「ジャービス・ベイは連邦特別地域領」

追い返される海水浴のNSW州民

 NSW州南部海岸地域にあるジャービス・ベイは海水浴客に人気のビーチがいくつかあり、夏季の年末年始休暇シーズンになるとNSW州から大勢の人が車で押し寄せ、毎年海岸に行く道は渋滞にもなる。しかし、この夏はコロナウイルス規制で州や準州の境界閉鎖が続いており、ジャービス・ベイも例外ではない。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えている。

 ジャービス・ベイを取り囲む陸地の一部地区はジャービス・ベイ・テリトリー(JBT)と呼ばれ、内陸の連邦政府唯一の海港として1915年にNSW州がオーストラリア連邦特別地域(ACT)に移譲した土地で、ACTの法制が適用される。ただし、JBT地域には海軍基地といくつかのアボリジニ・コミュニティがあるだけなので一般市民にはほとんど関わりがない。

 この夏、NSW州側からJBTに入る道はすべて検問が設置され、ACTと同じコロナウイルス規制が実施されているため、ACT自治政府が「ホットスポット」宣言した大シドニー、中部海岸、ウロンゴン各地域の住民やこの3地域を経由してきた者は特別許可がない限り、この検問所で追い返されている。

 また、JBT住民で、このホットスポット3地域に入った者はJBTに帰還後ただちに14日間の自己隔離が義務づけられており、違反者には最高$8,000の罰金も科せられる。

 連邦政府のインフラストラクチャ・運輸・地域開発・コミュニケーション担当省が声明を発表し、「レック・ベイ・アボリジニ・コミュニティおよびテリトリー全体の住民の健康と安全が最優先する。また、コロナウイルス・パンデミックの期間、住民を守り、訪問者へのリスクを最小限に抑えるため、公衆衛生緊急令が発令されている」と述べている。

 ACT自治政府の広報担当官は、「JBTは正確にはACT領ではなく、行政サービスはACTが担当しているが、公衆衛生緊急令は連邦政府が行うもので、ACTはこれを変更することはできない」と発表している。

 JBTの住人はジャービス・ベイ・ビレッジの海軍基地関係者、レック・ベイ、イルカ、マレーズ両ビーチの先住民族コミュニティ住民など合わせて400人ほどで、コロナウイルス感染で重態になりやすい条件の先住民族住民はおおむねNSW州住民の立ち入り規制を支持している。
■ソース
NSW residents face border restrictions at popular Jervis Bay beaches

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