200万ドル相当の伊勢エビが中国の空港で足止め

オーストラリアからの輸入商品を中国当局が規制

 オーストラリアと中国の外交関係の悪化の副産物として、大麦、牛肉、棉花などオーストラリアから大量に中国に輸出されていた商品が当局から様々な理由をつけられて輸入禁止措置を受ける事態になっているが、11月1日には、オーストラリアから輸出され中国の空港に到着した活伊勢エビ200万ドル相当が空港のターマックに足止めされたままになっていると報道されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 もともと2020年初めのようにオーストラリア国内の伊勢エビ生産量の95%が中国に輸出されるというような市場形態があり、一つの市場に依存過ぎる危険が豪中関係悪化で言われるようになってきた。

 これまでに伝えられているところでは、空港で税関検査官が検査することになっているが、空港のターマックに足止めされた活伊勢エビは48時間以内に納入しないとほとんどが死滅してしまうとされており、オーストラリアの生産者は豪中関係の成り行きに戦々恐々としている。

 デビッド・リトルプラウド農業相は、「中国側は、痕跡量の金属汚染の懸念があり、オーストラリア産伊勢エビの50%から100%を検査していると伝えてきている」と述べ、さらに、「すべての輸入業者は政府から同等の基準を適用され、検査も差別してはならない。中国側がオーストラリアからの輸入を差別扱いするようなら国際貿易規則違反ということになる。これまでのところ、中国側にWTOまたはCHAFTA違反の疑いがある。中国当局は、そのような差別を排除しなければならない」と語っている。

 さらに、「このような差別行為がエスカレートするようならオーストラリアはWTOに提訴することも検討する。オーストラリアは貿易に関して公正な態度であたってきており、WTOの規則に従っている。他の国も同じように公正な態度で貿易活動を行うよう期待している」と述べている。

 オーストラリア国内の生産者は、「中国国内で検査手順が変更になったために検査に遅れが出ているとの情報があり、オーストラリア側はほとんどが中国への輸出を停止して、新しい検査手順が明らかになるのを待っている」と述べており、さらに、「オーストラリアの伊勢エビ産業は世界的にも定評があり、品質、信頼性、持続性のいずれにおいても新しい検査手順に合格する自信がある」と語っている。

 中国への輸出が止まれば、現在の伊勢エビ産業は壊滅的な打撃を受けることになり、一刻も早くこの問題が解決することを望んでいる、と語っている。
■ソース
Tonnes of Australian lobsters stuck in Chinese airports amid trade tensions

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