VIC州保健当局、3月4月をコロナウイルス危険期間

秋季の気象変化で人が屋内に集まることが増える時期

 コロナウイルス第二波を終熄させたVIC州の保健当局は、2021年3月4月には秋も深まり、気温が下がるにつれて人々が屋内に閉じこもって集まることが予想されるため、再び大流行の危険が高まるとして、医療従事者に警戒を呼びかけている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 VIC州保健当局は秋季のコロナウイルス大発生に備えるとともに、現在真冬に向かっている北半球のコロナウイルス発生状況を監視し、新しい情報の獲得に努めている。

 豪医師会(AMA)も、「前もって十分に用意しておくことで将来のコロナウイルス発生に十分な対応が可能になる」とVIC秀穂県当局に賛意を示している。

 この予報は、北半球でのコロナウイルス発生状況のモデル化と冬季に向かう際の様々な呼吸器系疾患の発生パターンから割り出したものとしている。

 ただし、州保健省ではこれからの数か月のコロナウイルス発生予想を複数のシナリオで検討しており、3月4月の大発生の危険はその一つとして挙げられている。

 連邦政府は2021年3月をコロナウイルス・ワクチンの国内接種開始時期に予定しているが、ディーキン大学免疫学科長のキャサリン・ベネット教授は、「3月が秋の始まりで、北半球でのコロナウイルス発生状況を参考にすると、その時期に市中感染が起きると、気温が下がる時期には屋内で過ごす時間が長くなり、患者の発生も急上昇することになりかねない」と語っている。

 さらに、ジェームズ・クック大学のエマ・マックブライド疫学教授は、「これから海外帰国者がオーストラリアにウイルスを持ち帰るリスクが高まっていき、ホテル隔離に違反する者がいれば気温低下とともに一気に広がることが考えられる。海外帰国者中のコロナウイルス患者率が問題になることは明らかで、11月にアデレードで起きたホテル隔離違反からクラスターが発生したようなことが来年の秋に起きないとは限らない。しかも、低温状態でウイルスは物体の表面で長く生き延びることから、人々が屋内で過ごす時間が長くなるほど感染の危険も高くなる。寒さと屋内で過ごす時間が増えるということは切り離せず、その双方がカゼやインフルエンザの発生率を高めており、コロナウイルスでも同じことが考えられる」としている。

 これまでにもブレット・サットンVIC州主席医務官が、「屋内でのコロナウイルス感染リスクは屋外に比べて20倍の高さになる」と語っている。
■ソース
Victorian health authorities eye autumn as potential COVID danger period

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