2015年1月 ニュース/コミュニティー


挨拶を行った秋元義孝駐豪日本大使

天皇誕生日祝賀レセプション開催

在オーストラリア日本国大使館

秋元義孝駐豪日本大使夫妻は2014年11月25日、公邸において、天皇陛下の誕生日を祝うレセプションを開催した。レセプションには豪州連邦政府のマクファーレン産業大臣、ロバート国防担当閣外大臣、ランドール豪日議連会長を含む連邦議員、連邦政府関係者、各国大使、大学関係者、日系企業関係者、日系コミュニティ代表など約480人が参加した。

秋元大使は挨拶の中で、14年は日豪両国が名実ともに「新しい段階」に入ったことを、大使公邸での展示によって紹介したいとして、日本企業の製品や豪州の食材を例に挙げつつ、日豪EPAが署名されたことにより2国間の貿易・投資が増加すると確信していることを強調した。さらに、今後両国間の青少年交流を強化していきたいと抱負を述べつつ、豪州政府が推進する「新コロンボ・プラン」に参加して日本に留学した学生を讃えた。

今回のレセプションでは、和太鼓や琴の演奏を披露するとともに、和食や日本酒なども提供された。



出席した高岡正人総領事と杉原圭佑さん

故・外交官杉原千畝氏
ユダヤ人コミュニティーより顕彰受ける

シドニー市内のセントラル・シナゴーグで2014年12月6日、故・外交官杉原千畝(ちうね)氏を顕彰する特別式が行われた。

杉原氏は、第2次世界大戦中にリトアニア駐在外交官としてナチスの迫害から逃れ押し寄せてきたユダヤ人たちに日本へのトランジット・ビザ(通過査証)を発給。当時、ポーランドにいた多くのユダヤ人たちがドイツ軍の侵攻により隣国リトアニアへ逃げ込んだが、その後ソ連によるリトアニア併合が確実となり、日本通過ビザを得て、第3国へ逃げることは、生き延びるための唯一の望みとなっていた。領事館の周囲を取り囲んでビザを懇願するユダヤ人避難民を見て、杉原氏は本国へビザ発給の許可を願い出るものの、政府側はそれを却下。悩んだ末、独断で可能な限り発給し続けたその手書きの日本通過ビザは、2,000通以上。ビザは受給者の家族にも有効だったため、助かったユダヤ人の数は6,000人にものぼるとみられている。

当日は杉原氏の曾孫にあたる杉原圭佑さん(21)と在シドニー日本国総領事館の高岡正人総領事が招待された。高岡総領事はスピーチの中で、強い意志によって数千人もの命を救った杉原氏の偉大な人間性を称えた。特別式の後に行われた懇親会では、ビザ受給者の親族らが次々とスピーチをし、涙ながらに感謝の思いを圭祐さんへ伝えた。親族に10人の「命のビザ」受給者を持つローレン・マシャースキさんは「自分たちが今こうしていられるのも千畝さんのお陰」だとした上で、「多くのユダヤ人たちが、千畝さんの勇気ある行動には言い表せないほどに深く感謝をしている。その思いは世代を越えてより一層強いものになっているが、しっかりと胸を張って受け止めてほしい」と述べた。

杉原氏のストーリーは映画化され、終戦70周年を迎える今年中の公開が予定されている。



講演する堀江純一氏

セミナー「豪州労働法・フェアワーク法に則った
雇用トラブル回避策」

シドニー日本商工会議所(会頭=中舛貴信:キヤノン・オーストラリア)の電子機器部会(部会長=河原一夫:オキ・データ・オーストラリア)と観光・運輸・通信・生活産業部会(部会長=加藤義明:川崎(オーストラリア)会社)は2014年11月25日、「豪州労働法・フェアワーク法に則った雇用トラブル回避策」をテーマに合同セミナーを開催、21人が参加した。

講師として、アドバンテージ・パートナーシップ法律事務所主席弁護士の堀江純一氏が、オーストラリアで雇用しビジネスする上で避けられない雇用のトラブルや、業績悪化に伴う人員整理など、トラブルにならないよう注意して進めるためのポイントを中心に実例を交えながら解説した。

■問い合わせ先
シドニー日本商工会議所
Tel: (02)9223-7982
Email: info@jcci.org.au
Web: www.jcci.org.au



クイーンズランド州政府がインフラ・ビジネスを紹介

「クイーンズランド・ビジネス環境セミナー」を開催
JETROシドニー事務所/シドニー日本商工会議所

シドニー日本商工会議所の企画委員会(委員長=石原均:日立オーストラリア)は2014年12月3日、日本貿易振興機構(ジェトロ)シドニー事務所およびクイーンズランド州政府と「クイーンズランド・ビジネス環境セミナー」を開催、45人が参加した。

日本との歴史的つながりが深いクイーンズランド州は、現在、インフラの整備に力を入れており、参加者は同州政府のインフラ・ビジネスや新たなビジネス・チャンスについて説明を聞いた。

■問い合わせ先
シドニー日本商工会議所
Tel: (02)9223-7982
Email: info@jcci.org.au
Web: www.jcci.org.au



講師の北村龍太氏

セミナー「豪州天然ガス開発最新動向」を開催
シドニー日本商工会議所

シドニー日本商工会議所の資源・エネルギー部会(部会長=野村忠司:豪州新日鉄住金)は2014年12月11日、「豪州天然ガス開発最新動向」をテーマにセミナーを開催、36人が参加した。

現在、国内各地でプラント建設が進められているLNGプロジェクトに続くものとして、洋上LNGプラント、非在来ガス探鉱などが注目を浴びている中、石油天然ガス・金属鉱物資源機構シドニー事務所副所長の北村龍太氏が、これらの現況紹介に加え、米国産LNG輸出が豪州プロジェクトに与える影響などを解説した。

■問い合わせ先
シドニー日本商工会議所
Tel: (02)9223-7982
Email: info@jcci.org.au
Web: www.jcci.org.au


JCCI新春経済講演会・賀詞交歓会を開催

シドニー日本商工会議所

シドニー日本商工会議所(会頭=中舛貴信:キヤノン・オーストラリア)の企画委員会(委員長=石原均:日立オーストラリア)と金融・投資部会(部会長=梶井孝充:三井住友銀行)は2月6日、Radisson Blu Hotel Sydneyで新春経済講演会・賀詞交歓会を開催する。
 講師は、野村オーストラリアの協力により、野村総合研究所主席研究員のリチャード・クー氏と、三井住友銀行の協力により、日興フィナンシャル・インテリジェンス理事長の山口廣秀氏(元日本銀行副総裁)の両氏を迎え、今後の世界経済や日本経済の見通しについて聴く。申し込みは、シドニー日本商工会議所に問い合わせ申込用紙を取り寄せた後、必要事項を記入して同所へ提出する。

■JCCI新春経済講演会・賀詞交歓会
日時:2月6日(金)5PM~8:40PM
会場:Radisson Blu Hotel Sydney「Marble Room」(Lower Ground, 27 O’Connell St., Sydney)
料金:シドニー日本商工会議所会員$150、非会員$170(いずれもGST込み)
定員:80人(先着順)
申し込みEmail: info@jcci.org.au
Fax: (02)9223-5382
問い合わせTel: (02)9223-7982

■問い合わせ先
シドニー日本商工会議所
Tel: (02)9223-7982
Email: info@jcci.org.au
Web: www.jcci.org.au



写真展「東京庭園 Tokyo Gardens」

伊地知直緒人氏の写真展が開催

写真家・伊地知直緒人氏の写真展「東京庭園 Tokyo Gardens」が1月5日から31日まで、カウラ・ジャパニーズ・ガーデン・アンド・カルチュラル・センターで行われる。東京とマドリードで発表された作品が今回初めてオーストラリアで展示される。
 同写真展は、大名庭園から明治、大正期の富豪の邸宅、国を挙げて建造された神社、そしてモダンな現代庭園まで、江戸時代から現代まで400年の間に東京に作られた庭園をモノクロームを交えた独自の視点で捉えた写真シリーズ。
 今回は写真に加え、京都の老舗店にて製作された写真をプリントした団扇と扇子の作品もあわせて展示される。

■写真展「東京庭園 Tokyo Gardens」
日時:1月5日(月)~31日(土)8:30AM~5PM
会場:Cowra Japanese Garden and Cultural Centre, Ken Nakajima Place, Cowra
Tel: (02)6341-2233
Web: www.cowragarden.com.au



絵本「My Hiroshima」の表紙

絵本作家・森本順子さんの「My Hiroshima」が再出版へ

シドニー在住の絵本作家、森本順子さんが自らの被ばく体験を描いた絵本「My Hiroshima」が2014年12月23日、出版大手のアシェット・オーストラリア社より再出版されることになった。

同作品は、広島に原爆が投下された1945年8月6日、当時13歳だった森本さんの被ばく体験を通じ戦争の悲惨さと平和の尊さを世に訴えた作品で、1987年に初版発行された。すでに絶版となっていたが、オーストラリア赤十字社の協力のもと再発行される運びとなった。

また、森本さんは「My Hiroshima」を通じ、オーストラリア国内の小中高校で平和をテーマとする数々の講演や特別授業を行い、唯一の被爆国として平和を追求する日本への理解を深めた功績が認められ、10月には日本政府より外務大臣賞を受賞している。


「久保田試飲会」盛況─東京マート


朝日酒造株式会社、営業事業部の平澤新太郎さん

2014年11月29日、日系スーパー・マーケット「東京マート」で幻の銘酒と名高い朝日酒造「久保田」の試飲会が開催された。午後1時の開始から2時間と限定された時間ではあったが、多くの人が集まり、その香り高い味わいを楽しんだ。日本から視察に訪れていた朝日酒造株式会社の平澤新太郎さんは「これまで久保田という銘柄を飲んだことのない人にもぜひ新潟ならではの端麗辛口の酒質を楽しんでほしい」と話した。東京マートでは純米大吟醸の萬寿、純米大吟醸山廃仕込みの碧寿、そして純米吟醸の紅寿の3種類を取り扱っている。


当日は多くの人が試飲会に訪れていた


盛り上がりを見せたれん氏のパフォーマンス

被災児童支援のチャリティ・イベント大盛況

東日本大震災で被災した福島の児童を支援するJCSレインボー・ステイ・プロジェクトは昨年11月30日、飲茶チャリティー・イベントを開催した。当日は100人以上の参加者が訪れ、飲茶のコースとともに「和太鼓りんどう」による和太鼓演奏や「桜合唱団」による合唱、書家のれん氏による書のパフォーマンスなどさまざまな催しを楽しんだ。集まった収益金約1,500ドルは、シドニーでの保養プロジェクトに寄付される。


SBSラジオ日本語放送1月のハイライト

SBSラジオ日本語放送は毎週、火曜、木曜、土曜の午後10~11時に番組を放送している。番組は、AMラジオ1107khzにチューンを合わせる方法と、デジタル・テレビのデジタル・ラジオ「SBS Radio1」を選択する方法で聞くことができる。1月はシドニー日本クラブ(JCS)代表に今年の展望をインタビュー予定とのこと。

■SBSラジオ日本語放送
Email: Japanese.program@sbs.com.au
Web: www.sbs.com.au/Japanese
Facebook: www.facebook.com./SBSJapanese



ロイズ・チャッツウッド店

北海道発祥の人気チョコレート・ブランド
「ロイズ」がシドニーに進出

生チョコレートで人気を博す北海道発祥のチョコレート・ブランド「ロイズ(ROYCE’)」の店舗が2014年12月14日、シドニー北部のショッピング・センター「ウエストフィールド・チャッツウッド店」内にオープンした。クリス・ウッド現地法人社長は「日本で20年間暮らしていたため、日本のサービスの質の高さをよく知っている。こちらでも日本と同じクオリティのショッピング体験をロイズを通じて提供していきたい」と話した。今後は各都市を中心に全国へ展開予定とのこと。



ブリスベン・バンディッツの攻撃。惜しくも競り負けたものの、実力の高い日本の社会人野球選抜チームと互角に戦った

日豪の野球チームが親善試合

日本野球連盟(JABA)近畿地区のアマチュア・オールスター選抜選手が2014年12月、オーストラリア野球リーグ(ABL)と親善試合を行った。

JABA選抜チームは7日、シドニー西方ブラックタウンでシドニー・ブルー・ソックス(12月9日時点で3位)とダブル・ヘッダーを行い、第1試合は5対5で引き分け、第2試合は雨のためコールドゲームとなった。同月2日と3日には、ブリスベンで今季首位のブリスベン・バンディッツとブリスベン郊外ハロウェイ・フィールドで試合を開催。2日の第1試合は、社会人選抜の先発・守安玲緒投手が5回を無失点に抑えて好投、後半、バンディッツが追い上げたものの、社会人選抜が5対4でバンディッツを下した。3日の第2試合も、社会人野球選抜が7対5で打撃戦を制した。

1月8~11日にはメルボルン・エーシズ、22~25日にはキャンベラ・キャバリーとの対戦試合が予定されている。

同親善試合は、JABAとABLが、日豪の文化交流を図るとともに、相互のレベル向上を目的としたもの。JABA選抜チームは、近畿地区の社会人野球チーム(日本生命保険、パナソニック、NTT、大阪ガス、日本新薬株式会社、三菱重工業、新日鉄住金、ニチダイ)の選手で構成されている。


サムライ・ブルーVSオークランド・シティ親善試合が開催

AFCアジア・カップを目前に控えたサッカー日本代表は1月4日、キャンプ地であるハンター・バレーのセスノックで親善試合を行う。同試合の収益金は若者のメンタル・ヘルス向上のための基金に使われる。チケットは下記ウェブ・サイトにて購入できる。

■Cessnock City Charity Match – Samurai Blue v Auckland City
場所:Cessnock Sports Grounds, Cessnock
日時:1月4日(日)6PM
料金:一般$10、特別観覧席$20
Web: www.ticketmaster.com.au/section?tm_link=tm_ticketmaster_logo_supernav



元捕虜の父親に代わって発言する子息(左端)と高齢の元戦時捕虜たち

オーストラリアから4人の元戦時捕虜
外務省の招きで日本市民と交流

日本の外務省は2000年から毎年、戦時中に日本軍の捕虜となった将兵を日本に招き、日本の人々と交流と対話をはかっている。今年はアメリカから7人。オーストラリアから4人のPOW(戦時捕虜)が来日した。アジアや日本の捕虜収容所でいかにひどい扱いを受けたかを語った。最高齢は98歳。みんな90歳以上なので息子や娘が介助役として付き添ってきた。多くは、庶民階級の兵士で、日本の国会議員と会ったり、収容所跡地を訪ねて、日本再訪の8日間を過ごした。

この元捕虜・家族と交流する会は、捕虜問題に関心がある個人やグループが2009年に、オーストラリア兵捕虜やイギリス兵捕虜と子息を日本に招いたのがきっかけとなり、日本政府に働きかけて、翌年から、POW研究会が交流会を取り持つことになった。交流会の代表、笹本妙子さん(POW研究会事務局長)らが司会、進行役となった。

オーストラリアから、ビクトリア州ワンティナ在住のルイス・L・C・ヒルさん(91)、西オーストラリア州マウント・プレザントのミルトン・スノー・フェアクローさん(93)、同リチャード・リッジウェルさん(96)、NSW州ベルローズ在住、ラッセル・ユーウィンさん(97)が招かれた。

フェアクローさん、リッジウェルさんの2人は、映画「戦場にかける橋」の舞台となったタイとビルマ(ミャンマー)を結ぶ秦緬鉄道の工事で3年半働かされた。「監視役に殴られ、マラリアなどの病気になり、栄養失調で死んだ戦友も少なくなかった」と述べた。

ヒルさんは、シンガポールで捕虜となり、地獄船といわれた日本船の船底に押し込められて輸送され、新潟県直江津などへ。工場や港で作業、さぼると雪のなか裸で何時間も立たされた、という。

ユーウィンさんは、シンガポールのチャンギ、ボルネオのサンダカンで強制労働。飢えや病気、殺害によって多くの戦友が死んだ、という。

虐待した日本兵や看守は、戦後、オーストラリア軍によるB、C級戦犯裁判で、日本軍人は絞首刑や銃殺刑、終身刑に処された。1970年代になって、代々の日本首相が、反省とお詫びの意を表して、POW招待事業を始めた。日本政府は59億円の賠償金を支払ったが、捕虜個々人には、わずかな額で、もらった記憶がないという人もいるという。

元捕虜たちは、招かれても、ひどい目にあわされた日本には行きたくない、という人もいたが、今回の招待で和解の気持ちを表す向きが増え、来日時の世話役や、POW研究会への感謝の言葉を寄せている。

米国の元捕虜は「私はもう捕虜ではない、アメリカ人だよ」と笑いを誘う茶目っ気があったが、オーストラリアの4人は、付き添いの60歳代の息子が父の発言文を代読するシーンもあり、老いの影が濃く感じられた。(文・写真=横浜・青木公)


在シドニー日本国総領事館からのお知らせ

ブッシュ・ファイア(山火事)シーズンに際しての注意喚起

これから本格的な夏のシーズンを迎えます。今後高温、乾燥、強風といった悪条件が重なった日には,ブッシュ・ファイアの発生に注意が必要となります。お出かけの際は、事前に以下のサイトでブッシュ・ファイアの最新の情報を確認しておくことをお勧めします。

◇ブッシュ・ファイアの活動状況、火気制限などの情報
NSW RURAL FIRE SERVICE: www.rfs.nsw.gov.au
Northern Territory Fire and Rescue Service: www.pfes.nt.gov.au/Fire-and-Rescue.aspx

◇火事に関する日本語の安全対策資料
Fire & Rescue NSW: www.fire.nsw.gov.au/page.php?id=263

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