2014年4月 ニュース/QLD


躍進するブラジル勢の中でも台風の目となっているガブリエル・
メディーナ(Photos: Yasu Kakurai)

ブラジルのメディーナが優勝

プロ・サーフィン・ツアー第1戦「クイックシルバー・プロ」

世界プロ・サーフィン連盟(ASP)男子ツアーの今季第1戦「クイックシルバー・プロ・ゴールドコースト」は3月11日、ゴールドコーストの南端クーランガッタにある「スナッパー・ロックス」で決勝ヒートを行い、ブラジルの新星ガブリエル・メディーナ(20)が地元QLD州のベテラン、ジョール・パーキンソン(32)を僅差で破った。

時折オーバーヘッド(人の背丈より高い)の波が押し寄せる中、地の利に勝るパーキンソンが1本目で岩場の奥からの深いチューブ・ライド(波の空洞を抜ける最も難易度の高い技)を決め、9ポイント(満点10ポイント=勝敗はベスト2本の合計点で決定)をたたき出すなど、緒戦は優位に駒を進めた。

対するメディーナは後半にパーキンソンを猛追した。沖から岸までの長い波をとらえて8.5ポイントの高得点を獲得した後、試合終了直前の1本で7.83ポイントを加算。合計16.33ポイントとパーキンソンの16.27ポイントをわずか0.06ポイント上回り、劇的な逆転勝利を手にした。

ブラジル勢がクイックシルバー・プロに勝利したのは初めて。グーフィー・フッター(左足を利き足とするサーファー)が同大会を制したのは史上2人目となった。一般的にスナッパー・ロックスはライトハンダー(海に向かって右から左へ崩れる波)のため、ナチュラル・フッター(右足を利き足とするサーファー)が有利と言われている。


約2年ぶりにツアー勝利を勝ち取ったステファニー・ギルモア

一方、これに先立って同日行われたASP女子ツアー第1戦「ロキシー・プロ」決勝は、スナッパー・ロックスをホーム・グラウンドとする地元のステファニー・ギルモア(26)が勝利した。ギルモアは5回の年間世界チャンピオンに輝く強豪だが、2012年のフランス大会以来2年近く優勝から遠ざかっていた。

なお、クイックシルバー・プロは世界ツアー(年間11大会)序盤にオーストラリアで開かれる3大会の1つ。この後、男女ともに4月2〜13日にWA州マーガレット・リバーで第2戦、4月16〜27日にVIC州ベルズ・ビーチで第3戦をそれぞれ行う。


資源プロジェクトの縮小で
最大8,000人の雇用に影響

対中輸出主導の資源好況がピークを過ぎたことで、QLD州の資源・建設業界にも今後大きな影響が出そうだ。資源業界団体の「クイーンズランド建設請負業協会」(QMCA)と「建設スキル・クイーンズランド」(CSQ)はこのほど、資源業界の見通しを示した「2014年QLD州資源プロジェクト・リポート」を発表した。それによると、同州の資源開発事業の規模は2016年までに現状と比較して50%近く縮小し、資源関連の建設業全体で16年までに最大8,000人の職に影響が出るという。州中部グラッドストーン沖のカーティス島液化天然ガス(LNG)プロジェクトの終了や、州内各地でLNG・石炭などの開発事業の中止や延期が相次いでいることが背景にあるとしている。


ハエを食べて飢えしのぐ
アウトバックで遭難のドイツ人旅行者

QLD州西部ウィンドラ付近を徒歩で旅行中に遭難したドイツ人旅行者、ダニエル・ダドジズさん(26)が3月6日午後、付近を自動車で通りかかった人に無事救出された。増水した河川に挟まれた灌木地帯で身動きが取れなくなっていたが、ハエを食べて飢えをしのいでいた。7日付の公共放送ABC(電子版)が伝えた。
 ダドジズさんはこれまで数カ月間、NSW州からQLD州にかけての荒野を冒険旅行していて、定期的に各地の警察に居所を知らせていた。ところが、2月17日にウィンドラから約90キロ北東のジャンダに向かって出発して以来、行方が分からなくなっていた。警察がヘリコプターなどで捜索したが見つからず、安否が気づかわれていた。
 警察によると、ダドジズさんは救出時に腹を空かせていたものの体調は良好で、医師による診察も拒否した。オーストラリアのアウトバック(荒野)はハエがいくらでもいるので、タンパク源には不足しなかったと述べているという。今後は荒野ではなく主要な道路に沿って歩くという条件で警察と合意し、ダドジズさんは北部準州に向けて旅を続ける。

 

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