第13回 母も私の家族としてビザ申請に含めることができますか?

ビザあれこれ

第13回 母も私の家族としてビザ申請に含めることができますか?

オーストラリアで暮らす私たちにとって切っても切り離せないのがビザの問題。そんなビザをめぐるさまざまな疑問について専門家が分かりやすく解説する。

Q: オーストラリアに技術移住をしようと考えています。技術、資格、実務経験、英語力におけるすべての条件を満たす自信はありますが、1つ気がかりなのは老齢の母です。父が数年前に他界して以来、母は私と妻と同居しており、金銭的なことから生活の身の回りのことなど私たち夫婦が世話をしています。ビザ申請には家族を含むことができるのは知っていますが、母も私の家族としてビザ申請に含めることができるのでしょうか。老齢の母を1人残して移住をすることはできないので、悩んでいます。(36歳男性=会計士)

A: 可能性はあると思います。ビザ申請には、基本的に主申請者であるあなたの配偶者、あるいは(同性あるいは異性の)デファクト・パートナーと扶養子を含めることができます。さらに、あなたが普段から衣食住を提供するなど、少なくとも1年以上にわたって完全扶養をしている、配偶者やデファクト・パートナーのいない母親も、主申請者であるあなたの家族の一員として、ビザ申請に含めることができます。

このようにビザ申請には、主申請者が完全扶養している近親者を含めることができます。父、母、祖父、祖母、兄弟姉妹、叔父(伯父)、叔母(伯母)、甥、姪などが近親者の定義に含まれます。近親者との扶養関係を証明するのは容易なことではありませんが、現在検討中の方は大切な家族ですから、専門家に可能性の有無を査定してもらうことをお薦めします。

また、ビザ申請時に18歳以上の配偶者、扶養子、そのほかの家族の一員を技術移住ビザの申請に含める場合、オーストラリアで生活できるだけの基礎的な英語力の証明も必要です。英語力の証明ができない場合は、ビザ申請の審査終了前に連邦移住省に1人当たり3,510ドル(2009年7月1日現在)を納めなければなりません。ビザ申請にかかるすべての費用を前もって確認してから、申請作業に取り掛かることをお薦めします。


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飯田求(いいだ・もとむ)
Iida & Company Pty Limited

メルボルンで高校・大学卒業後、2002年10月から移住手続き認定代行業者として勤務。多種多様な就労・技術・家族・一時居住ビザや技術査定の申請代行実績を持つ。また、ほかの移住手続き認定代行業者にも専門的なアドバイスを提供している。
MARN 0213050 (移住手続き認定代行業者登録番号0213050)

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