏と佐藤木版画工房の摺師・平井恭子氏の専門家2人が派遣され、前後半2部制となったイベントの中、高橋氏は浮世絵版画の歴史や背景の解説、平井氏は摺りの実演を行った。

イベント前半での高橋氏による浮世絵版画の解説では、浮世絵の起源、背景にある江戸の市民文化発展の様子、版画制作に関わる絵師・彫師・摺師の役割などについて説明が行われた。また、葛飾北斎の『富嶽三十六景』や歌川広重の『東海道五十三次』などから作品15点が紹介され、参加者はそれらを実際に手に取り、高橋氏による絵の中の隠された技法や作品の社会状況の説明と共に鑑賞した。

後半の平井氏による摺りの実演では、葛飾北斎の作品『神奈川沖浪裏』がバレンや版木、タンポといった浮世絵独特の道具を使い約1時間のうちに鮮やかに摺り上げられた。実演の中、参加者は作品を摺り上げるまでの1つひとつ工程を、高橋氏による道具や技術的な説明を聞きながら熱心に見入っていた。

質疑応答に加え、解説中にも参加者から多くの質問が投げ掛けられるなど、浮世絵への高い関心がうかがえた当日のイベントについて高橋氏は「海外における浮世絵の関心の高さ改めて知ることができた。今日のイベントをもって浮世絵への理解を更に深めてもらえたらうれしい」と感想を述べた。また平井氏は実演を熱心に見続けた参加者の様子に関して「海外では浮世絵の存在を知っていても実際に見たことがある人は少ないため、海外で実演を行う際は今日のように食い入るように摺りの工程を見てもらえる」とコメントした。

高橋氏によって浮世絵版画の背景や技法などが細かく説明された
高橋氏によって浮世絵版画の背景や技法などが細かく説明された
平井氏による実演では『神奈川沖浪裏』が摺り上げられた
平井氏による実演では『神奈川沖浪裏』が摺り上げられた

草月流、生け花作品の展覧会を開催

草月流シドニー支部は、シドニー・オパラ・ハウス近くのロイヤル・ボタニック・ガーデンで4月14日から29日まで生け花作品の展覧会「IKEBANA nature intertwining」を開催する。近年、華道はシドニーで特にローカルの人を中心に人気を集めていると言われている。

同展覧会は、昨年オープンしたばかりの斬新なデザインで知られるエキシビション・ホール・CALYXで行われ、豪州独自の花材を用いた生け花作品を鑑賞することができる。アーティスト・トークやワークショップ、子ども向けのアクティビティーなども行われる予定。

■IKEBANA nature intertwining
日時: 4月14日(土)~29日(日)10AM~4PM
場所:ロイヤル・ボタニック・ガーデン
料金: 無料
Web: rbgsyd.nsw.gov.au


ストラスフィールド交響楽団、定期演奏会を開催

シドニー在住の日本人指揮者、村松貞治氏が音楽監督を務めるストラスフィールド交響楽団の演奏会が4月7日、同市西郊のストラスフィールド・タウンホールで開催される。曲目はレオ・ドリーブ作曲『コッペリア』組曲第1番、セルゲイ・プロコフィエフ作曲『シンデレラ』組曲第1番、マヌエル・デ・ファリャ作曲『三角帽子』組曲第1番、アミルカレ・ポンキエッリ作曲、歌劇『ラ・ジョコンダ』『時の踊り』などのバレエ音楽。

村松氏は愛知県岡崎市出身。1997年に英国に渡り、英国王立北音楽院やシドニー音楽院などで学び、欧州各地や豪州で研鑽を積んだ。現在はストラスフィールド交響楽団の音楽監督を務める。

■ストラスフィールド交響楽団演奏会
日時:4月7日(土)7PM開演
場所:ストラスフィールド・タウンホール(Cnr. Redmyre and Homebush Rds., Strathfield NSW)
料金:大人$30、コンセッション$20、ファミリー$80
Web: www.strathfieldsymphony.org.au(チケット・詳細)、www.sadaharu.net(村松貞治氏の公式ウェブサイト)


『STAR SAND-星砂物語-』シドニー初上映

シドニー日本クラブ(JCS)と豪州かりゆし会は、昨年日本で公開された『STAR SAND-星砂物語-』のシドニー初上映会をNSW州立美術館ドメイン・シアターで共催する。

同作は、作家・劇作家・脚本家のロジャー・パルバース氏が、太平洋戦争下の沖縄を舞台に自らが書いた小説『星砂物語』を原作に、平和への祈りと未来への希望を描いた初監督作品。同氏は映画『戦場のメリークリスマス』で大島渚監督の助監督を務めた。同会では、英語と日本語の字幕付きで上映され、映画上映後にはQ&Aセッションが予定されている。

上映に際し、ロジャー氏は「シドニーでの上映が決まって本当にうれしい。この映画のメッセージは『非暴力』。その重要性をぜひ感じて欲しい」と話している。

同日、会場となるNSW州立美術館では、アーチボルド賞絵画展の初日に当たり、駐車スペースの不足が予想されるため、車で来場する際は時間に余裕を持つよう呼び掛けている。また、劇場の規定により上映開始後の入場はできないため注意が必要だ。チケットの購入は下記のウェブサイトまで。

■『STAR SAND-星砂物語-』上映会
日時:5月12日(土)1:30PM(開場)、2PM(開演)
場所:NSW州立美術館ドメイン・シアター
料金:大人$15(シドニー日本クラブと豪州かりゆし会の会員は$13)
Webː www.eventbrite.com.au/e/star-sand-sydneypremiere-tickets-42970858996


SBSラジオ日本語放送4月のハイライト

SBSラジオ日本語放送は毎週火曜、木曜、土曜の午後10~11時に番組を放送している。番組は、AMラジオ1107khzにチューンを合わせる方法と、デジタル・テレビのデジタル・ラジオ「SBS Radio1」を選択する方法で聞くことができる。

4月のシドニーサイドでは、重ね煮料理研究家の戸練ミナさんやパラリンピアンの芦田創(はじむ)さんのインタビューなどを放送する予定。また、先月シドニーで開かれた東日本大震災の復興支援イベント「TSU-NA-GU」のリポートや、現在開催中のビエンナーレ・オブ・シドニーの片岡真実芸術監督のインタビューなど、聞き逃してしまった先月の放送もSBSのウェブサイトで聞くことができる。次回は4月26日(木)放送予定。

■SBSラジオ日本語放送
Email: Japanese.program@sbs.com.au
Web: www.sbs.com.au/Japanese
Facebook: www.facebook.com./SBSJapanese


■NSW州立美術館・日本語ボランティア・ガイド便り

The Lady and the Unicorn “貴婦人と一角獣”

'Sight' c1500, from 'The lady and the unicorn' series wool and silk, 312 x 330 cm Musée de Cluny – Musée national du Moyen Âge, Paris Photo © RMN-GP / M Urtado
‘Sight’ c1500, from ‘The lady and the unicorn’ series wool and silk, 312 x 330 cm Musée de Cluny – Musée national du Moyen Âge, Paris Photo © RMN-GP / M Urtado
'My sole desire' c1500, from 'The lady and the unicorn' series wool and silk, 377 x 473 cm Musée de Cluny – Musée national du Moyen Âge, Paris Photo © RMN-GP / M Urtado
‘My sole desire’ c1500, from ‘The lady and the unicorn’ series wool and silk, 377 x 473 cm Musée de Cluny – Musée national du Moyen Âge, Paris Photo © RMN-GP / M Urtado

現在NSW州立美術館で展示中の“貴婦人と一角獣”(The Lady and the Unicorn)は、フランスの国宝で、中世ヨーロッパ美術の最高傑作の1つ、“中世のモナリザ”とも称される6連作のタペストリー。過去500年間フランスを出たのは、ニューヨーク・東京に次ぎ、3回目。シドニーで鑑賞できる、大変貴重な機会です。

パリのフランス国立クリュニー中世美術館所蔵。全部をつなげると20メートルにもなり、1500年ごろにパリでデザインされ、各々赤い織り地を背景に宝石箱をひっくり返したような美しい千花模様の中、舞台のような庭で、ライオンと一角獣を供に華やかなコスチュームを纏った貴婦人とその侍女が花や鳥、小動物たちや木々に囲まれ、音楽を奏でたり、花冠を編んだりして佇む、ファンタジックでどこかミステリアスな中世的雰囲気が紡ぎ出されています。

1841年に中央フランスにある小さなお城、ブサック城で再発見され、中世のタペストリーの中でも群を抜いた美しさで知られ、文学的なインスピレーションを与えたり、小説の題材になったりしています。今回の展示でもリルケの小説“マルテの手記”の文言が壁面に紹介されています。

丁度中世からルネッサンスへと移行する時期、職人と芸術家の世界が境界を接し合っていた時代に制作され、定説となっている解釈では、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の“五感”を寓意的に表すものとされていますが、6連作のうちの1つだけに心・意志とも考えられる“わが唯一の望み”という銘文が冠されていることに疑問が残り、新たな学説や解釈も現れてきています。

ぜひ皆様の目でこのミステリアスな貴婦人と動物たちの遊ぶファンタジーの世界、その謎めいた作品制作の意図を探し当てる鑑賞に浸って頂けたらと思います。(投稿=コミュニティー・アンバサダー:鴨粕弘美)

■The Lady and the Unicorn展
日時:開催中~6月24日(日)、10AM~5PM、水曜のみ10PMまで
会場:Art Gallery of New South Wales Upper Asian gallery (Art Gallery Rd., The Domain NSW)
料金:大人$18、コンセッション$16、メンバー$14、ファミリー$44(大人2人+子ども3人まで)、子ども$8(5歳~17歳、4歳以下は無料)
Tel: (02)9225-1700 (英語)
Email: communityambassadors@ag.nsw.gov.au (日本語可)
Web: www.artgallery.nsw.gov.au/exhibitions/thelady-and-the-unicorn


震災から7年、東日本大震災復興支援イベント開催

日本から交換留学で来豪している高校生らによって岩手県のさんさ踊りが披露された
日本から交換留学で来豪している高校生らによって岩手県のさんさ踊りが披露された
和太鼓りんどうによるパフォーマンス
和太鼓りんどうによるパフォーマンス

東日本大震災で被災した福島県の高校生をシドニーに招く保養プロジェクトを主催するJCSレインボープロジェクトは東日本大震災から丸7年となる3月11日、シドニー北郊クローズ・ネストのコミュニティー・センター内で東日本大震災復興支援イベント「TSU-NA-GU 2018」を開催した。

イベントでは東北の物産販売を始め、和太鼓りんどうによるの和太鼓演奏や新極真空手、沖縄のエイサー、シンガー・ソング・ライターの飯島浩樹氏によるパフォーマンスなどが行われ会場を沸かせた。また、現在シドニーでホームステイを行っている東北大学の学生による被災地の現状リポートや復興支援映画『MARCH』の上映も行われた。

浄土真宗本願寺の渡辺重信住職の指揮で1分間の黙祷が行われた
浄土真宗本願寺の渡辺重信住職の指揮で1分間の黙祷が行われた
名郷泉氏によるピアノ・パフォーマンス
名郷泉氏によるピアノ・パフォーマンス

地震発生時刻の日本時間午後2時46分(シドニー時間午後4時46分)には、浄土真宗本願寺の渡辺重信住職の下、1分間の黙とうが行われた。

イベントの主益は必要経費を除き全てJCSレインボープロジェクトに寄付され、保養プロジェクトに使用される。

新極真空手のパフォーマンスでは子どもたちも板割りを披露
新極真空手のパフォーマンスでは子どもたちも板割りを披露
豪州かりゆし会エイサー隊によるダンス・パフォーマンス
豪州かりゆし会エイサー隊によるダンス・パフォーマンス
飯島浩樹氏、武田静子氏、名郷泉氏による歌のパフォーマンス
飯島浩樹氏、武田静子氏、名郷泉氏による歌のパフォーマンス
シドニーに滞在している東北大学の学生も参加した
シドニーに滞在している東北大学の学生も参加した
映画監督・ロジャー・パルバース氏も登壇
映画監督・ロジャー・パルバース氏も登壇
JCSレイン和太鼓りんどうによるパフォーマンス ボープロジェクトの運営スタッフによるあいさつ
JCSレイン和太鼓りんどうによるパフォーマンス ボープロジェクトの運営スタッフによるあいさつ

【お詫びと訂正】
 本誌2月号に掲載しました「多彩な“アボリジニアート展”銀座三越で内田さん」の投稿記事に誤りがありました。読者の皆様並びに関係者の方々にご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫びする共に、訂正させて頂きます。
【誤】エミリー・ウングワレーの作品『マイ・カントリー』は、約50万円の値札
【正】エミリー・ウングワレーの作品『マイ・カントリー』は、約600万円の値札

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