2018年8月 ニュース/コミュニティー

総領事表彰授与式開催

JCS、草月流、ゲスナー多恵氏に

JCS日本語学校の水越有史郎会長(左)
JCS日本語学校の水越有史郎会長(左)
水越氏のあいさつでは各校の代表者の紹介も行われた
水越氏のあいさつでは各校の代表者の紹介も行われた
草月流ニュー・サウス・ウェールズ支部のマーガレット・ホー氏
草月流ニュー・サウス・ウェールズ支部のマーガレット・ホー氏
インターナショナル着物クラブ・シドニーのゲスナー多恵氏
インターナショナル着物クラブ・シドニーのゲスナー多恵氏

在シドニー日本総領事館は7月11日、シドニー日本クラブ(JCS)日本語学校に対する総領事表彰授与式を在シドニー日本国総領事公邸で開催した。

竹若敬三・在シドニー日本国総領事は、「今回の受賞は日本人コミュニティー、日豪関係における顕著な功績であり、日本語学校を始めJCSは両国の友好関係の拡大に大きく寄与した」と受賞理由を話した。

受賞団体の代表としてJCS日本語学校の水越有史郎会長はあいさつの中で「日本語教育の重要性を始めオーストラリアにおける多文化主義での日本文化の大切さを子どもたちに教えることが大切だ」と語った。

校舎を貸し出しているウルティモ・パブリック・スクールのニコラ・アカリア校長は「プロフェッショナルで質の良い日本文化、語学教育プログラムをサポートすることは光栄なことであり、語学教育の大切さがより多くの人に認知されるべきだ」とコメント。

また、シドニー日本商工会会頭の末永正彦氏も「子どもにとって語学教育は根幹と言っても過言ではない。語学教育に携わる全ての人の尽力に感謝すると共に、今後の日豪友好協力関係の発展に尽力していきたい」と抱負を述べた。

日本語学校は1992年の開校以来、日本語教育のサポートを行ってきた多くの学校関係者の努力もあり、2001年にNSW州よりコミュニティー・ランゲージ・スクールとして認定されている。

また12日には、草月流ニュー・サウス・ウェールズ支部とゲスナー多恵氏が総領事表彰を受賞。受賞団体である草月流ニュー・サウス・ウェールズ支部は、1960年の創設以降、シドニーを拠点にワークショップや数多くの展覧会を通じ豪州内での生け花の普及に尽力してきた。

授賞式には同支部理事のマーガレット・ホー氏が出席、授賞式後のスピーチでは「支部のメンバー全員の多大な貢献があってこその受賞だと思っています。個人としても今後も多くの人に生け花を楽しんでもらえるよう挑戦を続けていきたいです」と語った。

また、ゲスナー多恵氏は、着付けや着物ファッション・ショーなどを通じ着物に親しむ機会を提供する活動を行う団体「インターナショナル着物クラブ・シドニー」の創設者。スピーチでは「着物は人生を豊かにしてくれました。今日はサポートしてくれた方にも感謝の意を表したいです」と述べ、同氏の家族及びクラブのメンバーを紹介した。

草月流ニュー・サウス・ウェールズ支部とゲスナー多恵氏の受賞について、竹若敬三・在シドニー日本国総領事は「美を通じて私たちに心の広がりを教えてくれただけでなく、それを通じ元気を与えてくれた」とコメントした。


「異文化コミュニケーションとマネジメント」セミナー開催
ジェトロ・シドニー事務所/シドニー日本商工会議所

異文化コミュニケーションとマネジメントについて説明するベイカー氏
異文化コミュニケーションとマネジメントについて説明するベイカー氏

日本貿易振興機構(ジェトロ)シドニー事務所とシドニー日本商工会議所は7月10日、「異文化コミュニケーションとマネジメント」と題したセミナーを開催、約30人が参加した。メインの講師にベルリッツ・オーストラリア代表・ローハン・ベイカー氏とパースのリージョナル・ビジネス・ディレクター・ポール・フィッツパトリック氏を迎え、講演が行われた。

ベイカー氏は、日豪の組織での大きな違いとして、日本では上司が絶対的であるが、オーストラリアではチームの一員という位置付けであり、それを考慮してマネジメントを行うことの重要性を強調した。そして異文化への理解とマネジメント側からの積極的なコミュニケーションが「円滑な組織運営を目指す上での鍵」と述べた。

また、フィッツパトリック氏は、異文化を理解しマネジメントを行わないと、生産性やモラルの低下、離職率の上昇とこれに伴う新規雇用に関わるコストの増加のみならず、法的な問題に発展する可能性について言及した。


シドニー日本商工会議所—シドニー・ビジネス塾を開催

シドニー日本商工会議所(会頭=末永正彦:豪州新日鉄住金)の企画委員会(委員長=小西敦史:日立オーストラリア)は6月26日、シドニー・ビジネス塾「オーストラリアで事業を展開する上で必要な会計・税務諸制度の基礎知識」を開催、41人が参加した。

オーストラリアで事業を行うに当たって、ビザの取得から各種登録手続き、雇用主としての会社法上の義務、税務申告や会計監査など、知っておくべきことが数多くある。講演では、就労ビザの申請手続きや、駐在員事務所、支店、現地法人の違い、オーストラリアの会社法や税務上求められるコンプライアンス及びオーストラリアの会計制度などについて、アーンスト・アンド・ヤングの篠崎純也氏、石川達仁氏、渡辺登二氏から説明を聞いた。


『穣の一粒』読者感想会を開催

NPO法人「BEST Inc」(Business Establish Strategy Team Inc)は8月31日、シドニー中心部にあるSMSA(Sydney Mechanics’School of Arts)で小説『穣の一粒』の著者・松平みな氏を迎え、「読書感想会」を開催する。

同会は、6月に行われた松平氏のの講演会が好評だったため、多くの読者の希望により開催が決定した。既に同小説を読んだ人だけでなく、これから読む人も参加できる。

■『穣の一粒』読者感想会
場所:SMSA(280 Pitt St., Sydney)
日時:8月31日6PM~9PM(懇親会あり)
料金:$20
Email: bestinc0717@gmail.com(問い合せ:清水)


新会頭に小山氏(豪州三井物産)
シドニー日本商工会議所・第61期総会を開催

シドニー日本商工会議所は7月27日、第61期(2018/19年度)定時総会を開催。「第60期(2017/18年度)事業報告書(案)」及び「同収支決算報告書(案)」について審議し、いずれも原案のとおり承認された。その後、第61期の役員を発表し、新会頭には小山真之氏(豪州三井物産)が就任した。なお、新年度の役員は下記の通り。

【2018/19年度シドニー日本商工会議所役員】(敬称略)

<会頭>
小山真之(豪州三井物産)
<副会頭>
末永正彦(豪州新日鉄住金)
宇田川健一(オーストラリア三菱商事会社)
<理事>
井上大輔(伊藤忠豪州会社)
笠原昌哉(JTBオーストラリア)
桑田成一(丸紅オーストラリア会社)
小西敦史(日立オーストラリア)
齊田忠勇(オーストラリア住友商事会社)
下前原博(双日豪州会社)
宝本聖司(日本航空株式会社)
谷村昌彦(三菱UFJ銀行)
中里浩之(ジェトロ・シドニー事務所)
森本篤志(三井住友銀行)
山路康之(みずほ銀行)
吉田智(キヤノン・オーストラリア)
<監事>
大庭正之(KPMG)
菊井隆正(アーンスト・アンド・ヤング)

■シドニー日本商工会議所
Tel: (02)9223-7982
Email: info@jcci.org.au
Web: www.jcci.org.au


新会長に井上氏(伊藤忠豪州会社)
シドニー日本人会・2018/19年度総会を開催

シドニー日本人会は7月27日、2018/19年度通常総会を開催。「2017/18年度事業報告書(案)」及び「同収支決算報告書(案)」について審議し、いずれも原案の通り承認された。その後、2018/19年度の役員を発表し、新会長に井上大輔氏(伊藤忠豪州会社)が就任した。なお、新年度の役員は下記の通り。

【2018/19年度シドニー日本人会役員】(敬称略)

<名誉会長>
竹若敬三(在シドニー日本国総領事)
<会長>
井上大輔(伊藤忠豪州会社)
<副会長>
桑田成一(丸紅オーストラリア会社)
谷村昌彦(三菱UFJ銀行)
齊田忠勇(オーストラリア住友商事会社)
<財務担当理事>
森本篤志(三井住友銀行)
<理事>
宇田川健一(オーストラリア三菱商事会社)
笠原昌哉(JTBオーストラリア)
小西敦史(日立オーストラリア)
小山真之(豪州三井物産)
下前原博(双日豪州会社)
末永正彦(豪州新日鉄住金)
宝本聖司(日本航空株式会社)
松尾秀明(在シドニー日本国総領事館)
吉田智(キヤノン オーストラリア)
山路康之(みずほ銀行)
<監事>
大庭正之(KPMG)
菊井隆正(アーンスト・アンド・ヤング)

シドニー日本人会
Tel: (02)9232-7546
Web: www.jssi.org.au
Email: jss@jssi.org.au


海外子女へのいじめ問題に関する相談窓口設置

日本の公益財団法人、海外子女教育振興財団は、海外在留邦人の子女に対するいじめ相談窓口を開設した。シドニーでは、在シドニー日本国総領事館とオーストラリア・ジャパン・コミュニティー・ネットワーク(AJCN)が調整を行い、東京の窓口の相談が負担になる場合に対応できるよう、現地での相談窓口が新たに設置された。在シドニー日本国総領事館ではいじめ相談や情報提供を受け付けている。連絡先は以下の通り。また、A JCNでは、相談前、事後のフル・サポートを行っている。問い合わせはEメール(jcnaus@googlegroups.com/担当:江川)まで。

■公益財団法人 海外子女教育振興財団 事業部 教育相談事業チーム
Tel: +81-3-4330-1352
Email: sodanjigyo@joes.or.jp
受付時間:月~金10AM~4 PM(日本時間)
■在シドニー日本国総領事館(いじめ相談窓口
Tel: (02)9250-1000
Web: www.sydney.au.emb-japan.go.jp/index_j.htm
Email: yoshinori.yaegashi@mofa.go.jp(八重樫領事)


広島デー集会、8月11日開催

過去30年以上にわたりシドニーでは毎年、広島に原爆が投下された8月6日前後に、豪州平和団体による広島デー集会が開催されてきた。今年も「Hiroshima Day Committee」主催による原爆、核の在り方を真摯に受け止め、平和を唱える同集会がシドニー市内、タウン・ホール・スクエアで開かれる。

今回は、オーストラリア政府が核兵器禁止条約の制定交渉への不参加を決めたことについても触れられる予定。広島、長崎、福島の歴史を再認識し、世界においてこの悲劇を二度と繰り返さぬよう祈念するこの集会へ、多くの参加者を募っている。

■広島デー集会
場所:タウン・ホール・スクエア(タウン・ホールの南広場)
日時: 8月11日(土)11AM~
Web:www.hiroshimacommittee.org


講師を務めたオーガスト・ハーゲスハイマー氏
講師を務めたオーガスト・ハーゲスハイマー氏

人気栄養学博士によるワークショップ
「食の科学フード・セラピー」がシドニーで開催

食や健康をテーマにした活動、商品の開発などを手掛けるNATRASENSEは6月30日、シドニーCBD・SMSA(Sydney Mechanics’ School of Arts)で栄養学博士・オーガスト・ハーゲスハイマー氏によるワークショップ「食の科学フード・セラピーby August Hergesheimer」を開催した。健康志向の人やオーガニック・ファンなど多くのフォロワーを持つ同氏によるシドニーでの栄養学のワークショップ開催は今回が初めて、当日は約70人の参加者が訪れるなど高い関心がうかがえるイベントとなった。

ワークショップでは前半、同氏の著書のタイトルでもある「食事の科学」をテーマに、長年の研究で培われた栄養学の理論とその理論に基づいた1日の中の食事の具体例がスライドと共に説明された。後半では、油、野菜、大豆製品など体に良いとされる具体的な食材の説明、また栄養摂取の仕方が詳しく解説された。ワークショップの最後には質疑応答の時間が設けられ、参加者からは冷凍食材の使い方や運動後のタンパク質の取り方を始め多くの質問が寄せられた。

講師を務めたハーゲスハイマー氏はワークショップ終了後、「シドニーでも食や健康に対して非常に意識が高い日本人が多い。これはオーストラリアならではのことだと思う。今回のワークショップを通して自分自身としても良い勉強となった」とコメントした。

■NATRASENSE
Email: natrasense@gmail.com
フェイスブック:Vege Power Plus+ Australia


シドニー・カレッジ・オブ・イングリッシュ
震災被災児のシドニー留学を支援

シドニー・カレッジ・オブ・イングリッシュは、国内孤児・遺児・震災被災児・貧困の子どもたちの教育・留学サポートを行うNPO団体「Runway for Hope」と提携し、8月2日から12日まで短期留学プログラム「世界へ羽ばたけ! 震災を背負って生きる子どもたち」をシドニーで実施する。

同プログラムはアメリカ・カナダに続き、オーストラリアで3回目の短期留学プログラムとなる。東日本大震災や熊本地震、その他自然現象が原因で未だに厳しい環境下での生活を余儀なくされている7人の児童がシドニー研修に参加することが決まっている。滞在中は質の高い講師陣による授業を受けたり、オーストラリアならではの豊かな自然を生かしたアクティビティーや文化交流をする予定だ。

「Runway for Hope」創設者のセナ・オミッド・ヴァッファ氏は、少年期にイラン革命で受けた宗教的差別・迫害に加え、イラン・イラク戦争の戦火を逃れて2年間パキスタンで過酷な難民キャンプ生活を過ごした経験から一般社団法人を設立。親を亡くした孤児や自然災害などの被災者、経済的、教育的に恵まれない子どもたちに「希望の光」「明るい未来」を与えるための活動を日本を中心に行っている。人びとの被災者への意識が薄れつつある中、活動の理解や応援を求めている。


総合音楽センターMusical Betweenの外観
総合音楽センターMusical Betweenの外観

総合音楽センター「Musical Between」
オープン・デーを開催

シドニー郊外ペナント・ヒルズにある総合音楽センター「Musical Between– Inclusive Music Cent re」は8月5日、オープン・デーを開催する。同センターは、年齢や国籍、障がいの有無にかかわらず、全ての人に向けて音楽療法セッションやピアノ・フルート・バイオリンなどのレッスンを始め、コミュニティーを交えたさまざまなアクティビティーを行っている。音楽は人と人をつなげる上で最適とし、個人の成長とコミュニティーとの関わり方を支援する活動をしている。

同センターを見学できるオープン・デーでは、ドラム・サークル、折り紙ワークショップ、ズンバ・ダンス・ワークショップやウクレレ・リコーダー・バンドが無料で受けられる他、音楽療法の実演や生徒による音楽パフォーマンスも披露される予定。参加型アクティビティーは席数に限りがあるため、予約を受け付けている。問い合わせ・予約は下記Eメールまで。

■Musical Between Open Day
日時:8月5日(日)1PM~4:45PM
場所:Unit 2, 370 Pennant Hills Rd., Pennant Hills(会場入り口は Fisher Ave.側)
Tel:0421-744-090(名郷泉)
Web:www.musicalbetween.com
Email:mbetween@gmail.com


小原流の生け花作品の前で。左からフェイ・ブロック氏(小原流)、(パット・ウオルター氏、知香流、生け花インタープレジデント)、スー・ウオング氏(草月流)、トモコ・リョン氏(小原流)、中野邦子氏(小原流)
小原流の生け花作品の前で。左からフェイ・ブロック氏(小原流)、(パット・ウオルター氏、知香流、生け花インタープレジデント)、スー・ウオング氏(草月流)、トモコ・リョン氏(小原流)、中野邦子氏(小原流)

生け花インターナショナル
オーキッドショーに生け花を展示

生け花インターナショナルの小原流・知香流・草月流は、7月20、21、22日の3日間にわたりシドニー北西部のサウス・ウィンザーにあるハークスベリー・インドア・スタジアムで開催されたオーキッドショーに参加し、生け花を展示した。

会場には、海外からの参加者も訪れ、日本から送られて来たオーストリアでは始めてお目見えしたブルー・オーキッドも紹介された。伝統的な生け花に、珍しいオーキッドを組み合わせた生け花の魅力を写真に収める人など、多くの観客でにぎわった。


試合後の会見に出席した流キャプテン(左)とブラウンHC代行(右)
試合後の会見に出席した流キャプテン(左)とブラウンHC代行(右)

スーパー・ラグビー第18節
サンウルブズ、ワラタスに大敗

豪州・ニュージーランド・南アフリカ・日本・アルゼンチンの5カ国15チームによって争われるラグビーの国際リーグ戦「スーパー・ラグビー」のオーストラリア・カンファレンス第18節「ワラタス対サンウルブズ」が7月7日、シドニーのアリアンツ・スタジアムで開催された。北半球から唯一リーグに参戦しているサンウルブズ(日本)は、敵地で同カンファレンス首位の強豪ワラタス相手に今季4勝目を目指したが77-25と大差で敗戦、この結果を受け今季3勝0分12敗となった。

サンウルブズは前半、ヘイデン・パーカー選手のペナルティー・ゴール(以下、PG)2本、山田章仁選手とリーチ・マイケル選手のトライなどで24-18と健闘するが、39分にセミシ・マレシワ選手が危険なタックルを行ったとして退場処分を受け劣勢に立たされた。

後半、1分にワラタスのバーナード・フォーリー選手にPGを決められると、立て続けに3つのトライを許し差を広げられた。14分に山田選手が同試合2つめのトライを奪い1人気を吐いたが、その後5つのトライを奪われ最終的に77-25と大きく突き放された。この日、スタンドからは日の丸が振られるなど日本のファンによる応援が見られたが、期待を裏切る形となった大敗にサンウルブズの選手は肩を落とした。

試合後の記者会見にはトニー・ブラウン・ヘッド・コーチ(以下、HC)代行と流大キャプテンが出席した。同試合について、ブラウンHC代行は「厳しい結果に終わったが、シーズン開幕時に比べームの成長を感じる部分もあった」とコメントした。また、流キャプテンは「数的不利の状況になっても前半からのプレーを変えずトライを目指したが、相手の方が一枚上手だった。この試合で得た教訓を自分たちの成長につなげて、最終節に臨みたい」と同月13日の今季最終戦への意気込みを語った。


ウィンブルドン・ジュニア準決勝で戦う土方選手
ウィンブルドン・ジュニア準決勝で戦う土方選手

テニス・土方凛輝選手、欧州遠征で快挙

オーストラリア在住の土方凛輝選手(17歳、マックヒジカタ・テニス・アカデミー)は、7月2~15日にイギリス・ロンドンで開催された「ウィンブルドン・ジュニア」(グラス・コート)ITFグレードAでダブルス・ベスト4の快挙を果たした。

1回戦、土方選手(オーストラリア)・田島尚輝選手(日本)組はフィリップ・クリスティアン・ジアヌ選手(ルーマニア)・チアゴ・アグスティ・ティランテ選手(アルゼンチン)組に7-5、6-1で快勝。2回戦は今大会の第1シードで全仏ジュニア・ダブルス準優勝ペア、ホー・レイ選手(台湾)・ツェン・チュンシン選手(台湾)組と対戦し、第1セットは1時間に及ぶ激しい攻防の末、最後にタイ・ブレークを8-6で制し、第2セットはリズム良く圧倒。続く準々決勝は、マテウス・プシネリ・デ・アルメイダ選手(ブラジル)・ジョアン・ルーカス・ヘイス・ダ・シルバ選手(ブラジル)組に7-6(4)、7-6(6)で勝利した。しかし準決勝は、第6シードのニコラス・メヒア(コロンビア)・オンドレイ・スティーラ(チェコ)組に3-6、6-7(4)で惜敗。決勝まであと一歩及ばない結果となった。

また、6月12~17日にドイツで開催された「第26回ニューレンベルガー」(クレー・コート)ITFグレード1では、ヤニック・スティンガー選手(スイス)とダブルスで出場し優勝。決勝は6-3、2-6、10-7で第1シードのフィリップ・クリスティアン・ジアヌ選手(ルーマニア)・タオ・ムー選手(中国)組を破っての勝利となった。

土方選手は、9月に全米ジュニア、10月にはブエノスアイレスでのユース・オリンピックを控えている。


RENCLUB特別セミナーを開催

シドニー北部チャッツウッドにあるRENCLUBは、8月15日と8月17日の2日間にわり「字を上手くみせるコツ」と題した特別セミナーを開催する。

RENCLUBは本紙コラムでもおなじみの書家れん氏が主宰する書道教室。同セミナーは大人向けに行われ、「自分の字に自信が持てない」「何だか見栄えがしない」「良いところもあるとは思うが生かせているとは思えない」など字に関する悩みがある、または字を上手く書きたいという人を対象に、意外と知られていない正しい文字の理解とその継承に役立つ内容が伝授される。

参加希望の場合は、申込書(指定された文字を自筆で書いて提出)の申請を下記Eメールまで送る。各日共に定員は7人のため、希望者は早めに申し込みを。

■RENCLUB
日時:8月15日(水)7PM~8:30 PM、8月17日(金)7PM~8:30PM
場所:RENCLUB (Suite 503, Level 5, 2 Help St., Chatswood NSW)
料金:$39
Email: renclub@gmail.com


ノースショア日本語学校、学園祭を開催

シドニー北部にあるノースショア日本語学校(キラニー・ハイツ高校借用)は9月1日、毎年恒例の学園祭「キラキラ☆キラニー祭り」を開催する。

同学園祭は、「児童・生徒、教員、保護者、全員参加の学校」を目指す同校の親交イベントで、学校関係者の他、地域住民も参加できる。カレーライスや牛丼、たこ焼き、焼き鳥、綿菓子などの食べ物の屋台や、スピードくじ、わなげ、ゲームや工作、お化け屋敷など子どもが楽しめるアクティビティーが用意される。

■キラキラ☆キラニー祭り
日時:9月1日(土)12PM~3PM
場所: Killarney Heights High School(Starkey St., Killarney Heights、入り口はMelwood Ave.側)
Email: nsjpschool@gmail.com(問い合わせ先)
Web: www.nsjs.com.au


神奈川県川崎市、NSW州ウーロンゴン姉妹都市30周年
記念式典で茶会開催

ウーロンゴン及び川崎市両市長、友好茶会のオーガナイザー、加藤哲郎・裏千家川崎市部長とシドニー協会企画実行委員会メンバー
ウーロンゴン及び川崎市両市長、友好茶会のオーガナイザー、加藤哲郎・裏千家川崎市部長とシドニー協会企画実行委員会メンバー

一般社団法人裏千家淡交会川崎支部及びシドニー協会が主催する神奈川県川崎市とNSW州ウーロンゴンの姉妹都市30周年記念友好茶会が7月4日、シドニー南部のウーロンゴン・アート・ギャラリーで開催された。

ブラッドベリー・ウーロンゴン市長、福田紀彦川崎市長を始め、ウーロンゴン市で活躍する日本人としてサッカー・クラブ・チームのウーロンゴン・ウルブス所属の野沢拓也選手と田代有三選手も同会に出席した。

オープニング・セッションでは、ウーロンゴン市民であるスタインケ志保子さんが御園棚(みそのだな)(テーブルやいすを使用した茶道スタイルの1つ)でお点前(てまえ)を披露。お菓子は京都老松製、お茶は小山園の抹茶が用意された。その後、ワークショップを開き地域住民や高校生に、日本の伝統である茶道を理解してもらえるよう、道具類の説明やおいしい抹茶の点(た)て方を紹介し楽しんでもらった。

午前10時から、3回にわたってデモンストレーションとワークショップを行い、約70人の同市民が参加した。淡交会シドニー協会の広報担当、デ・ケリス美香子さんは「茶会の終了後に、ウーロンゴン市役所に市民から絶賛の反応があったと聞き、非常にうれしく思っています。ウーロンゴン市では初めての茶会ということだったので、今後も両市の友好関係を継続する中で裏千家シドニー協会も引き続きお手伝いしていきたいと考えております」とコメントした。


一昨年行われた野外でデモンストレーションの模様
一昨年行われた野外でデモンストレーションの模様

池坊生け花展・デモンストレーションを開催

池坊シドニー支部は8月11、12日の2日間にわたり、シドニー北西部のゴードンにあるエリルディーン・ヒストリック・ハウス・アンド・ガーデンで歴史ある生け花の流派、池坊の花の展示会とデモンストレーションを開催する。毎年恒例の同花展でのデモンストレーションは、11日は午後2時から、12日は午後12時から行われる予定。

■池坊シドニー支部
場所:Eryldene Historic House (17 Mclntosh St., Gordon)
日時:8月11日(土)、12日(日)10AM~4PM


『一陽来復Life Goes On』シドニーで上映会を開催

シドニー日本クラブ(JCS)レインボープロジェクトは8月26日、日本でも公開中の『一陽来復(いちようらいふく) Life Goes On』の上映会をNSW州立美術館ドメイン・シアターで開催する。協賛は、三井住友銀行、三菱電機オーストラリア、ブラザー インターナショナル オーストラリア、三菱重工豪州空調株式会社、ニチレイ オーストラリア、セキスイハウス・オーストラリア、オーストラリア住友商事会社、オーストラリア三菱商事。

同作は、東日本大震災発生から6年後、東北地方で生きる人びとの日常生活を通して、人間の強さ、優しさ、勇気、絆を描いたヒューマン・ドキュメンタリー。藤原紀香氏と山寺宏一氏がナレーションを務め、児童福祉文化賞や映文連アワード準グランプリを受賞している。

同会では、出演者である宮城県石巻市在住の遠藤綾子氏をゲストに迎え、ショート・スピーチとQ&Aセッション(英語字幕付き)が予定されている。同氏は被災後、石巻市でさまざまな支援活動や、同作の各地上演会会場で講演会を行っている。チケットの購入は下記のウェブサイトから。

■『一陽来復Life Goes On』上映会
日時:8月26日(日)10:30AM~12:30PM(上映81分)
場所:NSW州立美術館ドメイン・シアター
料金:大人$18、15歳以下$13
Web: lifegoeson.eventbrite.com.au(チケット購入)
Email: sydneyrainbows@gmail.com.au(問い合わせ)


SBSラジオ日本語放送8月のハイライト

SBSラジオ日本語放送は毎週、火曜、木曜、土曜の午後10~11時に番組を放送している。オーストラリアのニュースや気になる話題、各方面で活躍する人びとへのインタビューなど、盛りだくさんの番組は、AMラジオ1107khzにチューンを合わせる方法と、デジタル・テレビのデジタル・ラジオ「SBS Radio1」を選択する方法で聞くことができる。

8月のシドニーサイドでは、アニメと漫画の祭典「スマッシュ!」にゲスト出演した人気声優、置鮎龍太郎さんと代永翼さんのインタビューや、『攻殻機動隊』など有名アニメの美術監督を務めた小倉宏昌さんのインタビューの他、シドニー日本クラブ創立35周年記念として特別上映されるドキュメンタリー映画『一陽来復』の出演者のインタビューを放送予定。メルボルンからはNGVで開かれているジャポニズム展の話題などが放送される。また、聞き逃してしまった放送は、SBS日本語放送のウェブサイトやSBSのラジオ・アプリから聞くことができる。

なお、毎月最終週の木曜日には、日豪プレス翌月号の見どころや取材の裏話などを編集部スタッフが紹介している。次回は8月30日(木)放送予定。

■SBSラジオ日本語放送
Email: Japanese.program@sbs.com.au
Web: www.sbs.com.au/Japanese
Facebook: www.facebook.com./SBSJapanese


豪日の保育園比べも
八王子・日豪合同セミナーに50人

臼田明子さん
臼田明子さん

第39回日豪合同セミナーが6月3日~4日、八王子市野猿峠にある大学セミナー・ハウスで開かれ、約50人が6科会に分かれて話し合い、オーストラリア・ワインとチーズ・パーティーで交流した。

アメリカ・ファーストのトランプ米大統領が、メキシコ国境に壁を作って移民を閉め出すなど、国際的に移民、難民は受難時代だ。多文化社会で共生を揚げるオーストラリアも揺れ動いている。

基調講演で慶應義塾大学教授、塩原良和さん(社会学)が現状を報告。オーストラリアは年1万2,000~3,000人の移民を受け入れている。塩原教授は「市民と国民が統一しなくなった。その国で生まれれば国民。移民(市民)と混在すると摩擦が起きる。国民と難民、移民は平等であるべきだが、その理想が揺らぎ始めている」と分析。

当今は、ハラール食イスラム・テロ関与で嫌悪感が広まって、平等の原則が崩れつつある。一方、この10年ほど技能移民は、オーストラリア社会に役立つ人として受け入れている。保守党、労働党とも同じ移民政策をとっている。多文化主義は根付いていると塩原教授は評価した。

第5分科会では、シドニー大学大学院とNSW大学大学院で、社会学博士号をとった臼田明子さん(昭和女子大現代ビジネス研究所研究員=写真=)が著作『オーストラリアの学校外保育と親のケア』を基に、日豪の比較を語り、興味深かった。

臼田さんは駐在社員の妻、現地生まれの2児の母としてシドニーで暮らした。日本では保育園の待機児童が社会問題となっているが、オーストラリアでの育児はとても楽だったと言う。出産休暇は18週間有給、夫も2週間の有給休暇が取れる。共働き62%、シングル・マザー15%、父のみ労働30%で待機児童は少ない。日本の保育園は公立中心だが、豪では私立が多く、経営は不安定。保育費は日本よりも高い。日本は毎日通うが豪は通いたい日だけ行く。豪では保育士が自宅で夕方6時まで、預かる所がある。移民同士が預かる所もある。

中・高校生は放課後どう過ごすか……日本では校内の部活があるが、豪では自治体や警察関係のユース・センターで過ごす。職員がケア、宿題の手伝いもやる。地域のバスケットボール・コートやスケートボード場で自由に遊んでいる。警察系は犯罪防止や健全育成でポリスOBがケアする。

臼田さんは産後5日で退院。入院中、新生児を預かるから、夫と誕生祝いの食事会に外出しなさいと言われたそうだ。育児相談、メンタル・ケアに時間を掛けてくれ、新生児専門医がいたという。(投稿・写真=東京・青木公)


■NSW州立美術館・日本語ボランティア・ガイド便り

ジョン・ラッセル 
オーストラリアのフランス印象派画家展

John Russell Vincent van Gogh 1886 Van Gogh Museum, Amsterdam (State of the Netherlands) Photo: Maurice Tromp
John Russell Vincent van Gogh 1886 Van Gogh Museum, Amsterdam (State of the Netherlands) Photo: Maurice Tromp

19世紀後半から20世紀初頭は「印象派」そして「ポスト印象派」の誕生でアートの歴史は大きく動きました。パリ、ロンドンのみが画家にとってその修業を完成できる都市として見られた時代でもあり、多くのオーストラリアの画家たちもロンドン・パリで認識される大望を持ちヨーロッパに渡っています。

1881年に絵に打ち込むためにロンドンへ渡ったシドニー生まれのジョン・ラッセル(1858~1930)もその1人です。後にフランスへ移り、フランス・アバンギャルド・グループと深い親交を持ちました。ゴッホやロダンの親友となり、マティスには印象派の色彩論を教え、モネとは親しく食事を共にするなど、その活動と及ぼした影響は目を見張るものがあります。パリに住んだ最初のオーストラリア画家であり、オーストラリアの最初の印象派画家と言われるジョン・ラッセル。にもかかわらず40数年後に戻った故国オーストラリアではほとんど忘れられた存在になっており、1930年73歳でシドニーで世に知られることなく亡くなっています。この展覧会は、非凡ながら今なおあまり知られていないラッセルの実績と作品を探求するものです。

「Vincent van Gogh 1886」は、ラッセルがロンドンのスレード美術学校で3年学んだ後、パリのコルモン画塾で知り合い友人になったゴッホを描いたものです。ロンドンで学んだアカデミックで強い色調によってゴッホの個性がある強靭さがよくとらえられ、見る者に強烈な印象を与えます。ゴッホ自身が気に入り高く評価したこの肖像画は現在アムステルダムのゴッホ美術館に所蔵されています。

1886年の夏、ブルタニュー沖の小島ベリールでのモネとの偶然の出会いは、ラッセルの人生を完全に変えます。2年後にはパリを離れ、ベリールに移住。その後20年間をそこで過ごすことになります。剥き出しの岩と絶壁が続くベリールの西海岸はワイルド・コーストとして知られ、ラッセルはその美しさ、荒々しさを多くの作品に描き「Rogh sea, Mositlec 1900」もその1つです。岩にぶつかり返す波は白とグリーンと強い筆使いで表され、波の音さえ感じられるようです。

合計120点の展示品はモネ、ゴッホ、ロダンなどの作品、また最近再発見され、今回初公開の作品も含まれ、NSW州立美術館コレクション、国内外のプライベート・コレクション、アムステルダム、パリ、フィラデルフィアの公的美術館から出展されています。実に40年ぶりの広範囲の探求は、美術史上最も活発な動きのあった時期の1つである19世紀末、当時の最も重要な画家たちとユニークな関りをもった唯一のオーストラリアの画家、ジョン・ラッセルを明らかにしてくれます。(投稿=NSW州立美術館コミュニティー・アンバサダー:森岡薫)

■John Russell Australia’s French impressionist展
日時:開催中~11月11日(日)、10AM~5PM(水曜日のみ10PMまで)
場所:Art Gallery of New South Wale2階・特別展会場(Art Gallery Rd., The Domain NSW)
料金:大人$20、コンセッション$18、美術館会員$16、家族(大人2+子ども3人)$48、子ども(5~17歳)$8、5歳未満無料、マルチ・エントリー・チケット大人$32、コンセッション$29、美術館会員$26
Tel: (02)9225-1700 (英語)
Web: www.artgallery.nsw.gov.au/exhibitions/john-russell
Email: communityambassadors@ag.nsw.gov.au (日本語可)

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