第12回 サブクラス457ビザ制度の改定について

敏腕弁護士ジョン・フラネリーの

オーストラリア・ビザ

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第12回 サブクラス457ビザ制度の改定について

オーストラリア政府がサブクラス457ビザ(長期就労ビザ)に関するビザ申請の内容と条件を大幅に変更する予定について、既にお聞きになっている方もいらっしゃると思います。新しい条例(2013年7月1日付けで効力を発する予定)は、オーストラリア人の雇用保護を目的としたもので、外国人労働者よりもオーストラリア人労働者が優先的に雇われるよう制定するものです。個人的な意見ですが、これは、労働党と深い利害関係にある労働組合が、オーストラリア人労働者に法律によって保護を与えるよう政府にプレッシャーをかけているからではないでしょうか。

またオーストラリア政府は、「そもそもサブクラス457ビザは、オーストラリアの労働市場における技術者不足を補うために導入されたものなので、当然ながら、雇用者側・労働者側ともに制度の濫用にあたるようなことをしていなければ、移民法の一部改正による影響を受けることはない」と主張しています。

確かに、技術者が不足している企業において、純粋にその技術を持った外国人労働者が採用されているのであれば、スポンサーとなっている雇用者も、スポンサーされている労働者も、サブクラス457ビザに関わる制度が変更されたとしても何も心配する必要はありません。これはサブクラス457ビザの保有者に限らず、サブクラス457ビザ申請書提出後の審査期間中の方に対しても同じです。ですが、13年7月1日以降にサブクラス457ビザを新規で申請する場合、または現在保有のサブクラス457ビザの有効期間満了に伴う同457ビザの更新申請を行う場合、さらに何らかの理由でスポンサー会社を変更することになった場合はこのビザの申請条件が厳しくなるため、十分な事前準備が必要となるでしょう。

上記法改正で大きく変更される内容については、引き続き来月号で簡単に紹介する予定ですが、詳細情報はオーストラリア移民局のホームページ(http://www.immi.gov.au/skilled/whats-new-esw.htm)でも確認できます。


ニュース/コミュニティー

プロフィル

ジョン・フラネリー
MBA Lawyers
コンサルタント、およびフラネリー弁護士事務所代表
(Jonathan Flannery)
President of Citizen’s Advice Bureau and Gold Coast Legal Service Inc
1983年弁護士認定(QLD&NSW)、移民・雇用両方の専門知識を要するビジネス・スポンサー・ビザを中心に移民アドバイスを提供している。twitterで最新ビザ情報を発信中。「aussievisalaw1」で検索!

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