ヒギンボッサム選手の活躍に期待

気さくなスコット・ヒギンボッサム選手
気さくなスコット・ヒギンボッサム選手

Go! ワラビーズ in Japan

Vol.41
ヒギンボッサム選手の活躍に期待

日本ラグビー界では現在、オーストラリア、ニュージーランドなど世界の強豪チームでの代表経験を持つ選手が多数プレーしており、日本のレベルアップにひと役買っている。そこで、かつて豪州で活躍し、現在は日本に舞台を移した元ワラビーズの選手たちについて日本からリポートする。
文=山田美千子/写真=山田武

ラグビー・ワールド・カップ(RWC)も終わり、日本国内ではトップ・リーグの戦いが再開した。RWCでの日本代表の活躍により、新たな観客がスタジアムに足を運ぶなど、ラグビーを取り巻く環境に変化も起きている。そうした中、海外の有名選手の来日も相次いでいる。

今回はNECグリーンロケッツに今シーズン加入した、ワラビーズ・キャップ31を持つスコット・ヒギンボッサム選手に話を聞いた。

練習終了後に現れたヒギンボッサム選手は、背も高く体幹のしっかりしたアスリートらしい体つき。そして爽やかな笑顔。とても魅力的だ。

まずはラグビーを始めたきっかけを尋ねてみた。「父がブリスベンのクラブでプレーしており、勧められて始めました。真剣になったのは高校生になってから。最初はウィング(WTB)でした」。

フォワード(FW)の力強いプレーのイメージが強いので少し意外な気がしたが、ランのスキルも高い選手であることを考えれば合点がいく。

スーパー・ラグビーのレッズ、レベルズそしてワラビーズと世界トップ・レベルのゲームを経験してきた中で、レッズでの優勝、そしてレベルズで初めてキャプテンとしてプレーした時のことが印象に残っているという。優勝はもちろん、世界の名だたる選手が集まるスーパー・ラグビーのチームでキャプテンとしてチームをまとめるというのもかなり大変なことだろう。

そのヒギンボッサム選手が日本でのプレーを決めたのは、レッズからレベルズに移籍した時と同じく、自分の選手としての能力を最大に生かせるところだと思ったからだという。「ホリデーと同じくらい変化は楽しいこと。言葉も文化も違うので大きなチャレンジではある。ハードではあるけれど素晴らしい経験ができると思う」。

変化は楽しいこと……このポジティブな言葉にハッとさせられた。忘れていた大切なことを思い出させてもらったような気がした。

既にリーグ戦2試合に出場した印象は、思っていた通りでいい手応えを感じているという。チームとの相性も良さそうだ。チームメイトに、日本での経験も長い同じオーストラリア出身のノートンナイト選手もいるのが心強いのではないだろうか。活躍を期待したい。

最後にワラビーズとはどんな意味を持つかと尋ねてみると、「国を代表するというとても光栄なこと。この職業(プロ・ラグビー・プレーヤー)の中で最高の位置で、一度ワラビーズに入るとずっとワラビーズと言われるので、光栄であり誇りに思う」と言う答えが返ってきた。ワラビーズの一員としての誇りを胸に、ここ日本でどんな活躍を見せてくれるのか、とても楽しみだ。

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