スコット・モリソン豪首相、日本を訪問

菅首相と日豪防衛協力強化や貿易問題など協議

 11月17日、スコット・モリソン豪首相が東京に到着、菅義偉日本国首相と日豪防衛協力や貿易問題などを話し合う予定。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 日本に到着したモリソン豪首相は、菅首相と初会合を開き、懸案となっていた「円滑化協定、Reciprocal Access Agreement (RAA)」について基本的合意が成立したと発表している。この協定は豪軍・自衛隊が相手国訪問中の法的地位を定めるもので、6年をかけて交渉が続けられていたが、日本の死刑制度が障害になっていた。

 日本は60年前にアメリカ合衆国と「駐留米軍地位に関する協定」以来、日本国内の外国軍の存在を規定する協定を結んでいない。そのこともあって、モリソン豪首相は、「日豪友好関係の歴史上画期的なできごとだ。RAAの重要性を過小評価することは許されない。この地域の戦略状況がますます不明確になり、ますます厳しくなる国際安全保障環境に対応する日豪間の重要な土台となるだろう」と語っている。

 モリソン豪首相は、今回の日本訪問を、貿易、防衛、安全保障を協議する特別な国際関係としており、特に防衛協力では、南シナ海や東シナ海で中国との対立が高まっている状況に対して両国の緊密な協力関係が可能になるものとしている。

 この協定への動きは日本が従来の日米安全保障条約の枠を越えて複数の国との防衛協力関係を築くことに意欲を高めていることを示しており、また、日本を取り巻く地域においてさらに強力な役割を果たす用意があることを示している。

 この数年、日本とオーストラリアは防衛協力関係強化のテンポを速めてきており、11月初めにはアメリカ、インド、日本の3か国のマラバー軍事海上演習にオーストラリアが久しぶりに参加している。

 これまでオーストラリア政府は、RAAにおいて、日本を訪問中の豪軍人が凶悪犯罪を犯した場合に死刑求刑を受ける可能性を問題視していた。一方、日本側も譲歩しなかったため、交渉が難航していた。

 今回、双方が、「ケース・バイ・ケース」で問題を解決するメカニズムで合意があったとされているが、どのようなメカニズムなのかは具体的に明らかにされておらず、豪軍人が公務で日本を訪問中に凶悪犯罪を犯した場合に死刑求刑を受ける可能性があるのかどうかについても明らかにされていない。

 モリソン豪首相は、来年に予定されている協定の正式調印のため、菅日本国首相をオーストラリアに招待した。
■ソース
Australia and Japan agree ‘in principle’ to historic defence pact

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