NSW、シドニーからの流出人口で郡部不動産高騰

地元民の手の届かない価格水準が社会問題に

 コロナウルス・エピデミックでシドニーから郡部に流出する国内移民が増えており、人気のある郡部では住宅価格が上昇し、地元民の手の届かない水準になっている。そのため社会問題も起きている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 もともとNSW州郡部は常に住宅不動産は不足気味なところにきてシドニー地域からの流入人口を受け入れるだけの余裕はないとされている。

 調査したCoreLogicの数字によれば、2020年にはNSW州内郡部の不動産価格は10%近く上昇しており、これはシドニー地区の不動産価格上昇率の5倍にものぼる。

 また、住宅とアパートの販売契約をすべて合わせた数字で、NSW州南部高原地帯のバラドゥーが不動産のメディアン価格で$1,725,965と最高を記録しており、他の地域でも18地区が不動産のメディアン価格で100万ドル突破を記録している。

 CoreLogicのイライザ・オウェン調査部長によると、この不動産値上がり傾向は都市人口が郡部に流出している一方で郡部から離れる人口は非常に少ないと言うことが原因しており、「流入流出がこれほど規模的に開いたことは過去20年近くなかったこと。NSW州の郡部は住宅ローン利率が記録的な低率になっていることとコロナウイルス患者発生率が比較的低いということもあり、2021年も人口流入が続くと予想している」と語っている。

 Real Estate Institute of NSWのティム・マッキビンCEOは、「シドニー都市圏からの人口流入が続くのは南部高原地帯、イラワラ、中部海岸などのシドニー近郊地域ばかりではない。オルバリー、ワガワガ、ダボなどはもとより北部海岸地域のコフス・ハーバーやバイロン・ベイなどにもシドニー都市圏からの人口流入が続いており、2020年には不動産のメディアン価格が37%上昇している。人口流入は続いており、私もその一人だ」と語っている。

 マッキビン氏は、不動産売買価格ばかりでなく、都市住民が郡部での生活を試すために賃貸物件を借りることも増えており、賃貸物件も品薄になっていると語っており、「唯一の解決策は供給量を増やすしかない。これは難問で、短期の解決策は考えられない。新規開発物件が不動産市場に加わるまでにはかなりの時間がかかるものであり、短期的には市場の圧力が今のまま続くことになるとしか考えられない」と語っている。
■ソース
Sydney exodus drives regional property prices up and locals out of the market

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