豪州ビザ最新情報/ブリッジング・ビザ(ブリッジング・ビザAとB)


ブリッジング・ビザ

―種類と一般的な条件など―

オーストラリア国内で何かしらのビザを申請すると、「ブリッジング・ビザ」というビザが発給されます。ブリッジング・ビザといってもAからEまで5種類が存在し、一番なじみのあるものはAとBではないでしょうか。

ブリッジング・ビザA(subclass 010)

「ブリッジング・ビザA」は、オーストラリア滞在中に何かしら新たにビザを申請した場合において発給されるビザです。一般的に新たなビザ申請をすると、一両日中にブリッジング・ビザAの認可通知が移民局から送付されます。

このビザは新たに申請したビザの審査が行われる間、オーストラリアでの滞在を認めるビザです。しかし、認可通知が送られてきてもすぐにブリッジング・ビザに切り替わるわけではありません。というのも、ブリッジング・ビザは、それまで保持していた別のビザの有効期限が切れるのと同時に、自動的に有効化されるビザだからです。

例えば、有効期限が2017年4月1日までのワーキング・ホリデー・ビザ保持者が17年3月1日に「457就労ビザ」を申請する場合、4月1日まではワーキング・ホリデー・ビザを保持しているということになります。従って、新しいビザを申請直後にブリッジング・ビザ認可通知が届いたとしても、それまでのビザをキャンセルしないで、有効期限までそのビザの条件に従った滞在をしなければならないということになります。

また、一部を除きブリッジング・ビザの付帯条件は、それまで保持していたビザの条件を引き継ぐ形となります。上記の例でいうと、ワーキング・ホリデー・ビザから457就労ビザを申請する場合、ワーキング・ホリデー・ビザの条件の1つでもある「1雇用主の下で最大6カ月までの就労可能」という条件がブリッジング・ビザでも付帯してくるということになります(6カ月以上の就労を認めてもらうための別途申請も可能)。

ブリッジング・ビザB(subclass 020)

ブリッジング・ビザAが有効の間、例えば急な事情で一時帰国する必要がある場合、Aのままでオーストラリアを出国すると再入国ができません。ここで必要となるのがBのタイプです。

新たに申請するビザによっては、審査にかかる期間が数カ月から1年近くにわたるものもあります。諸事情によりオーストラリアを一時的に出国しなければいけない場合は、出国前に必ずブリッジング・ビザBに切り替えて、Bの有効期限内に出入国をするようご注意ください。

なお、上記は一般的なご案内であるため、どのようなビザを申請するにせよ専門家に適切なアドバイスを仰ぐようにしてください。



清水英樹(Hideki Shimizu)
◎QLD州弁護士、ビザ・移民法政府公認アドバイザー(MARN9900985)。「清水国際法律事務所」筆頭弁護士所長のほか、移民ビザ専門コンサルティング会社「GOオーストラリア・ビザ・コンサルタント」、各種不動産売買手続き専門法律事務所「Conveyancing Home QLD」を経営する。

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