NSW州警察・RSPCA、違法闘鶏賭博場急襲

35人を逮捕、多数の鶏を保護、一部は薬殺

 12月14日付ABC放送(電子版)は、13日午前11時にNSW州警察と動物虐待防止協会(RSPCA)がシドニー都市圏南西部の地所で開かれていた闘鶏賭博場を急襲し、元締めと賭博客ら35人を逮捕したと伝えている。

 現場はキャンベルタウンの東北のキャサリン・フィールド地区、キャムデン・バレー・ウェイに面した場所で、数棟の納屋に71羽の闘鶏が飼われていた。

 州警察の「組織犯罪対策班」が違法な闘鶏の現場を急襲し、闘鶏組織を壊滅させた他、多数の鶏を保護、一部は負傷がひどいため、獣医に送られたが、中には負傷がひどいため、薬殺する他ない鶏もあると伝えられている。

 その他、闘鶏の蹴爪に添えて取り付ける鋭い鉄製スパイクや拍車その他闘鶏に用いられる器具類多数を押収した。

 組織犯罪対策班指揮官のマーチン・ファイルマン警視は、「組織的な動物虐待は過去20年間見たことがないほどの規模だ。生き物に互いに殺し合いをさせて楽しみ、さらに金を賭けるに至ってはまったく恥知らずという他ない。この種の闘鶏は、鶏の蹴爪に小さな鋭い刃物を取り付けて互いに闘わせ、どちらかが死ぬか、重傷を負うか、もう闘う力がなくなるまで争わせるというおぞましい行為だ」と語っている。

 闘鶏現場にいて、現行犯で逮捕された35人はいずれも動物虐待行為で起訴されることになる。

 NSW州RSPCAのスティーブ・コールマンCEOは、「1羽は薬殺したが、鶏はいずれも攻撃的になるように育てられてきており、普通に養鶏場で飼い治すことはむずかしい。残念なことだが、この70羽のほとんどが薬殺するしかないというのが現実だ。一部、それほど攻撃的でない鶏だけはどこかで飼うことができるかも知れない」と語っている。

 この急襲には、銃武装した数十人の警察官、警察犬班、警察ヘリコプターも参加した。
■ソース
Police smash alleged cockfighting ring in Sydney after raid on Catherine Field property

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