州議会ベレジクリアン州首相不信任案否決

労働党と射撃遊漁農民党の2件の動議

 NSW州では、ダリル・マガイア元州議会議員の腐敗汚職行為に対する腐敗摘発独立調査委員会(ICAC)の審理が続いており、10月14日にはマガイア氏自身が証言席に座り、議員役職を利用して金銭的利益を得ていたことを証言した。

 一方、ICACの証言席でマガイア氏と緊密な個人的関係があったことを明らかにしたグラディス・ベレジクリアン州首相に対する2件の不信任案動議が労働党と射撃遊漁農民党双方から州議会に提出されたが、保守連合議員多数派の議会では下院で38対47、上院では20対21で否決された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 しかし、ベレジクリアン州首相が、マガイア(当時議員)の腐敗行為を知っていたかどうかについては今後も厳しい検証が続けられることになる。

 14日のコロナウイルス記者会見では、取材陣の質問もマガイア腐敗汚職とベレジクリアン州首相の関係が飛び出し、州首相はいらだった様子でかなり攻撃的な発言になったと伝えられている。

 特に、2人の関係は5年続いており、2018年にマガイア議員(当時)の腐敗行為が暴露されて辞職に追い込まれた後も続き、1か月前にICACがマガイア議員腐敗汚職調査を始めることが明らかになって初めてベレジクリアン州首相はマガイア氏との個人的関係を破棄したと自ら証言していることが検証されることになる。

 ベレジクリアン州首相は、個人的関係の期間、マガイア議員の腐敗行為をまったく気づかなかったと主張している。

 議会ではジョディ・マッケイ労働党党首とベレジクリアン州首相との間で激しいやりとりがあり、マッケイ党首が、「マガイアを弁護するつもりか?」と詰問したのに対して、ベレジクリアン州首相が、「野党党首もかつて労働党政権の腐敗大臣、エディー・オベイドやイアン・マクドナルドと同席していたではないか」と反論した。これに対して、マッケイ党首は、「あなたと違って、私は彼らの腐敗をつかんだ時にICACに報告した」と発言している。
■ソース
NSW Premier Gladys Berejiklian fires back, survives no-confidence motions as Daryl Maguire appears at ICAC

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