Vol.34 パナソニック対サントリー

Go! ワラビーズ in Japan

Go! ワラビーズ in Japan

Vol.34 
パナソニック対サントリー


 日本ラグビー界では現在、オーストラリア、ニュージーランドなど世界の強豪チームでの代表経験を持つ選手が多数プレーしており、日本のレベルアップにひと役買っている。そこで、かつて豪州で活躍し、現在は日本に舞台を移した元ワラビーズの選手たちについて日本からリポートする。
文=山田美千子/写真=山田武

最近の大きな話題だったことといえば、先日の「冬季オリンピック」と南岸低気圧によって2週間続けてもたらされた「大雪」である。首都圏では45年ぶりの大雪。東京23区にも13年ぶりに大雪警報が発令された。交通も麻痺し、物流も停滞したためコンビニに入ってもパンもお弁当もないという日本らしからぬ光景も見られた。

その大雪の影響はラグビー界にも及び、2月9日に予定されていたトップリーグ・プレー・オフ・トーナメント決勝戦は、雪の残る秩父宮ラグビー場で11日(建国記念日)に2日遅れでの開催となった。それでもパナソニック対サントリーという、予想通りとはいえ、この好カード目当ての観客が1万217人も詰かけた。この試合にはダニエル・ヒーナン選手とベリック・バーンズ選手(パナソニック)、ジョージ・スミス選手(サントリー)という元ワラビーズ選手も出場していた。

まず、先制したのはパナソニック。前半5分にWTB山田章仁選手がトライを挙げると、バーンズ選手がゴールキック(G)を決めて5対0。その後もバーンズ選手がペナルティゴール(PG)を3本決めたが、16対19。サントリーのリードで折り返す。

後半もパナソニックが先制。バーンズ選手のPGなどで29点を挙げ、結果45対22でパナソニックの3季ぶり2回目の優勝(三洋電機時代を含む)が決まった。

また、試合中にはパナソニックのキャプテンであり、この後スーパー・ラグビーのレベルズでプレーする堀江翔太選手がスミス選手に見事なタックルを決めるという日本ラグビーのレベルアップを感じさせる一幕もあった。翌12日のジャパン・トップリーグ2013/14年間表彰式で、リーグ戦MVPにはバーンズ選手が、ベスト・フィフティーンにはSOバーンズ選手、LOヒーナン選手、FLスミス選手、HOでは堀江選手が選ばれた。

一方、2月15日に大阪・花園ラグビー場で行われた、来季のトップ・リーグ昇格をかけた入替戦には、元ワラビーズのリチャード・ブラウン選手とキャメロン・シェパード選手が出場。2人の所属するホンダは前半の大量失点が響き、後半に追い上げるも29対41でNTTドコモに敗れ、来季もトップ・イーストで戦うこととなった。

この後、日本選手権の決勝が終われば、今シーズンも終了。そうなると、ワラビーたちの去就が気になってくる。さて、どうなるのか。オフ・シーズンも目が離せない。

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る