夢のマイホーム/オフセット口座

オーストラリアで夢のマイホーム計画

第140回 オフセット口座

昨年終盤から続いた山火事に続き、年明けから大きなニュースになっている新型コロナ・ウイルス(COVID-19)の影響で、多くの専門家がオーストラリアの3月の政策金利は下がり、最低金利を更新するのではないかと予想しています。毎月第1週の火曜日に発表される政策金利。今月3日(火)に政策金利はその予測通り下がるのでしょうか。

昨年度は落ち着きを見せていた不動産市場ですが、銀行の査定金利が下がったことによって、不動産市場がまた活気付いています。

昨年は50パーセントまで落ち込んでいたシドニーでのオークションのクリアランス・レート(落札率)が、先月2月16日は84.4パーセントを記録しました。低金利も重なって、シドニー、メルボルンといった主要都市の物件価格は更に上昇を続けており、マイホームを所有する多くの方が大きな住宅ローンを抱えざるを得ない状況です。

投資用の住宅ローンでなければ、税金控除もないため、多額の住宅ローンを少しでも早く返済したいというのがほとんどの方の思うところでしょう。今回の記事では早期返済を目指すための「オフセット口座」についてご紹介します。

住宅ローンを申請された方が必ず耳にされる「オフセット口座」とは、ローン口座とリンクされた普通口座のことを言います。簡単に言うと、このオフセット口座にまとまった貯金が入っていると、ローン返済期間が短縮されるという、とても便利な口座です。

例えば、ローン額が50万ドルで、オフセット口座に5万ドルあるとします。利子は実際のローン額を利用せず、オフセット口座の5万ドルを差し引いた45万ドルから計算されます。30年ローンであれば、約4年早く返済が終了し、約2倍である10万ドル強の利子の節約ができます(金利により異なる)。

まとまった金額でなくとも、給与や家賃収入などもこのオフセット口座に定期的に入金されるようにすれば、自動的にローン額からオフセット(相殺/差引勘定)された金額で利子の計算がされるため、早期返済が可能となるのです。まさしく「塵も積もれば」効果です。

しばらくは続くだろうこの低金利の間に、できるだけ多く返済できるようにしたいものですね。


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